街頭に渦巻く怒りを束ね闘う団結つくる 東北大 F

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週刊『前進』08頁(2622号08面01)(2014/03/03)


街頭に渦巻く怒りを束ね闘う団結つくる
東北大 F


 都知事選を街宣隊として闘いぬきました。1千万人を相手に、革命の主張を1ミリも値引くことなく訴えたことは、まさに「現代革命への挑戦」のスタートにふさわしく、権力党派・責任勢力への飛躍が始まったとの思いで〝楽しく〟〝元気に〟闘いぬけました。
 街頭では選挙戦が進むにつれて、訴えが浸透していく手応えを感じました。特に最後の3日間の街宣では、まさに集会のごとく、歩いていた人が立ち止まり、訴えに聞き入り、それがどんどん広がっていきました。権力・マスコミの「主要4候補」宣伝を、街宣や電話、ネット、はがき、労組回りなど、労働者人民と党の団結の力でぶち破ったんだと思います。
 街頭には怒りが渦巻いていました。現状変革の欲求がストレートに「オリンピック反対をよく言ってくれた!」「鈴木たつお頑張れ!」などと表明されていました。また「正しいことを言ってもしょせん人気取りの選挙だ」とブルジョア選挙への絶望という形でも表れていました。選挙に裏切られ続けてきた結果、
〝選挙では変わらない〟という思いも当然です。それが戦後3番目の低投票率に示されています。
 この怒りを本当に束ねるのは、職場生産点、キャンパスでの闘いであり、闘う団結をつくること以外にありません。それと一体で革命的議会主義を貫いた選挙闘争、政治闘争の爆発も必要です。都知事選でその可能性を大いに切り開いた実感があります。次なる闘いは3・11福島です。学生はその最先頭で闘い、福島の地で怒りと団結を組織していきます。

現場労働者の闘いと団結を示した選挙戦
関西 学生・M
 1月23日のポスター貼りから、投票日の2月9日まで都知事選の応援に参加しました。
 選挙活動は今回が初めてで、最初はどうなるかと思いましたが、「戦争させない」「被曝させない」「貧困・過労死ゆるさない」「だからオリンピックやらない」という四つのスローガンを伝えると、街頭の反応もよく、自信を持って取り組むことができました。
 特にオリンピックについて話になり、「福島を切り捨てオリンピックをやろうとしている」「労働者が団結して闘えばこんなふざけた攻撃は絶対に跳ね返せる」と、自分たちの実践も合わせて提起できたと思います。
 その上で鈴木たつお候補の闘いを紹介すると、驚いて「入れるかどうか検討してみます」という人も多かったです。応援演説でさまざまな職場の労働者が発言し、それを聞いて鈴木たつお候補に興味をもった人とも話になりました。
 「本当に労働者の力でこの社会は変えられるのか」という思いに対して、労働組合で闘う仲間が毎回の街頭演説に登場し、社前闘争やNHK、JR貨物本社前で実際に資本と対決する姿を見せたことや、合同労組が労働相談を街頭演説の場で行ったことなどは、本当に重要だと思いました。
 「現場から団結して闘えば変えられる」実感を持てる選挙で、とても楽しくもありました。この闘いを引き継ぎ、京大当局に全学ストライキをたたきつけ、現場で革命を巻き起こし、プロレタリア独裁権力樹立までやりぬく決意です!

熱気に包まれた街宣まるで労働者集会!
京都大 S
 今回の都知事選において、鈴木たつおさんの主張とそれを取り巻く労働運動の陣形に感動し、テスト期間が終わった直後の2月6日から投票日まで、支援に行きました。
 主に街宣でビラまきをしましたが、福島の椎名千恵子さん、沖縄の学生、労働組合を担う青年労働者など、今まさに闘っている人びとが次々に発言し、街頭演説それ自体が一個の労働者集会として圧倒的な迫力と一体感をもってかちとられました。
 拠点での闘いと選挙がダイレクトに結びつき、鈴木たつおさんが本当の労働者代表として登場したことはものすごい地平です。特に最終日の新宿駅前の街頭演説では宇都宮と同等以上の聴衆を集め、吹雪をも溶かすような熱気に包まれました。
 選挙の結果は16候補中8位と、メディアによる恣意的な「主要6候補」には一歩及びませんでした。これをひっくり返す力はやはり労働組合、学生自治会にあります。鈴木たつおさんのかつての日放労長崎分会での闘いが示すように、社会を回しているのは労働者、学生です。自分も学生自治会を担う一員として、2014年度京大決戦を全国と一体で闘いぬく決意です。

革命への1万3千票 労働者の思いを体現
関西 学生・G
 学生として都知事選決戦を闘いぬいて、あらためて今回の都知事選の勝利点を確認することが重要だと思いました。
 私は今回の都知事選は、労働者階級が本当の意味で社会に躍り出ていった歴史的な第一歩だったと思います。
 その根拠は、私たち街宣隊、選対、そして鈴木候補も含めすべての仲間が「労働組合の力で社会を変えよう!」「闘う労働者の党をつくろう!」と労働者のストレートな思い、立場を体現して闘いぬいたからです。
 そして、支配階級のあらゆる反動を打ち破って1万3千もの票を得た。宇都宮は落選した時、「残念です」としか言わなかった。しかし労働者、学生の思いは、こんな浅はかなものではない! この1万3千もの票は、安倍政権にたたきつけた怒りの1万3千票であり、階級的な労働運動によってこの腐り切った資本主義をぶっ倒し、私たち自身が主人公たりえる社会を建設していくための革命への決意に満ちた1万3千票だったのだと。
 ここからが本番です。闘う学生は、安倍政権に対して全学ストライキをたたきつける覚悟です。ともに闘いましょう!

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