2014年日誌  6月3日~9日 ECBがマイナス金利へ/憲法解釈変更へ閣議決定案を提示

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週刊『前進』06頁(2636号04面02)(2014/06/16)


2014年日誌  6月3日~9日
 ECBがマイナス金利へ/憲法解釈変更へ閣議決定案を提示


●「戦闘地域に自衛隊」政府が基準案示す 政府は、自衛隊が多国籍軍に行う後方支援について、従来の「非戦闘地域」という制限を廃止し、戦闘が行われている地域でも自衛隊が活動できるようにする新基準案を自民、公明両党に示した。(3日)
●日航整理解雇、二審も「解雇有効」 日本航空から整理解雇された客室乗務員ら71人が解雇の無効確認などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は解雇を有効とした一審判決を維持し、原告側の控訴を棄却した。(3日)
●天安門事件から25年、香港で18万人集会 1989年の天安門事件の犠牲者追悼集会が香港で開かれ、主催者発表で約18万人が集まった。(4日)
●日・EU首脳会談、EPA交渉の継続呼びかけ 安倍首相は、ブリュッセルで欧州連合(EU)との首脳会談を行い、EPA(経済連携協定)の早期妥結へ交渉を継続するようバローゾ欧州委員長に呼びかけた。(4日)
●シリア大統領選、アサド3選 内戦が続くシリアで行われた大統領選挙で、シリア人民議会のラハム議長は、現職バシャール・アサドが当選したと発表した。(4日)
●G7サミット、対ロ追加制裁を示唆 ブリュッセルで開催された主要7カ国(G7)首脳会議が、ロシアに対してウクライナとの対話を促し、状況によっては追加制裁を課すことも示唆する宣言を発表して閉幕した。(5日)
●欧州中銀、マイナス金利導入 欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏18カ国の金融政策を決める理事会で、主要政策金利を過去最低の0・15%へ、また民間銀行がECBに資金を預ける際の金利をマイナス0・1%へ引き下げることを決定した。マイナス金利導入は主要中央銀行で初。(5日)
●環境相、リニア新幹線着工へ意見 石原伸晃環境相は、JR東海が提出したリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)についての意見を太田昭宏国土交通相に提出した。これを踏まえ、来月22日までに国交相がJR東海へ意見を出す見通し。(5日)
●米国防総省、中国軍拡を指摘 米国防総省は、中国の軍事力を分析した議会向け年次報告書を公表した。中国軍が台湾海峡有事だけでなく東中国海・南中国海での有事にも備え、軍事力の整備を進めていると指摘。(6日)
●集団的自衛権、首相が今国会中の閣議決定指示 安倍首相は、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定を今国会中に行うため、公明党との協議をまとめるよう自民党幹部に指示した。(6日)
●ウクライナでポロシェンコ新大統領が就任 6日にロシアのプーチン大統領と会談し、紛争の早期停止を目指すことで合意したウクライナのポロシェンコ新大統領が、キエフで就任式を行った。(7日)
●憲法解釈変更、政府が閣議決定案を提示 政府は、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定案を与党幹部に提示した。「必要な自衛のための措置」に限って集団的自衛権を行使できると明記する考え。(9日)

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