〝川内再稼働やめろ〟 官邸・国会前大抗議 猛暑吹き飛ばして行動

週刊『前進』06頁(2635号04面02)(2014/06/09)


〝川内再稼働やめろ〟
 官邸・国会前大抗議
 猛暑吹き飛ばして行動

(写真 田中知の原子力規制委就任と川内再稼働の動きに強く抗議【6月1日 首相官邸前】)

 「川内原発再稼働反対! 原発いらない! 廃炉・廃炉! 人事案反対!」
 6月1日午後、「川内原発再稼働やめろ/官邸・国会前大抗議」行動で、首相官邸前と国会前に首都圏を始め全国から集まった人びとが、腹の底から振りしぼる大きな声で訴えた。
 最高気温33度の猛暑、ぎらぎら照りつける強い日差しのもとで、「1基たりとも再稼働させない」という熱い思いがほとばしった。
 川内原発から29㌔地点の熊本県水俣市から駆けつけた男性は「原発事故でも水俣病でも、企業は住民に健康被害を押しつけた。鹿児島県がつくった川内原発の大事故時のシミュレーションは、29時間かけて避難するというまったく現実味のない計画。再稼働を絶対に阻むため、力を合わせて頑張りましょう」と呼びかけた。この日の行動には川内原発の地元・鹿児島県からも多くの労働者・住民が参加した。
 鹿児島県は5月29日、川内原発の大事故を想定して、原発から半径30㌔圏内に住む21万5千人の9割の住民が30㌔圏外に避難する避難時間のシミュレーションを公表した。避難が終わるのは事故から28時間45分後だ。こんな「避難計画」が空論であることは言うまでもない。
 原発再稼働にひた走る安倍政権に対する憤りはますます大きく広がっている。
(S)
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