3・16春闘大行動へのアピール 解雇自由・総非正規化の攻撃粉砕へ職場から総反撃しよう

週刊『前進』06頁(2621号03面02)(2014/02/24)


 3・16春闘大行動へのアピール
 解雇自由・総非正規化の攻撃粉砕へ職場から総反撃しよう

(写真 都知事選で鈴木たつお候補は鈴木コンクリート工業分会とともに社前に登場し熱く訴えた【1月27日 板橋区】)

 合同・一般労働組合全国協議会から「過労死許さず闘う労働組合を! 労働者派遣法改悪絶対反対・非正規職撤廃! 労働者と家族が生きられるだけの大幅賃上げ獲得! 3・16春闘大行動」の呼びかけが発せられた。労働者こそ社会の主人公だ。安倍の改憲・戦争と解雇自由・10割非正規職化の階級戦争に、非和解的根底的に対決する14春闘を爆発させ、闘う労働組合を職場からつくりだそう。職場、地域の労働組合、街頭から3・16に大結集しよう。

 党の団結で階級の確信を引き出した都知事選決戦

 都知事選挙闘争は、文字通り「現代革命への挑戦」として世界史的な闘いとなった。世界大恐慌のいっそうの激化と3・11情勢という新自由主義の破綻の中で、都知事選はきわめてドラスティックな展開を遂げた。自民党はいったん除名した舛添を押し出さざるを得ない完全な崩壊を示した。戦後労働者支配の崩壊に対して、一方で田母神の立候補、籾井や百田、長谷川らの言動に示されるNHKの大本営放送化への突進、そしてなによりも安倍の改憲・戦争への絶望的突進と極右ファシスト勢力が登場・台頭した。
 他方で既成の体制内労働運動や反原発運動内部における「候補者の一本化」論議や細川・小泉連合支持など総転向が促進された。この劇的な展開は、日本と世界の階級闘争が30年代型階級闘争に突入したことを突き出している。本当に「戦争か革命か」が問題となっているのだ。労働者階級の党がさしあたり少数であったとしても自らの決意と実践を示すこと、その歴史的決断が決定的に求められた。
 13年9・25判決で不当労働行為を認めさせた国鉄決戦の勝利の上に、こうした「時代の要請」に断固として立ち上がったのが鈴木たつお候補だ。この決断に全党が本当に団結した。その訴えは6千万労働者階級の魂に確実に届き、1万2684人の宝のような意識的決起を生み出した。青年労働者・学生が街頭宣伝の先頭に立ち、鈴木候補の演説に多くの青年労働者が足を止め、その場で鈴木候補への投票と、自分の職場での闘いを決意した。感動的な階級ドラマが無数に生まれた。
 国家権力と資本は、この労働者階級の闘いに本当に震え上がっている。

 労働組合の分岐推し進め今こそ組合権力をとろう

 鈴木候補の登場と連合東京の舛添支持決定は、首都東京における労働者支配の崩壊と、闘いを求める労働組合の大流動化を引き起こしている。
 清掃や水道など、多くの労働組合で鈴木候補の主張が受け入れられた。重要なのは、こうした組合は同時に、国鉄解雇撤回署名にも取り組んでいる点である。多くの労働者・労働組合は現場で吹き荒れている民営化・委託化などの新自由主義攻撃に怒り、闘いに立ち上がり、その路線と方針を求めている。そしてその中身と展望が国鉄闘争の中にあることをつかみ取っている。ある職場では「テレビで(主要4候補の)討論を見たが、あんなんじゃみんな猪瀬と変わらない」と大政翼賛選挙としての今都知事選の本質を見抜く声が上がり、「オリンピック返上」という鈴木候補の主張に「今はオリンピックどころではない」と賛同が集中、国鉄最高裁署名が続々と集まっている。
 闘いはこれからだ。都知事選決戦の決断と闘いを経て、時代は革共同に、労働組合・労働運動の責任勢力・責任党派としての飛躍を死活的に求めている。
 「戦争させない、被曝させない、貧困・過労死許さない、だからオリンピックやらない」「1千万人の怒りで安倍倒そう」という鈴木候補の主張は、青年労働者をはじめとする労働者階級の根底的な怒りと結びつき、職場から14春闘を爆発させるスローガンだ。職場で、地域の労組回りで、街頭における労働相談で、一人ひとりが「鈴木たつお」となり、このスローガンとともに「労働者階級こそ社会の真の主人公だ」「腐りきった労働組合幹部をたたき出し、労働組合の再建を」と徹底的に14春闘を闘い、階級的労働運動派が組合権力を取ろう!

 長時間・過重労働許さず派遣法改悪を阻止しよう

 世界大恐慌の深化・発展はついにアメリカ政府のデフォルト、中国バブルの崩壊へとさらに爆発しようとしている。猪瀬打倒と都知事選決戦への労働者階級の決起に追いつめられた日帝・安倍は「ヒトラー気取り」とさえ言えるウソとペテン、開き直りの国会答弁を繰り返し、すべての犠牲を労働者人民に強制して延命しようとしている。
 経団連2014年版経営労働政策委員会報告(経労委報告)は、①原発再稼働の推進②限定正社員の導入③裁量労働制の導入=8時間労働制の解体④長時間労働に対する開き直り⑤賃上げの拒否などを核心とする。安倍の「成長戦略」と完全一体の、解雇自由と総非正規職化、そして被曝強制の階級戦争宣言だ。
 とりわけ長時間・過重労働についての以下の言及は断じて許せない。「現在、労働者の働き過ぎ防止が課題となっているが、もとより安心・安全な職場づくりは経営の大前提であり、……やむを得ず月100時間以上の時間外・休日労働が発生した場合には、一定要件のもと、労働者に医師の面接指導を受けさせることを徹底すべき」(23〜24㌻)
 厚生労働省が「過労死ライン」としている労働時間でさえ「残業月80時間」である。それが100時間以上になったら医者に診せればいいというのだ。労働者が過労死・過労自殺に至っても、こうして平然と開き直る経労委報告を、絶対に許すことはできない。
 また安倍政権は、今国会で労働者派遣法改悪を押し通そうとしている。これまでは「専門26業種」以外では、3年以上派遣労働者を働かせることができなかったが、今回この制限を取り払い、全業種で派遣労働者を導入できる。しかも、3年ごとに別の派遣労働者と入れ替えれば無期限に派遣労働者を働かせることができる。派遣労働者からみれば、3年働いたら必ずクビになるということだ。まさに労働者の総非正規職化だ。徹底的に資本にとって都合がよく、労働者に地獄を強制する。
 労働者への非正規職化と低賃金、死に至るような超長時間労働の強制は完全に一体のものだ。オリンピックをも口実とした、青年をはじめとする労働者階級から現在の生活と未来への希望を奪うこうした攻撃は、社会そのもの、安全をも崩壊させる。この間の大雪による鉄道や流通をはじめとする大混乱は、本質的に民営化・外注化による「金もうけにならない」安全対策の切り捨ての問題だ。オリンピック開催を口実とした「都営交通24時間化」などの攻撃は、労働者の生活と社会をさらに崩壊させるものとなる。労働者は今こそ職場から団結して、資本との闘いに立ち上がる以外に、自らと社会を存続させることすらもできない。

 国鉄10万筆署名と『前進』武器に労組拠点建設を!

 こうした一切は労働組合の問題である。長時間労働についてキヤノンやパナソニック、東京電力、三菱重工業などの労働組合は、「過労死ライン」をはるかに超える三六(さぶろく)協定を結んで資本と結託し、長時間労働を認めてきた。例えばキヤノンでは「一日15時間まで労働時間を延長できる」という協定を締結している。通常の拘束9時間と合わせれば一日24時間働かせることができる! ここにこそ、過労死の原因がある!
 さらに今春闘で連合は「ベースアップを」などといっているが、4月から消費増税が強行される中では、実質的な賃下げの容認に他ならない。経労委報告では「新たな成長の機会を切り開いていくための原動力となるのが労使間の信頼と協力である」と言っている。新自由主義による労働者への攻撃は、労働組合幹部の資本への屈服・協力抜きには成立しない。
 このような腐りきった労組幹部をぶっ飛ばし、労働者支配を覆すことは必ずできるということを、都知事選決戦ははっきりと示した。その力は、日々働いている労働者自身の中にこそある。労働者が勝利する時代がついに到来したのだ。
 現場労働者の怒りは自治労本部に「3月14日の、ストライキを含む全国統一行動」を決定させた。韓国では鉄道民営化阻止・パククネ政権打倒の国民ゼネストが打ち抜かれようとしている。イギリスでは、ロンドンオリンピックによる財政破綻のツケを労働者に押しつける人員削減攻撃に地下鉄ストが爆発し、削減計画を撤回させた。国鉄闘争を「民営化絶対反対」「解雇撤回」を掲げ闘いぬいてきた意義はさらに鮮明だ。最高裁への10万筆署名と『前進』を武器に、職場闘争を猛然と組織しよう。全国のあらゆる職場、労働組合に分け入ろう。街頭宣伝で労働相談を開催し、労働者の怒りに結びつこう。都知事選決戦の地平から一歩も退くことなく、3・16春闘大行動の大結集へ猛然と踏み込み、階級的労働運動の大潮流と拠点形成へ突き進もう。
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【要項】3・16春闘大行動
 過労死許さず闘う労働組合を!
 3・16春闘大行動
 3月16日(日)午後1時〜 集会→渋谷デモ
 代々木公園ケヤキ並木広場(NHK横)
 主催/3・16春闘大行動実行委員会(呼びかけ/合同・一般労働組合全国協議会)
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