高崎で1500人デモ さよなら原発 NAZENが登壇

週刊『前進』06頁(2624号04面04)(2014/03/17)


高崎で1500人デモ さよなら原発 NAZENが登壇


 3月9日、高崎城址公園で、「力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション」が開かれ、コンサートと集会、高崎市内デモが1500人で闘われました。
 高崎市役所向かいの公園に、特設ステージと、賛同団体や出店などの約30のテントが並びました。地元の音楽グループとサーカスの実演が明るく披露され、正午すぎに集会が始まりました。
 主催者あいさつを受けて、「希望の牧場・ふくしま」の吉沢正巳さんが登壇しました。福島・浪江と、福島第一原発の現状、福島の子どもたちの現状を怒りをもって訴え、原発廃炉の最後まで闘い抜くことを発言しました。「今年は勝負の年です。実力闘争が必要です。みんなで実力で国会を包囲しましょう」の呼びかけに、参加者は大きな声援で応えました。
 主催者から三つの団体がアピールに立ち、生活クラブ生協群馬、原発をなくす前橋連絡会に続いて、昨年5月に結成されたNAZENぐんまが登壇しました。この間のとりくみを紹介し、「労働者の力、労働運動の力ですべての原発はなくせます。そのために職場で闘おう。闘う労働組合をつくろう。組合のない職場の人は群馬合同労組に入ろう」「NAZENは皆さんからのカンパでふくしま共同診療所を開院しました。この春からは群馬の布施幸彦先生が福島に専念されます。福島の子どもたちを必ず守ります。NAZENに入ってすべての原発をなくしましょう。吉沢さんの呼びかけに応えて、3・11郡山集会・デモに行きましょう」と熱烈にアピールしました。
 高揚の中、デモに出発です。1500人のデモに高崎駅前や繁華街で大注目。飛び入りの女性、歩道で一緒にデモするカップルや高校生と大盛り上がりでした(写真)。
 この日に向けて、実行委員会は30人以上が集まって4回開き、8万枚のビラを分担し、各団体や労働組合に協力の要請をしてきました。
 この陣形での「3・11」は3回目ですが、昨年との違いは、NAZENをつくったことです。そこで学んだことは「労働者・労働組合の力で」「全原発は廃炉にできる」という軸心が据わると自由闊達(かったつ)に闘える、ということでした。また、一昨年8月から始めた「高崎駅金曜日行動=タカキン」は正月も豪雪の時も一日も休まず続き、「便り」も定期発行してきました。原発学習会も200回を迎えました。この団結の濃度と広がりが今日の大結集をつくりだしました。
 3・9高崎―11郡山の闘いを発展させ、すべての原発を今すぐなくしましょう。(群馬・T)

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