北島候補堂々の4332票 闘う労組拠点建設へ大前進

週刊『前進』08頁(2639号01面02)(2014/07/07)


北島候補堂々の4332票
 闘う労組拠点建設へ大前進

(写真 労働者の怒りの先頭に立ち「安倍の戦争政治に断を下そう!」と訴える北島邦彦候補【6月28日 阿佐ケ谷駅前】)

 6月29日投票―30日開票の杉並区議会議員補欠選挙は、3議席を11人で争う激戦の中、東京西部ユニオンから北島邦彦副委員長が安倍打倒を真っ向から掲げて立候補し、4332票(9位)を獲得した。(記事3面)
 これは区民4332人の安倍打倒への歴史的決起である。大勝利だ。
 選挙戦は、労働者の生活を破壊してきた新自由主義に対する怒りが渦巻く中で闘われた。杉並区選出の石原伸晃環境相の「金目」発言、都議会での下劣なヤジなど「命より金」の安倍政治の本性があらわとなり、集団的自衛権行使容認の閣議決定という歴史の大転換のただ中で、生きるための闘いの場となった。
 投票率は28・78%。前回補選の57・62%の約半分という低さである。児童館全廃の田中区政や資本・権力にすがり安倍戦争政治に連なる全既成政党と腐った議会に対する労働者の怒りの表れだ。
 この中で選挙戦は安倍と北島候補が激突する階級決戦として闘われた。
 北島候補は「労働者の団結で安倍を倒そう。職場に闘う労働組合をつくろう」と戦争・民営化絶対反対で登場した。原水爆禁止運動発祥の地という杉並の歴史をも掘り起こし、区民の怒りと深く結びつき、4332人が労働者階級として自己解放的に決起し、安倍戦争政治に断を下したのだ。
 実際、公明党が出馬しない状況で自民党区議候補の得票率は有権者の6%強に過ぎなかった。自公政治は崩壊している。
 今選挙戦は、戦争か革命かの時代に、地域に闘う労働組合の拠点と生きるための団結を生みだし、革命への強固な土台をつくり出した。安倍打倒へ突き進もう!
このエントリーをはてなブックマークに追加