6・12法政大 デッチあげ「暴行」起訴許さぬ 武田法大文連委員長をデモで激励

週刊『前進』06頁(2636号05面04)(2014/06/16)


6・12法政大
 デッチあげ「暴行」起訴許さぬ
 武田法大文連委員長をデモで激励

(写真 武田君が勾留されている麹町警察署に肉薄し、「武田君を今すぐ返せ!」と声を張り上げて進むデモ隊【東京都千代田区】)

 6月12日、武田雄飛丸君への不当な起訴を弾劾する法大―麹町署デモを打ち抜きました!
 今回の弾圧は許しがたい内容です。5月13日、武田君は「器物損壊」の「現行犯」をデッチあげられ逮捕され、6月3日に「暴行」で起訴されました。「起訴事実」とされた内容も「(弾圧職員が)持っていたカメラをたたかれた」「持っていたプラカードを押しつけられた」「手を引っ張られた」など「暴行」とはまったく呼べないふざけたものです。「器物損壊」のデッチあげが破産したにもかかわらず、武田君を閉じ込め続けるために法大総長・田中優子が職員を「被害者」に仕立てあげたメチャクチャな政治弾圧です。武田君を警察・検察に売り渡した田中総長は恥を知れ。
 デモ前には武田君奪還のために集まった法大と首都圏大学の仲間たちが法大外濠門前で続々とアピール! 斎藤郁真・全学連委員長が「武田君奪還のために法大生はともに行動しよう。武田君への起訴は私たちを脅して、行動させないための政治弾圧です。みんなで一歩勇気を出してデモに出よう」と訴えました。
 続いて首都圏大学の新入生からアピール。上智大の新入生は「本当にふざけた弾圧です。首都圏、全国の学生は連帯して闘う」と決意を述べ、神奈川大の新入生は「本当に許しがたいと思って授業を休んできました。これが『リベラル』を謳(うた)う大学か!」と法大当局を弾劾。
 武田君のご両親も参加し、お父さんは「こんな『当たり屋』まがいのことで息子は閉じ込められているのか。ふざけるな」と憤りを表明しました。
 最後に山本一如・法大文化連盟書記長が「武田君を取り戻そう。法大当局はみんなの怒りを思い知れ」と闘う決意をほとばしらせ、麹町署に向けたデモに出発!
 「田中優子は武田君を返せ!」「学問を金もうけにするな!」「田中優子はペテン師だ!」「文化連盟とともに闘うぞ!」「大学を取り戻すぞ!」と明るいムードでデモ行進し、新入生もデモコールに決起しました。
 武田君が勾留されている麹町署前では山本君が「雄飛丸、聞こえるか!」「みんな会いに来たぞ!」「武田君を取り戻すぞ!」と元気良くコール! 付近で働く労働者の大注目の中、デモをやりぬきました。
 デモ解散地点では斎藤君が「私たちは武田君の逮捕に対してもデモをやり、起訴に対してもデモをやった。団結を広げ、武田君を取り戻そう!」とまとめ、山本君の音頭で団結ガンバロー! 武田君の早期奪還をかちとり、法大闘争勝利へ。文化連盟と全学連は法大自治会建設へ向けて闘います!
(法政大学・T)

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(写真 斎藤郁真委員長の熱のこもった「法大闘争総括」の提起に聞き入る参加者【6月6日 東京都内】)

武田君・赤嶺君のように闘おう
 新入生らが活発な議論

 6月6日、「法大闘争勝利! 処分撤回! 首都圏学生交流集会」が東京都内で開催された。主催は、法大文化連盟を中心に法大闘争を闘う学生で組織する「首都圏学生運動復活会議」だ。新入生を先頭に各大学の闘う仲間が集まり、会場は6月3日に起訴された文連委員長・武田雄飛丸君を一刻も早く取り戻そうという熱気に包まれた。
 今回のテーマは、06年3・14法大弾圧から8年超の法大闘争史を学ぶとともに、闘いの中で得たものを共有し、法大闘争を先頭に首都圏学生運動のさらなる発展をかちとることだ。
 冒頭に司会の坂野陽平・全学連書記長があいさつ。沖大自治会再建の報告とともに武田君起訴と沖大学生自治会委員長・赤嶺知晃君への訓告処分(6月4日付)という攻撃に触れ、「敵の凶暴さは弱さの現れ。全国大学から法大闘争のような闘いをつくり出して反撃しよう」と訴えた。
 続いて「法大闘争8年史」の動画上映。激闘の数々と、暴処法無罪をはじめ数多くの勝利がかちとられた歴史の映像が目まぐるしく流れ、満場の拍手がわき起こった。
 次に「法大闘争を振り返って」と題して斎藤郁真・全学連委員長が法大闘争史の総括と武田君奪還に向けて提起した。「武田君への起訴は政治弾圧だ。政治弾圧には政治闘争で反撃しよう」と訴え、法大闘争総括に移った。法大闘争は目の前の敵に対して怒りを燃やして立ち上がる中で始まり、文連をはじめ多くの大衆的決起がかちとられたこと、動労千葉との労学連帯に発展し「大学改革=教育の民営化反対」路線を確立し、国際連帯が広がったこと、「11年3・11」を経て御用学者と新自由主義大学に怒る新しい世代が立ち上がってきたこと、法大闘争が確立した路線のもとで全国大学で自治会再建が開始され、法大闘争は新段階に入っていることが提起された。最後に、運動を体現する「決定的な一人」を「絶対反対と団結」の中から生み出し、学生自治会を復権しようと締めくくった。
 自由討論では、感想やさまざまな問題意識が出された。「どのようにして敵と闘ったらいいか」「逮捕・処分を辞さず闘う姿勢がすごい」「自分の大学で政治や学生自治を取り戻したい」等々、法大闘争から学びたい、法大闘争に連帯して闘いたいという立場から活発な議論がなされた。
 最後にまとめとして「武田君・赤嶺君のように闘おう!」というスローガンと、武田君即時奪還に全力で取り組むことが確認された。
 今後の企画として、全学連三里塚現地行動隊から反対同盟を招いての三里塚闘争学習会も提起された。集会後、赤嶺君に贈る檄布(げきふ)への書き込みを行い、全員が自らのキャンパスでの闘いをさらに発展させることを強く決意した。
(首都圏学生・J)

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