6・8国鉄全国大集会へ 被曝労働拒否ストを共に闘い反原発闘争解体を粉砕しよう 5月沖縄闘争‒泉佐野市議選勝利を

週刊『前進』06頁(2631号01面01)(2014/05/12)


6・8国鉄全国大集会へ
 被曝労働拒否ストを共に闘い反原発闘争解体を粉砕しよう
 5月沖縄闘争‒泉佐野市議選勝利を

(写真 4・25法大デモに新入生が続々合流【千代田区】=記事5面)


 動労千葉は5月2日、CTS(千葉鉄道サービス)が昨年採用したプロパー社員に熟練が必要な仕業検査をやらせるという安全破壊の暴挙に対し、怒りのストに立ちました。動労水戸は5月10日、常磐線の6・1竜田延伸強行に向けた安全無視・被曝労働強制の攻撃に、ストで大反撃を開始しました。動労千葉と動労水戸を先頭に、今こそ新自由主義の安全破壊と闘い、全産別・全職場で反合・運転保安闘争に決起する時です。国鉄闘争全国運動の6・8大集会に総結集し、JR体制打倒・革命勝利を切り開きましょう。5月沖縄闘争に決起し、戦争・改憲と解雇・非正規職化の安倍打倒へ闘いましょう。

常磐線竜田延伸阻止へ動労水戸がストライキ

 6・8国鉄闘争全国集会は、日本における新自由主義の本格的始まりとなった国鉄分割・民営化でつくり出されたJR体制を打倒し、革命勝利へと突き進む労働者人民の未来をかけた大集会です。JRとその体制こそは労働者人民の命と安全を破壊し、「命よりも金もうけ」を貫く新自由主義の象徴であり、ブラック企業の典型です。破産し崩壊するJR体制がJR西日本の尼崎事故、JR北海道の数々の事故、JR東日本の川崎駅事故を引き起こし、労働者人民の命を奪い、安全を脅かしているのです。
 しかもJR東日本は、採用してわずか1年の労働者に、熟練を必要とする仕業検査までやらせるという安全破壊に突き進んでいます。そればかりか、福島第一原発事故で避難している労働者人民を、高放射線量地域である楢葉町に帰還させるために、6月1日から常磐線を竜田駅まで延伸させ、被曝を強制しようとしています。絶対に許せません。動労水戸とともに6・1竜田延伸を絶対阻止しましょう。
 しかもこの動労水戸の闘いは、細川・小泉連合による反原発闘争の解体と運動の総転向を狙うとんでもない攻撃と、真っ向から対決し粉砕する決定的な闘いです。
 JR資本は今、帝国主義として脱落を深める日帝の海外侵略と戦争政策の先兵となり、原発や武器輸出と一体の鉄道パッケージ輸出に全力を挙げようとしています。JR資本は、新幹線の車両、信号、通信、運行管理などのシステム輸出で、海外の鉄道メジャーとの受注競争にかちぬき、そのために国内では鉄道事業を全面的に外注化して、徹底的にコスト削減を行おうとしているのです。
 この鉄道のパッケージ・システム輸出こそ安倍政権の「成長戦略」の柱であり、今や日帝の絶望的延命策となっています。JR体制はJR東海名誉会長・葛西敬之ともども安倍政権の根幹そのものなのです。
 ところがこのJR体制は、2月23日のJR東日本の川崎駅事故が示すように鉄道の安全を崩壊させているばかりか、JR貨物やJR北海道・四国・九州の経営破綻問題も爆発して、すでにガタガタで、完全に崩壊していることは明らかです。国鉄分割・民営化は大破産したのです。
 これに対し、労働者人民の命と安全を破壊し被曝まで強制するJR体制を打倒することこそ、今やすべての労働者人民の要求です。何よりもJRで働く青年労働者が安全破壊と労働破壊のJR体制に激しい怒りを爆発させ、怒りの決起を始めています。しかもJR資本とJR総連カクマルの結託による労働者支配の崩壊も始まり、JR体制打倒の歴史的チャンスが到来しています。
 こうした中で闘われている動労千葉や動労水戸のストライキは、JR体制を打倒し革命勝利を切り開く新たな国鉄決戦への決起です。国家や資本が何の責任もとれず、この社会を破壊する存在でしかないことはもはや明らかです。今こそ労働者は労働組合のもとに団結し、歴史的命脈が尽き腐りきった資本主義・帝国主義を打倒して、労働者が主人公の真に人間的な共同社会を建設するために闘う時です。
 国鉄決戦勝利への歴史的集会として、6・8を全国結集で大成功させましょう。

国鉄10万筆署名達成し解雇撤回・拠点建設へ

 6・8国鉄大集会は国鉄1047名解雇撤回・JR復帰をかちとるための総決起の闘いです。国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、国鉄新10万筆署名を達成し、最高裁に解雇撤回・JR復帰の判決を出させようではありませんか。
 国鉄1047名解雇が不当・不法な国家的不当労働行為であることを、この間、東京地裁と東京高裁に認めさせることができたのは、動労千葉による国鉄分割・民営化反対の2波の大ストライキが圧倒的な正義だったからです。国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、JR体制による外注化・非正規職化攻撃と闘いぬいている動労千葉の闘いが、全産別・職場で圧倒的な吸引力を発揮する時がきました。
 この間、多くの連合傘下の労働組合が上部団体の制動を超えて、10万筆署名を取り組むことを決定しています。全国各地のメーデーで労働者が列をなして10万筆署名に応じました。国鉄分割・民営化反対闘争に勝利したいという熱い思いがこめられています。こうした中で東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回の大勝利は、非正規職労働者であっても職場に労働組合をつくり団結して闘えば勝てることを示しました。
 今こそ、国鉄を先頭に、自治体、教労、郵政の4大産別と全産別に、動労千葉のような階級的労働運動の拠点をつくり出す時です。6・8国鉄大集会を、階級的労働運動を職場からつくり出す新たな出発点として圧倒的に成功させようではありませんか。

労働運動と国際連帯で辺野古基地建設阻止を

 この6・8国鉄大集会の成功をかちとるためにも、5・17〜19沖縄現地闘争に全国から大結集し、日米帝国主義の戦争政治と対決して闘いましょう。大恐慌は、一方で帝国主義間・大国間の争闘戦がついに軍事化・戦争化する段階へと激化・深化するとともに、他方では全世界に革命情勢を生み出しています。今年の5・15沖縄闘争は、日米帝国主義、オバマと安倍による戦争=世界戦争の攻撃に対し、労働者国際連帯を貫く闘いです。
 4・24日米首脳会談では、日米帝国主義の強盗どもが相互の矛盾・対立を激化させつつ、沖縄の辺野古新基地建設の推進で合意しました。これに怒りを爆発させ、辺野古新基地建設を絶対阻止するために、5・17〜19沖縄に全国から駆けつけて闘いましょう。
 安倍政権は集団的自衛権の行使容認へ憲法解釈を変更するために、今週にも「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)に報告書を出させ、今国会中か秋の臨時国会までにも閣議決定しようとしています。安倍政権は、「放置すれば日本の安全に重大な影響が及ぶ場合」に集団的自衛権を行使するなどと、日帝が無制限に軍事行動できるものとして定義することを狙い、「地球の裏側まで」(自民党幹事長・石破茂)自衛隊を派兵して戦争を行おうとしています。これはまさに9条改憲攻撃そのものです。
 5・15沖縄闘争で、安倍政権によるこの戦争・改憲攻撃と真っ向から対決し、沖縄から日米安保同盟粉砕・全基地撤去の闘いを爆発させようではありませんか。
 そのためにも、沖縄IBMビジネスサービス労組の青年労働者に対する解雇攻撃を絶対に許さず、沖縄で階級的労働運動をつくり出し、さらに沖縄から学生運動を爆発させる歴史的な一大転換点とするために闘いぬきましょう。
 革共同は、東京都知事選への挑戦をもって2010年代中期階級決戦に先制的に突入しました。『前進』春季特別号で「JR体制打倒し革命勝利へ」の大方針を打ち出し、国鉄決戦勝利へ総決起しています。5〜6月の泉佐野市議選、杉並区議補選をも、この路線のもとで断固として闘い、勝利しましょう。
 すでに1〜4月の過程で、青年労働者、学生をはじめ闘う労働者人民が続々と革共同やマル青労同、マル学同中核派に結集しています。党と労働組合の一体的建設に革命勝利もかかっています。革共同に結集しともに闘いましょう!

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解雇撤回、非正規職撤廃! 基地撤去、改憲・戦争阻止!
新自由主義と闘う労働者の国際連帯で安保・沖縄闘争の勝利へ!
「復帰」42年 5・17沖縄集会
 5月17日(土)午後6時開場
 沖縄県青年会館ホール(那覇市久米)
 主催 「復帰」42年 5・17沖縄集会実行委員会
 呼びかけ 国鉄闘争全国運動・沖縄
 関連企画 午後4時 国際通りデモ(県民広場出発)

5・15平和とくらしを守る県民大会
 5月18日(日)午後2時
 宜野湾市海浜公園野外劇場(沖縄県宜野湾市真志喜)
 主催 沖縄平和運動センター

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