国際連帯こそ世界の労働者の勝利の道だ 韓国鉄道労組ソウル地方本部長 オムギリョンさん

週刊『前進』06頁(2636号01面03)(2014/06/16)


国際連帯こそ世界の労働者の勝利の道だ 韓国鉄道労組ソウル地方本部長 オムギリョンさん


 昨年12月の23日間の鉄道ストライキについて報告します。鉄道労組は数十年間、何度もストライキをしながら鉄道民営化を阻止してきました。しかし、パククネは政権に就くやいなや民営化攻撃を開始しました。
 鉄道労組はKTX(高速鉄道)の分割を鉄道民営化の第1段階ととらえストに決起しました。パククネ政権は130人の解雇、8600人の職位解除、数百億㌆の損害賠償訴訟、組合財産仮差し押さえなど弾圧してきました。それでも私たちが23日間のストを闘えた理由は、長い闘争をともに闘い、ともに責任を負う中でつくられた労働者の義理、同志に対する信頼があったからです。
 そして闘争の正当性と民営化反対の国民の支持です。特に路線削減や運賃高騰への危機感が強く、最も重要な安全と生命が守れなくなることから、市民が鉄道民営化反対対策委員会を作り、百万人署名も集まり、民営化反対の世論が拡大し、労組の闘争へも支持を寄せてくれました。仲間を信じ、闘いの正当性に確信を持ち、国民の支持を基盤に闘争を続けます。
 鉄道民営化とセウォル号大虐殺の根は同じです。検査周期の延長、人員削減、駅の無人化、外注化、非正規職の拡大、1人乗務など鉄道の安全は次々と切り捨てられています。動労千葉の同志たちが闘う理由も同じではないでしょうか。
 私たちは闘争を継続し最後は勝利します。
 新自由主義という怪物に国境がないように、労働者たちの連帯と闘争にも国境があってはならない。国際連帯こそが世界の労働者たちの勝利の道です。階級的労働運動の再生のために動労千葉とともに闘う同志の皆さんに、心から支持と声援を送ります。トゥジェン!

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