6月杉並区議補選 北島邦彦さん必勝へ 5・10杉並 都革新が総決起集会 〝労組拠点つくり安倍倒す〟

週刊『前進』06頁(2632号03面01)(2014/05/19)


6月杉並区議補選 北島邦彦さん必勝へ
 5・10杉並 都革新が総決起集会
 〝労組拠点つくり安倍倒す〟

(写真 北島邦彦さんの力強い提起に聴き入る【5月10日 荻窪】)


 北島邦彦さんの杉並区議補欠選挙(6月29日投票)の勝利をめざして、5月10日、都政を革新する会の総決起集会が、会場を埋める120人の参加で大成功した。この日の動労水戸のいわきでのストライキ闘争と固く団結してかちとられた。集会には2月都知事選以来の激しい内外情勢のもと革命的激動を担ってきた同志を始め区内からも多くの仲間、新たな仲間が結集した。2010年代中期階級決戦へ突入する中、選挙闘争における大転換をさらに推し進める場となった。
 集会は東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の鈴木善弘会計が司会をつとめ、基調を東京西部ユニオン北島邦彦副委員長が提起した。
 北島さんはまず「大恐慌のもと日々危機的にエスカレートする安倍政権の戦争・改憲―首切り・生活破壊の攻撃に対する燃え上がる怒りを何倍にも拡大して絶対に安倍を倒そう」と訴えた。「世論調査でさえ青年層の意識の急激な変動を伝え、何より職場生産点での怒りが噴き上げ、大きな抵抗、決起が開始されている。動労千葉とともに階級的な労働組合をつくって絶対反対で闘えば勝てることを、鈴コン分会の4・16勝利判決ははっきりと示した」「今こそ6・8国鉄闘争全国集会へ、JR体制打倒の国鉄闘争を基軸に全力で闘おう。ここを中心に団結した時、安倍を倒すことができる」と、区議補選を闘う最大の目標を鮮明にした。さらに「2月の都知事選挑戦でわれわれを除くすべての党派の総転向情勢が暴かれたが、これは新自由主義の破産と崩壊であり、闘う労働運動、大衆運動の巨大なチャンスだ。文字通り鈴木達夫候補が掲げた主張を杉並の場で実現する時だ」「何より、国鉄新10万筆署名を推進しよう。闘う労働組合の拠点を、分会をつくる闘いに入ろう」と提起した。
 同時に行われる区長選で再選を狙う田中区長は、破綻した右翼・山田区政を「修正」したが、田中は民営化・外注化を山田以上に推進し、これに社共も脱落分子もくみし、屈服している。これらをぶっ飛ばす闘いの主体は、現場の労働者であり、ともに闘うわれわれだ。区議補選勝利への方向が打ち出された。
 吉本伸幸東京西部ユニオン委員長から特別報告が行われた。「鈴コン分会の大勝利はみなさんとともにかちとられた。勝利の核心は、どんな攻撃や団結破壊に対しても職場に徹底的にこだわって資本と闘い、団結の強化拡大にかけてきたことだ。その根底には都知事選への挑戦、現代革命への挑戦があった。今度の選挙を、国鉄決戦勝利・労働組合建設の選挙として、労働者の党をつくる闘いとして闘おう。東京西部ユニオンは、動労千葉を始め4大産別、合同一般全国協の仲間とともにその先頭で闘う」
 さらに、区議補選をともに闘う区内の仲間、学生・青年労働者から発言が続いた。武田雄飛丸君は、法大田中優子総長体制のペテン性・破綻性を鋭く暴き、4・25法大闘争の大勝利を報告し、ともに闘う決意を述べた。郵政で解雇撤回を闘う青年は、この日、動労水戸のスト支援闘争に参加して駆けつけ、解雇撤回闘争を全力で闘って連帯する決意を述べた。東京西部ユニオン青年部も決意を表明した。都革新後援会からも一体で闘うあいさつが行われ、最後に長谷川英憲都革新代表のまとめと団結ガンバローで締めくくった。

このエントリーをはてなブックマークに追加