仙台で怒りのメーデー 宮交バス事故繰り返すな

週刊『前進』06頁(2632号03面02)(2014/05/19)


仙台で怒りのメーデー
 宮交バス事故繰り返すな

(写真 5・1怒りのメーデー。被災地・福島の怒りをひとつに拳を突き上げ仙台市内をデモ)

 雨上がりの晴れわたった空のもと、仙台市繁華街の勾当台公園で行われた5・1怒りのメーデーに60人が結集した。
 3・11大震災から4回目のメーデー。被災地・フクシマの怒りをひとつにし、「労働者の団結で安倍倒そう!」と拳を突き上げた。「宮城交通バス事故を繰り返させない!」「貧困・過労死許さないぞ!」「民営化反対!」「労働者を殺すな!」と訴えて仙台市内をデモ行進。昼休みで公園に出てきた労働者、市民の注目も集め、多くの飛び入り参加もあった。
 集会は仙台市職労の青年労働者の司会で始まった。冒頭、みやぎ連帯ユニオン書記長が基調報告を行った。「宮交バス事故を繰り返してはならない。この事故は低賃金・長時間労働、そして仙台市による市営バスの委託化が生み出した事故だ。セウォル号の事故も非正規化が生み出した安全破壊だ。国鉄解雇撤回10万筆署名を職場・街頭で集めきり、6・8国鉄集会に総結集しよう」と訴えた。婦民全国協宮城支部、星野文昭さんを救う会の連帯アピールに続いて、各職場からの報告と決意が述べられた。
 仙台市職労保育所支部の仲間は「市当局による保育所民営化攻撃に絶対反対で闘う」と訴えた。全金本山労組の鈴木義和委員長は「会社の不当労働行為を認めさせ、謝罪させた。たとえ少数でも労働組合が闘えば勝てる。青年を獲得するためにがんばっていく」と勝利を報告し意気高く決意を述べた。みやぎ連帯ユニオン、NTT労組の仲間、福島の青年労働者、東北大学学生自治会の仲間からも決意が表明された。
 集会に先立ち、連合と県労連のメーデーに参加した労働者に国鉄解雇撤回新10万筆署名を呼びかけた。次から次へと署名に応じてくれ、集まった署名は300筆を超えた。とりわけ青年労働者の支持と注目は圧倒的だった。
(S)
このエントリーをはてなブックマークに追加