川内原発再稼働を阻め 鹿児島1千人で〝県議会行動〟 伊藤知事と九電に怒りのデモ

週刊『前進』06頁(2637号05面01)(2014/06/23)


川内原発再稼働を阻め
 鹿児島1千人で〝県議会行動〟
 伊藤知事と九電に怒りのデモ

(写真 千人を超す労働者・市民が鹿児島県庁前を埋め「川内原発再稼働阻止」を訴えた【6月13日】)


 6月13日、朝から鹿児島県庁前で「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」の主催による「川内原発を再稼働させない県議会行動」が行われました。
 この闘いは、鹿児島の反原発勢力の呼びかけによるものであり、玄海原発立地の佐賀や九州各地、さらに東京、関西、福島など全国から1千人を超える労働者・市民が結集しました。福岡県労組交流センターやNAZEN福岡、NAZENナガサキも、全国の仲間と一緒になって「川内原発再稼働阻止! フクシマ連帯! 全原発廃炉!」を訴えて闘いました。
 県庁を包囲する集会と同時に、各会派(自民・県民連合・公明・共産・無所属)の議員に対しての要請行動や「再稼働に不安を抱く声に耳を傾けた議論」を求める署名提出行動が伊藤祐一郎知事に対して行われました。また、参加者のうち145人が県議会を傍聴しました。
 この間、県庁前では集会が続きました。私たちは、「NAZEN通信」6月号の配布と、原発労働での被曝の労災認定裁判を闘っている梅田龍亮さんの支援カンパの呼びかけに取り組みました。参加者の反応はよく、ほとんどの参加者が「通信」を受け取り、カンパにもたくさんの人が応えてくれました。
 集会では、リレートークにNAZEN福岡の仲間が立ち、「原発再稼働なんてありえない。チェルノブイリの時も、両親と一緒に原発反対を闘ってきましたが、どうして同じことを繰り返すのですか。私は怒りを抑えられません」「福島の子どもたちのために金をためて、ふくしま共同診療所に送っています」とアピール。「皆さんは怒っていますか」と参加者に投げかけると、あちらこちらから「怒っているよ!」と大きな声が返ってきました。
 知事要請行動の報告で話されたことですが、伊藤知事は、これまで原発反対派の団体やグループとは一切会っていないということでした。
 伊藤知事は、先の記者会見で「6月議会に結論を出さなければ九電経営にとって危機である」と言ったとのこと。まるで九電そのものです。
 この時も知事は要請行動には出て来ないで、危機管理局長が対応しました。要請行動では12万3364筆の署名を手渡したということです。
 集会を終え、県庁を取り巻く労働者・市民は、「川内原発の再稼働阻止」の決意をこめ、シュプレヒコールを上げながら九州電力鹿児島支社までデモ行進しました。
 歩道を通っての移動でしたが、参加者の怒りは収まらず、NAZEN福岡の仲間のリードで、「川内原発、再稼働反対!」「すべての原発、いますぐ廃炉!」とコールをしながらデモを続けました。九電支社前では全体でシュプレヒコールを上げ、この日の行動を貫徹しました。
 安倍政権と伊藤知事は、再稼働の先陣に川内原発を据えてきています。「3・11福島第一原発事故」をまったく省みようとしない許しがたい姿勢です。「人の命よりカネ」の新自由主義そのものです。

避難計画づくりを県知事が拒否

 川内原発周辺は、噴火を繰り返してきた活火山が多く、この巨大噴火のリスクについて検討さえせずに再稼働を進めようとしています。また避難計画についても伊藤知事は、当日の記者会見で「10㌔圏の避難計画は作るが、(原子力災害対策指針に定めた)10〜30㌔圏の避難計画を作らない。それは非現実的、空想だ」などと、まともな避難計画など作れないと自認し、ただただ再稼働ありきの許しがたい発言を行いました。
 川内原発再稼働攻撃に対する怒りは日に日に強まっています。追いつめられているのは政府と九電、伊藤知事です。6・13鹿児島現地闘争の高揚を引き継ぎ、川内原発1号機と2号機の再稼働を阻止しよう。
(九州・山下)
     ◇
 鹿児島県は5月29日、「避難時間シミュレーション結果」を公表した。30㌔圏内の住民21万5千人の9割が圏外に逃げる所要時間は9時間15分〜28時間45分。しかも1割の住民を見捨てることが前提の同結果に、怒りが広がっている。
(編集局)

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川内原発を再稼働させるな
6・28NO NUKES DAYさようなら原発首都圏大行進
 6月28日(土)
 午後1時 集会 2時30分 デモ
 明治公園(JR中央・総武線 千駄ケ谷駅)
 呼びかけ/さようなら原発1000万人アクションなど

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