新宿メーデー 〝戦争と非正規化の安倍倒せ〟 JR東本社へ怒りのデモ

週刊『前進』06頁(2631号01面02)(2014/05/12)


新宿メーデー 〝戦争と非正規化の安倍倒せ〟
 JR東本社へ怒りのデモ

(写真 闘う国鉄労働者を先頭にJR東日本本社に迫るデモ【5月1日 新宿】)

 「低賃金・長時間労働、もうがまんならない!解雇撤回!生きさせろ!戦争と非正規化の安倍倒せ!」を掲げる「新宿メーデー」が5月1日午後行われ、430人が四谷区民ホールで集会を開いた後、デモをうちぬいた。仙台、広島、岡山などでも闘われた。
 安倍を招きメーデーを行った連合に対し、「新宿メーデー」は安倍への労働者の怒りを大結集させるメーデーとなった。国鉄1047名解雇撤回を軸にして、闘う労働運動の復権が始まった。
 司会は東京交通労組と動労千葉青年部の労働者だ。「全労協の日比谷メーデーでは解雇撤回・JR復帰署名が620筆集まった」。東交労働者が報告すると、会場全体が早くも沸き上がった。14メーデーでは全国で4千筆以上の国鉄署名が集まっている。労働者は闘いを求めているのだ。
 山本志都弁護士と全学連の坂野陽平書記長の連帯あいさつの後、特別報告に立った動労千葉の田中康宏委員長は、「私たちが集まったメーデーこそ本物だ」と確信に燃えて訴えた。そして「外注化―出向粉砕! 反合・運転保安確立」を掲げてストライキに入ると報告、動労千葉の新たな戦闘宣言を発した。
 動労千葉争議団の中村仁さんも「署名を労働者一人ひとりの力にして社会を変えよう」と最高裁決戦への決意を述べた。
 被曝労働拒否の闘いで圧倒的な共感を呼んでいる動労水戸の辻川慎一副委員長は、常磐線竜田延伸阻止の決戦に突入することを宣言した。
 地裁で解雇撤回の勝利判決をもぎとった東京西部ユニオン鈴コン分会の仲間は、早朝から社前で闘い会場に駆けつけた。
 鈴コン資本は前日4月30日に控訴したが、吉本伸幸分会書記長は「原職復帰するまで闘う。非正規労働者でも職場で仲間と団結して労働組合をつくって闘えば勝てる。おれらに続け」と檄を飛ばした。鈴木善弘分会会計、行動を一日ともにした鈴コン分会闘争支援連帯・共闘会議呼びかけ人代表の花輪不二男さんも熱いアピールを発した。
 午前中に郵政本社へ抗議行動を行った郵政非正規ユニオン、銀座局の労働者とユニオン東京合同育成会分会の仲間が解雇攻撃と徹底的に闘う決意で登壇。八王子西郵便局で不当解雇と闘う青年S君は「必ず職場に戻る。すべての元凶である新自由主義社会を倒すために職場に団結をつくる」と堂々と発言した。
 自治体労働者、教育労働者、小竹運輸グループ労組、精研労組、日本機械労組からも闘いの報告が次々と寄せられた。
 そして安倍政権打倒、労働組合の復権を掲げる「2014年メーデー宣言」が採択された。
 さあJR東日本本社へデモに出発だ。「安倍打倒」「解雇撤回」「安全破壊の外注化反対!」。
 デモ隊列は大注目! 店やマンションから出てきてビラを受け取りにくる労働者も続出だ。1千枚のビラもまききってしまった。労働者の意識は一変している。いよいよ闘う労働組合の出番だ。6・8国鉄闘争全国運動集会へ総決起しよう!
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