米紙 「アベはアジアで最も危険」

週刊『前進』06頁(2633号06面02)(2014/05/26)


米紙 「アベはアジアで最も危険」


 日帝・安倍の「戦後レジームからの脱却」と称する突出した策動は、日米争闘戦の激化と日米矛盾の深刻化をもたらしている。この間、米主要マスコミは政府や支配階級の立場を代弁して、安倍への批判を強めている。
 ウォールストリート・ジャーナル電子版5・16付は「日本のシンゾー・アベは、アジアで最も危ない人物」という見出しを付けた記事で、「超国家主義者である安倍首相は中国の指導者よりも、周辺諸国との政治的、軍事的バランスを不安定化させる」という有力投資家の発言を紹介した。
 ニューヨーク・タイムズ5・8付の社説は「解釈改憲は、民主主義のプロセスを完全に傷つける行為。憲法は権力をチェックするものであることを安倍首相は知るべきだ。日本は民主主義の試練に直面している」と安倍を批判した。同紙は「安倍首相の危険な修正主義」と題した3・3付社説でも、「安倍首相の国家主義的性質は日米関係にとってこれまでにない脅威だ」と指摘し、安倍を痛烈に批判した。
 また米外交専門誌フォーリン・ポリシー4月号は「オバマ政権が安倍氏を信用しがたい人物とみているのは、公然の秘密だ」と指摘した。
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