ZENSHIN 2013/07/15(No2592 p06)

ホームページへ週刊『前進』月刊『コミューン』季刊『共産主義者』週刊『三里塚』出版物案内販売書店案内連絡先English

週刊『前進』(2592号1面1)(2013/07/15 )

 全国の力で山本太郎さんを国会へ

 福島連帯・外注化阻止・被曝労働拒否!

 動労水戸ストを共に闘おう(7月16日午前11時勝田車両センター)

 「命を切り捨てにする今の社会は変えなければならない! 命を守れと本気で言う政治家がいないとダメなんです!」。参院選の東京選挙区から立候補している山本太郎氏の熱い訴えは、圧倒的な支持と共感を生み出しています。21日の投票日まであと1週間。極右反動安倍政権への怒りを根底から爆発させ、山本太郎氏の必勝へさらに闘いましょう。被曝車両K544の運用再開阻止へ、動労水戸の7・16〜18ストと連帯し、7・16勝田車両センター前に結集しともに闘いましょう。
(写真 NAZENの立ち上げを報告する東京各地の労働者【7月11日 杉並区高円寺北】)

 再稼働狙う安倍を倒せ

 今回の参議院選挙は、世界大恐慌と3・11東日本大震災・福島原発大事故情勢のもと、新自由主義と全面対決し、安倍政権を打倒する選挙闘争です。山本太郎氏の「被曝させない、TPP入らない、飢えさせない」の基本政策は、労働者人民の命と未来をかけた革命的スローガンです。3・11福島原発事故に直面して、芸能界の仕事を失っても闘うことを決意した山本太郎氏の全存在をかけた訴えは、3・11で価値観を大転換させた労働者人民の思いと同じです。山本太郎氏の訴えに誰もが感動し、涙し、熱烈な拍手を送っています。
 青年労働者や学生が次々と選挙ボランティアに参加し、さらに青年労働者や学生のリーダーが多数生まれています。これは労働者人民の団結の力で腐り切った社会と政治を打ち壊し、労働者が主人公の新しい社会をつくりだす自己解放的決起です。
 今、エジプト、トルコ、ブラジルをはじめとして、世界各地で100万人規模のゼネストや大デモが激しく闘われています。このプロレタリア世界革命情勢と一つに結んで、階級的労働運動を闘う労組拠点を打ち立て、首都・東京で100万人の決起をつくりだし、安倍政権を打倒しようではありませんか。
 7月8日、原発再稼働のための新基準が施行されました。北海道・関西・四国・九州の4電力会社が、伊方、川内、玄海など6原発12基の再稼働を申請しました。さらに柏崎刈羽原発の申請も狙われています。絶対に許せません! 福島原発事故をなかったものとし、フクシマの怒りを圧殺し踏みにじる暴挙です。福島原発事故で、今も約15万人が避難生活を強いられています。また観測井戸の地下水のセシウム濃度などが急上昇し、放射能汚染水も海に流れ出ています。放射線量が高いため原子炉にも近づけず、溶けた核燃料の状態も分からず、いまだ事故の収束や廃炉の展望もまったく立っていません。
 そもそも自民党こそ全国に五十数基もの原発を建設し、福島原発事故を引き起こした最大の責任者です。自民党や電力会社が福島原発事故に何の責任もとらず、自分たちの金もうけと延命のために、再び原発を次々に動かすことなど絶対に認められません!
 しかもこの連中がTPP(環太平洋経済連携協定)を推進し、解雇、低賃金、非正規職化を進め、長時間労働、過労死を強制し、医療・介護・教育を金もうけの手段にする一方で、改憲や辺野古新基地建設をもって青年・学生を戦争に駆り出そうとしているのです。
 山本太郎氏は、安倍政権によるこうした新自由主義攻撃の絶望的強行と真っ向から対決しています。山本太郎氏の当選をなんとしてもかちとりましょう。

 解雇撤回10万筆署名を

 JR東日本は今、3・11福島原発事故から半年以上も原発の25`圏内に放置されていた被曝車両K544の運用再開を狙い、7月16日に交番検査、17日に入場整備、18日に郡山工場への移送を強行しようとしています。動労水戸は12日には時限ストに決起、16日には組合員の総力でストに立ちます。この闘いと連帯・団結し、7・16勝田車両センター前に大結集し、ともにJR東日本に怒りをたたきつけましょう。これは反原発を真っ向から掲げた参院選と一体の闘いです。
 7月5日に行われた動労水戸とJR東日本水戸支社の団体交渉で、当局側はK544の交番検査をやれば、放射性物質を含んだホコリを吸い込む危険性があることを認めながら、「放射性物質の量は健康に影響を及ぼすレベルではない。K544の交番検査は通常の作業として行う」と言い放ちました。
 これは、労働者の命や健康はどうなってもいいし、労働者に健康被害が起きても放射能との因果関係を認めず、JRは何の責任も取らないということです。安倍政権や東京電力がやっている福島切り捨てとまったく同じではありませんか。絶対に許せません!
 安倍政権は、原発再稼働と一体のものとして福島県の避難区域を再編し、県民を放射能高線量地域へ帰還させて補償を打ち切り、県民の切り捨てを強行しようとしています。福島県民の帰還を進めるために、JR常磐線を現在休止中のJR竜田駅まで開通させ、「放射能は問題ない」「避難者は故郷に帰れ」と言って、福島の人たちをさらに被曝させようとしています。K544の運用再開なしにはJR竜田駅までの延伸や高線量地域への帰還強制もできないと、K544の運用再開を暴力的に強行しようというのです。
 動労水戸のストライキ決起は、被曝労働拒否の闘いであると同時に、政府・東電・JR東日本が一体となった福島県民の圧殺を許さず、外注化も絶対に阻止する闘いです。
 この動労水戸の闘いと同時に、国鉄分割・民営化との闘いが最大の決戦を迎えています。動労千葉の鉄建公団訴訟控訴審は9月25日に判決が指定されています。しかし国鉄分割・民営化の時に、JR設立委員会の指示で動労千葉や国労の組合員が採用差別されたという、決定的な新証拠が明らかになっています。事実調べもせずに反動判決を下すことなど絶対に許されません。
 不採用基準を作成した元国鉄職員局次長・葛西敬之(現JR東海会長)の証人尋問を始め、国鉄分割・民営化にかかわった連中を法廷に引きずり出し、すべてを白状=証言させなければなりません。「弁論を再開し、葛西を証人尋問せよ!」という巨万人民の正当な要求を掲げ東京高裁を包囲しましょう。昨年の6・29判決を出した白石哲裁判長が更迭・左遷させられた「白石事件」を含め、国鉄分割・民営化の「真実」を法廷で全面的に暴く闘いは、安倍政権や大阪市長・橋下徹らによる自治体丸ごと民営化攻撃、公務員360万人の首切り攻撃を粉砕する闘いと一体です。
 動労千葉は6・30定期委員会で、「国鉄1047名解雇撤回、外注化阻止、JR貨物賃下げ阻止」を闘って、新たな組織拡大闘争に総決起する方針を確立しました。動労千葉や動労水戸の決起と固く団結して、すべての職場で「解雇撤回・JR復帰」の10万筆署名に取り組み、反合・運転保安闘争路線で外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを前進させましょう。7・17国労組合員資格確認訴訟と裁判報告・国鉄闘争決起集会に大結集しましょう。

 世界単一の労働者党へ

 7月革共同政治集会に大結集し、歴史的な大成功をかちとりましょう。全世界が完全に革命情勢に突入している中で、プロレタリア世界革命に勝利する単一の労働者党の建設と登場が求められています。
 革共同は結党以来、反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命を綱領的立脚点として闘い、60年安保闘争、70年安保・沖縄闘争、反革命カクマルとの内戦、国鉄分割・民営化阻止決戦や三里塚決戦、90年代以降の国鉄決戦を基軸とした階級的労働運動の復権の闘いなどを、全力で闘ってきました。これらすべてが労働者自己解放の闘いであり、労働者階級が自分たちの力で労働者党をつくりだす闘いでした。こうした労働者階級の闘いが革共同を国鉄決戦の党として形成し、内閣情報調査室や公安調査庁という日帝の権力中枢が送り込んだスパイ荒川を摘発・打倒する大勝利を切り開いたのです。
 この偉大な革命的地平の上で、革共同は今次参院選を、100万人の労働者人民を組織する労働者党への飛躍をかけて猛然と闘っています。闘うすべての労働者人民はこの革共同に結集して、革命に勝利する労働者党をともにつくりだそうではありませんか。
 そのためにも、革共同に圧倒的な夏期カンパを寄せてください。夏期カンパこそが13年後半決戦を闘う最大の力となるのです。
 7・29千葉地裁包囲闘争に大結集し、三里塚反対同盟・市東孝雄さんの農地を強奪する仮執行付き反動判決を絶対に粉砕しましょう。8・6広島−8・9長崎の反核反原発闘争に全国から総結集し、歴史的成功をかちとりましょう。

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号1面2)(2013/07/15 )

 渋谷ハチ公前を数千人が埋めた(7月6日)

 「今国会に必要なのは、なんのしがらみもなく本当のことを言える人間なんです。山本太郎を国会に行かせてください!」
 火を噴くような山本さんの演説は、原発への怒り、TPPへの怒り、ブラック企業に象徴される新自由主義への怒り、そして自民党・安倍政権に対する巨万の人びとの階級的怒りが凝縮されている。この訴えが連日、行く先々で拍手と歓声に包まれ、続々と新たな決起を生み出している。選挙活動を支える大勢のボランティアスタッフも目を輝かせて「一緒にスタッフをやりませんか」と訴える。たちまちスタッフ登録に長蛇の列。山本さんの演説に心を打たれ、泣きながら登録に来る人もいる。
 躍動感あふれる大衆行動がどんどん拡大し、社会を変える力が生み出されている。既成政党の泥仕合とはまったく違う、民衆が政治をその手に取り戻す新しい時代の選挙戦が始まった。
 100万人の決起で山本さんを国会へ! 7・21の投票日まで地域で職場で学園で、労組に分け入り、山本支持を訴えよう。

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号1面4)(2013/07/15 )

前進速報版から 前進速報版から

▼三里塚第3誘導路裁判、7・14−29総決起を誓う▼国鉄闘争全国運動・九州が総会▼関西空港反対全国集会が142人の参加で大成功

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号1面5)(2013/07/15 )

【要項】革共同政治集会、7・29農地裁判判決・千葉地裁包囲闘争


革共同政治集会

〈東京〉
革命的共産主義運動50年と大恐慌―プロレタリア世界革命の時代の到来
基調報告 革命的共産主義者同盟書記長 天田三紀夫
7月28日(日)午前11時半開場
豊島公会堂(豊島区東池袋1−19−1)

〈関西〉
基調報告 夏美優一
7月21日(日)
正午開場 午後1時開会 
大阪市立浪速区民センター
(大阪市浪速区稲荷2−4−3)

〈東北〉
基調報告 岡崎康史
7月21日(日)
正午開場 午後0時半開会
展示ホール(仙台市若林区南小泉1−1−1)
 --------------------------

7・29農地裁判判決・千葉地裁包囲闘争
7月29日(月)午前10時集合 千葉市中央公園
判決 午後1時30分 千葉地裁
主催・呼びかけ/三里塚芝山連合空港反対同盟

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号2面1)(2013/07/15 )

 解雇撤回10万署名に全力を

 国鉄闘争を大社会問題化し9・25高裁反動判決阻止へ

  --------------

 新パンフが完成

 国鉄闘争全国運動が「解雇撤回・JR復帰」10万筆署名達成へ新しいパンフレット「今こそ国鉄闘争の火を大きく!/暴かれた真実」を発行した。
 昨年6月29日の一審判決のポイント、控訴審で提出された新証拠、さらに国鉄分割・民営化の経過や当時の中曽根発言などの基礎的資料も盛り込まれている。当時を知らない若い世代にも国鉄闘争の持っている歴史的な位置の大きさが伝わる内容だ。職場・学園・地域にどんどん持ち込もう。

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号2面3)(2013/07/15 )

 労働者に被曝を強いるK544(被曝車両)再運用許すな

 福島圧殺攻撃粉砕 7・16動労水戸ストへ

 JR水戸支社は今週にも、現場の反対を一切無視して被曝車両(K544編成)の交番検査と郡山総合車両センターへの移送を強行しようとしている。これに対して動労水戸は全力で反撃を開始し、職場の仲間に決起を訴えている。7月16日には総力でストに立つ。

 内部被曝強制

 7月5日の動労水戸との団交で、会社はK544の機器箱内のほこりに放射性物質が含まれていることを認め、作業の際にそれを吸い込む危険性があることも認めた。にもかかわらず「国の(空間線量)基準」を盾に「放射性物質の量は健康に影響を及ぼすレベルではない」と強弁し、内部被曝の危険性を指摘しほこりの線量を測定しろという動労水戸の要求を拒んでいる。線量を測って高い値が出たら作業ができなくなるからだ。
 線量測定をしない理由を説明できなくなった会社側は「線量の高い冷却器を外したので通常の車両だ。危険という認識はない」と完全に開き直っている。原発事故以来、広野駅に半年間放置され、今も車両の至るところから高い線量が出る車両がなぜ「通常の車両」なのか。

 再稼働と一体

 K544運用強行の動きは、国と東電による福島圧殺、「新規制基準」のもとでの原発再稼働一斉申請と一体だ。避難区域再編(今年4月)と補償切り捨て、避難者への帰還強制など福島への分断・圧殺攻撃が強まっている。JR東日本はその最先兵として常磐線を竜田駅まで延伸する準備を進め、同時に、JRや下請け会社の労働者に際限のない被曝労働を強制しようとしているのだ。
 動労水戸の闘いは、国と東電、JR東日本の攻撃と最先端で切り結ぶ闘いだ。とりわけ内部被曝問題を焦点に押し上げ、職場実力闘争で闘い抜いているきわめて先駆的な闘いだ。K544が移送される郡山総合車両センターでも、国労郡山工場支部を先頭に被曝労働強制に対する闘いが始まっている。
 こうした労働者の命をかけた必死の闘いが、検修外注化阻止闘争とひとつになり、闘う労働運動復権の突破口になろうとしている。だからこそJR東日本は、動労水戸の闘いをなんとしても圧殺しようと躍起になっているのだ。
 青年労働者への被曝労働強制を絶対に許すな! 7・16スト支援に全力で立ち上がろう!
   ◇  ◇
7月16日(火)10時半、常磐線勝田駅集合。11時、勝田車両センター前抗議行動。午後2時、JR水戸支社抗議行動

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号2面4)(2013/07/15 )

 外注化容認の国労本部に大事故続発の責任がある

 資本の先兵化を宣言した大会運動方針案

 国労本部は、7月25、26日に静岡県伊東市で開かれる第82回定期全国大会に向けて、13年度運動方針案の第一次草案を出した。そこには資本の攻撃と闘う中身はまったくない。それどころか「JR会社にあっては、いまだに一部の労働組合に偏った労務政策を取り続ける姿勢が見られる」として、国労本部こそ「健全な労使関係の確立」の先頭に立つと至る所で宣言している。今大会で国労本部は、1047名闘争を跡形もなく解体し、JRの外注化・非正規職化攻撃の最悪の先兵に純化しようとしているのだ。
 そのことを端的に示しているのが、JRが起こした重大事故についての見解だ。事故の実態は確かにすさまじい。しかし、これと闘うべき労働組合の方針が「健全・正常な労使関係の構築」「労使が胸襟(きょうきん)を開いて真摯(しんし)な議論を積み重ねていく」ことなのか!
 事故の原因は、彼らも認める通り検修部門を始めとした業務の外注化、検査周期の延伸、人減らし合理化にあることは明らかだ。だが、その外注化をすべて認めてきたのは国労本部ではないか!
 国労東日本本部は00年3月に「シニア雇用に関する協定」を、01年6月に「グループ一体となった業務体制の構築(運輸車両関係)に関する協定」を、同年8月に「設備部門におけるメンテナンス体制の再構築に関する協定」を、02年2月に「新保全体系の実施に関する覚書」を結んだ。06年11月にはJR東日本との包括和解で一切の紛争案件を取り下げ、12年2月、新人事・賃金制度について妥結、10月には検修外注化を認め、その証しとして就業規則をそのまま協約にした総合労働協約を締結した。
 その総括なしに語られる「合理化反対」「労働条件改善」「安全・安定輸送確立」など、徹頭徹尾まやかしだ。
 10年の4・9反革命で1047名解雇撤回闘争を自ら解体した国労本部は、今やJR総連カクマルと裏切りの度を競い合いながら、資本の先兵と化している。これが運動方針案の最大の問題だ。

 非正規職の雇い止め解雇も容認

 運動方針案はJR各社の契約社員制度について「改正労働契約法を生かす運動を取り組んでいく」と言う。だが、労働契約法改定の核心は「5年で雇い止め」というJRの契約社員制度を全社会に広げることにある。「5年継続して働けば有期雇用を無期雇用に転換できる」という形を取りながら、その実、5年前に非正規職を雇い止めにしろと資本をけしかけているのが改定労働契約法だ。国労本部はその攻撃を裏から支えている。
 彼らの本音は、和解拒否の4闘争団員が起こした国労組合員資格訴訟で明らかになった。そこで彼らは「JRと雇用関係があることが組合員資格の前提」「例外として、被告の判断と方針の下で解雇が不当だとして争う場合には、組合員資格を維持存続させる」と言った。これは、雇い止めにされた労働者が解雇撤回闘争を望んでも、本部が認めなければ当該労働者は組合員資格さえ奪われるということだ。事実、国労本部は雇い止めにされたグリーンスタッフの裁判提訴要求を踏みにじり、「もう組合員ではない」という口実で一切の闘いを圧殺してきた。

 現場から反撃し国労本部打倒へ

 だが、こうした現実に対し、現場からの反撃は開始された。高放射線量下の労働を強いられている被災地の国労職場を先頭に、労働組合の団結を再構築し、職場抵抗闘争で外注化と立ち向かう闘いが貫かれている。本部が外注化を容認する中での困難を極める闘いだが、そこには国労を階級的に再生させる巨大な可能性がはらまれている。
 JR貨物の賃下げ・期末手当削減に対する貨物労働者の怒りが噴出する中で、国労組合員の意識も活性化しつつある。
 これらを国労本部打倒に集約して国労大会闘争を闘おう。今年10月1日の新たな外注化阻止へ、職場で反合・運転保安闘争を闘い、国労を現場組合員の手に取り戻そう。

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号2面6)(2013/07/15 )

【要項】国労組合員資格確認訴訟、裁判報告・国鉄闘争決起集会


 国労組合員資格確認訴訟
 7月17日(水)午後3時半
 東京地裁527号法廷

 裁判報告・国鉄闘争決起集会
 7月17日(水)午後6時半
 文京区民センター
 主催/共に闘う国労の会

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号3面2)(2013/07/15 )

 国鉄・反原発決戦と参院選勝利へ熱烈カンパ訴えます

●国鉄が4カ月決戦の軸
 すべての皆さんに心から夏期カンパを訴えます。
 革共同は、結成以来五十有余年の歴史的地平に立って、今ひとつ新たな挑戦に打って出ています。それは、1980年代の中曽根政権のもとで開始された国鉄分割・民営化との成否をかけた決戦として、この夏から秋の闘いを「4カ月決戦」として構えなおしたことです。
 中曽根内閣は1987年に国鉄を分割・民営化し、同じ年に日米原子力協定の改定によって原爆製造の要となる核燃料サイクル基地=核燃料再処理工場を青森県六ケ所村に造ることを決定=認可しています。「民営化・外注化、非正規職化」と原発という新自由主義の攻撃の要は、今に至るも「完結」を阻まれ、闘いは継続しています。何より国鉄分割・民営化との闘い=1047名の解雇撤回闘争は、10年「4・9政治和解」にもかかわらず、継続・発展しています。11年3・11福島原発事故を契機に、反原発の闘いは、青年労働者や学生たち若い世代が中心となって猛然と前進しています。
 国鉄闘争は、確実に資本家階級と日本政府を追い詰めています。それは、昨年6月29日に「(国鉄からJRに移行する過程で国家的)不当労働行為があった」と認定した東京地裁・白石哲裁判長を、突然左遷・更迭するやり方に現れています。20年近く国家権力中枢の内閣情報調査室や公安調査庁によって送り込まれていた希代のスパイ・荒川碩哉(ひろや)が最大の関心を持ち、最も憎悪して解体を狙ったのも国鉄闘争でした。このスパイ・荒川を摘発・打倒したことは決定的な闘いでした。
 国鉄分割・民営化が、国家による不当労働行為であり、不当解雇であることは明らかです。“解雇撤回”を目指す闘いは圧倒的な階級的正義に貫かれています。この国家的不当労働行為を少しでもあいまいにするなら、3・11大震災と原発事故によって暴かれた「誰も責任を取らない」新自由主義=資本主義のあり方を容認することにつながります。
 この国鉄闘争は改憲を阻止する闘いそのものです。中曽根康弘は一貫して、「国鉄改革でお座敷をきれいにして改憲を」とわめき立ててきました。革共同は、この国鉄1047名解雇撤回、民営化・外注化・非正規職化阻止の闘いに最後の最後まで絶対に責任を取りきり、勝利するまでともに闘い抜く覚悟と決意です。
●参院選100万決起を
 革共同は、国鉄決戦と一体の闘いとして、今次参院選において山本太郎氏の選挙闘争を闘っています。山本氏が掲げる「被曝させない、TPP入らない、飢えさせない」の公約は、今日の資本主義=新自由主義と絶対非和解で対決するスローガンだからです。
 原発は3・11福島第一原発事故とその「収束作業」の過程でも明らかですが、燃料となるウラン採掘の現場から稼働、点検作業、廃炉まで、そのすべてにおいて被曝が強制されます。資本主義は「命よりカネ」を優先させることで、労働者に被曝を強いてきました。「被曝させない」を本当に実現するためには、「命よりもカネ」の資本主義=新自由主義を根本からひっくり返す以外にありえません。TPPは日米安保と一体の、戦争のための協定であり、絶対に認められません。そして「飢えさせない」は、今まさに私たちの周りで起こっている青年労働者の問題です。若い世代の半数以上が非正規・低賃金に追いやられて誇りすら奪われ、「いじめ」やいつクビになるかわからない職場で働かざるをえない社会は、根本的に間違っています。
●労働者階級自己解放へ
 革共同は、こうした闘いを闘い抜き、プロレタリア革命の勝利に向けて、どんな弾圧にも屈しない非合法・非公然の体制を歯を食いしばって貫いてきました。この非合法・非公然体制を貫くためにも資金が必要です。公務員をはじめ、多くの職場で賃金カットが強行されている中で、しかしだからこそ、この「労働者が生きていけない」現実をひっくり返すために、ともにこの歴史的事業に参画してほしいと心から思っています。
私たちの綱領草案第1項には、以下の記述があります。「われわれ革命的共産主義者同盟の目的はただひとつ、この労働者階級自己解放の闘いの全面的な貫徹とその完全な勝利にある」。この「労働者階級自己解放」をめぐって「命よりカネ」の資本主義と闘い、スターリン主義とも決別・対決して闘っています。無実のまま獄中に38年間も閉じこめられている星野文昭同志を奪還する闘いも完全に一体です。
どうか、10万円単位で出せる方はその規模で、そうではない方も周囲に声をかけてカンパを集中されることを心からお願いします。革共同は、厳しい生活の中から身を削るようにして協力して下さった皆さんのカンパに必ず応えていきます。ともに党をつくり、労働者階級の不屈の組織をつくり出し勝利しましょう。

------------------------TOPへ---------------------------

週刊『前進』(2592号4面1)(2013/07/15 )

 8・6ヒロシマ世界大会に総結集を

 参院選勝利―再稼働・改憲阻止へ

 被爆者とフクシマの怒りを一つに労働運動と国際連帯で展望開こう

-----------------------

8・6広島-8・9長崎反戦反核反原発闘争

広島 被爆者とフクシマの怒りをともにし実現しよう
全原発廃炉・核廃絶8・6ヒロシマ世界大会
再稼働阻止!全原発廃炉!ヒロシマ世界大会
8月5日(月)午後3時〜6時
アステールプラザ中ホール(広島市中区加古町4―17)
アメリカ・ドイツから ほか/被爆者・被爆二世、福島からの訴え、
各地の反原発運動/被曝労働阻止をたたかう労働組合
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
すべての原発いますぐなくそう! 全国会議(NAZEN)

ヒロシマ・アピール集会
8月6日(火)午前7時 原爆ドーム前
8時15分 黙とう後、首相式典出席抗議、中国電力包囲のデモ行進

8・6ヒロシマ大行動大集会
12時半 広島県立総合体育館小アリーナ(広島市中区基町4―1)
午後2時半 市内デモ行進
主催 8・6ヒロシマ大行動実行委員会

********************************

長崎
8月8日(木)正午 長崎大学本校 山下俊一と長崎大学への弾劾行動
午後2時 九州電力長崎支社申し入れ行動
長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼式典

8月9日(金)午前7時半 爆心地公園の原爆朝鮮人犠牲者追悼碑前
主催/長崎在日朝鮮人の人権を守る会
8・9安倍首相平和式典出席弾劾デモ
午前10時 城栄公園(路面電車・大橋下車)

8・9フクシマの怒りとともに 被ばく68周年長崎集会
午後1時30分 長崎県勤労福祉会館(路面電車・公会堂前下車)
主催/すべての原発いますぐなくそう! 全国会議ナガサキ
協賛/8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会

------------------------TOPへ---------------------------