第14期 党学校で

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週刊『前進』06頁(2629号06面03)(2014/04/21)


第14期 党学校で

血債主義派との闘いは現代革命の不可欠な問題 鈴西由利

 1年間の学習をとおして最もよかったことは、5月テーゼ反対派=血債主義派との闘いの意味を、現代革命にとって不可欠な問題として路線的につかみとることができたことだ。血債主義ではプロレタリア国際主義を実現できないこと、弾圧への屈服、地区党の否定と「連合戦線党」への変質などである。「党の革命」を、階級的労働運動路線の全面的な貫徹と飛躍の過程として、今理解することができるようになっている。
 60年安保闘争、3全総と3回大会と70年安保・沖縄決戦、そして二重対峙・対カクマル戦にいたるまで、革共同は、革命に向かう路線として理論をつくり出し、かつ、全面的に実践してきた。そこに生き死にする同志によってすべては支えられた。50年の歴史は誇るべき歴史だとわかった。
 そして、国鉄決戦を第一の方針として闘う革共同だから、星野闘争も4大決戦の一つとして位置づけ闘うことができる。
 動労千葉の労働学校に続き、党学校に学ぶことができて、基本的かつ重要な「50年史」を学ぶことができた。「50年史」を形成する論議に参加できて、非常によかったと思っている。『現代革命への挑戦』を何回も読み、理解を深めていきたいと思う。

「50年」を総括し教訓を実践して革命に挑もう! 谷口真由美

 わが党がこの50年を経て、その内容を総括しきれたからこそ、今日新自由主義が終わりにさしかかる中で、革命情勢の主体となる確信をつかみとれたのだと思います。
 60年、70年安保の総括として、統一戦線戦術と党派闘争を積極的に展開できたけれど、階級の党としての党の基軸性を徹底できなかったことに反省があります。その反省は「労働者階級が中心となった」今日の統一戦線論に体現され、さらに党と労働組合の一体的建設にも確実に反映されたと思います。
 1966年の第3回大会では、革命党として唯一「反帝・反スターリン主義」のスローガンを掲げ、プロレタリア世界革命に向けてその中心軸をブレないものとして守り抜いてきました。
 革命に向けて必然的に対峙するものとして、70年代以降の反革命カクマルとの戦争をとらえ、その勝利性もあいまいさを残さず総括しました。
 2006年の「党の革命」を経て、マルクス主義・レーニン主義、階級的労働運動路線の原点へと立ち返り、今後も揺るぎない基軸としていくことをあらためて確認しました。今後さらに革命情勢が激化する中で、革命の勝利と表裏一体に新たな共産主義社会の建設に全責任を担う指導部を生んでいくことを、党学校の中で確固たるものとして最終確認しました。
 党の基軸は揺らがないものとして、常に過去をあまりなくとらえ返し、その教訓を今日の実践の中で確実に生かしていく、そのような意識性で革命へと挑んでいきたいと強く感じた今年度の党学校でした。
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