「生きるための団結」を拡大する選挙闘争 分断を破り非正規職撤廃へ

週刊『前進』06頁(2637号03面02)(2014/06/23)


「生きるための団結」を拡大する選挙闘争
 分断を破り非正規職撤廃へ


 5月闘争と6・8国鉄全国集会で、階級的労働運動と国際連帯は新たな段階に入った。6・8集会をもって国鉄闘争全国運動の新たな発展のもと、民営化・外注化、改憲との全産別的闘い、三浦半島教組を始め労組権力奪取の闘い、闘う労組青年部建設の闘いが本格的に始まっている。
 杉並では郵政非正規ユニオンの新たな分会が結成された。沖縄・日本IBMビジネスサービス労組は4月書記長雇い止め粉砕闘争と5月沖縄闘争の勝利の上に、新たな雇い止め解雇攻撃を粉砕するストライキを貫徹した! 杉並区議補選闘争の街頭宣伝では「労働相談」の旗が立ち、解雇撤回闘争を闘う青年や非正規職の青年が先頭に立って「闘う労働組合を職場につくろう!」と訴え、多くの労働者が足を止め討論が始まっている。
 そこにあるのは「外注化阻止! 非正規職撤廃! 解雇撤回! 被曝労働拒否! 福島を切り捨てるな!」という怒りと闘いであり、「生きるための団結」の圧倒的形成と拡大だ。こうした職場拠点攻防と街頭での闘いが、新自由主義・安倍―葛西を追いつめる私たち労働者の選挙闘争だ。青年を始めとする労働者の希望は闘う労働組合の中にあることをとことん訴え、東京西部ユニオン副委員長・北島邦彦さんの当選をかちとろう!

どんな職種でも私たちは労働者

 この社会には、さまざまな年齢や職業の労働者がいる。生コン、アパレル、IT業界などさまざまだ。服装などから「自分(あの人)は労働者」だと分かる人もいるが、「○○スタッフ」「クルー」「OL」「事務員」などの呼び方がされ、「自分は労働者だ」という考え方が曇らされている人の方が多い。
 どんな職種でも賃金をもらっている以上労働者だ。この資本主義社会の職場には、労働者と経営者しかいない。しかし職場や選挙戦の街頭では、そう考えていない労働者とも出会う。その一人ひとりの労働者に何を話しかけるのか、語るのかを組合や選挙の会議で徹底的に議論し、職場・街頭で訴えよう。階級的労働運動とは、職場で一人の仲間を「私もあなたも同じ労働者だ」と獲得する闘いだ。そこには厳しい苦闘がある。その苦闘にみんなで本当に向き合ったときにものすごい団結が生まれ、民営化や非正規職化をとことん進める安倍や資本家への怒りがストレートに爆発する。
 「NHKも労働者が職能的に分断されて簡単には結び付けず、お互いがけ落とし合いみたいなことをやっていた。それをひとつの考え方で統一していくのは本当に苦労しました。飲み屋で朝まで議論して、店を追い出されてそのまま公園で議論しました。それは何のためかというと、自分たちは労働者だということの確認のためです。アナウンサーも記者もディレクターも労働者なんだと。かなり乱暴な議論もやりましたよ。『アナウンサーさんは声帯という筋肉を使う筋肉労働者だ』とかね(笑い)。そういう議論までして、『裸一貫で生まれ裸一貫で死んでいく何ものも持たない労働者、ゆえに全世界を獲得できる、獲得したいと思える階級なんだ』と私は確信してきましたし、今回その確信をますます強くしました」(2月都知事選闘争の総括集会、鈴木達夫さんの発言)
 労働組合の闘いは、解雇や賃下げ、権利侵害などの攻撃をいつもはね返せるわけではない。必ずしも「得」になるわけではない。それでも私たちが「闘う労働組合をつくろう、ともに闘おう」と訴えるのはなぜか。労働者階級の勝利は「賃上げ」や「解雇の撤回」という直接的なものもあるが、それよりも非正規職や解雇の現実に対する闘いと団結の拡大にこそあるからだ。27年に及ぶ国鉄闘争は今年、沖縄や郵政の「新たな解雇撤回闘争」を生み出し、その闘いは6・8集会の大結集と高揚、新たな組合分会の結成や労働組合の組織拡大、解雇撤回闘争への決起を生み出している。闘いは拡大・発展している。安倍―葛西を先頭とする資本家どもが最も恐れるのはこの「一人の決起」が生み出す団結の拡大だ。勝利を確信して、杉並区議補選を組織拡大選挙として闘いぬこう。

労組のリーダー無数に生む闘い

 正規・非正規の分断を打ち破る職場闘争を開始しよう。そのカギは「評価制度による解雇」との闘いだ。郵政に新たな分会を立ち上げた労働者の決起の原動力は「スキル評価制度」による賃下げ、実質的な解雇攻撃への怒りである。「評価制度」とは資本の意のままに賃下げや解雇が自由にできるということだ。安倍政権は地方公務員法改悪をもって、公務員を含む全産別で「解雇自由」にしようとしている。
 労働者が解雇されたあとの職場は、解雇によって人員が減らされた矛盾がすべて現場に労働強化として襲いかかる。その現実に正規も非正規も関係ない。郵政でも自治体でも、すべての職場に共通にあるこの怒りを解き放ち、正規・非正規が一つになって評価制度(による解雇)粉砕闘争に立ち上がろう。「お前はこの仕事に向いていない」「できないなら、嫌ならやめろ」と言われ、悔しい思いで涙をのみながら職場を去らざるをえなかった無数の、青年を始めとする労働者の積年の怒りを爆発させよう! この闘いを通して、労働組合の決定的リーダーを無数に生みだし、選挙闘争に勝利しよう。
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