紹介 共産主義者181号 2014年後半決戦勝利へ!全国代表者会議の報告集

週刊『前進』10頁(2643号09面01)(2014/08/04)


紹介 共産主義者181号
 2014年後半決戦勝利へ!全国代表者会議の報告集


 7・1集団的自衛権行使の閣議決定をもって、時代は一変した。大恐慌と新自由主義の崩壊の中で、全世界で帝国主義間・大国間の争闘戦が軍事化し、巨大な戦争へ舵(かじ)を切ろうとしている。イスラエルはガザへの本格的な軍事侵攻を開始し、ウクライナでは軍事衝突が激化している。戦争か革命かをかけた革命的情勢の到来。今こそ労働者階級の大反乱をたたきつけるときだ。労働者階級の怒りのるつぼの中に飛び込み、安倍打倒の大闘争をつくり出すときだ。
 われわれは、2014年前半の階級決戦を、①国鉄闘争、②改憲・戦争阻止、反原発、③革命的選挙闘争の3大決戦をもって闘ってきた。この大路線をうち出したものこそ、2014年春の全国代表者会議だ。この会議における基調の3本の提起に加筆し、今号の柱とした。これらの提起をわがものにし、11月労働者集会を頂点とする14年後半の大決戦にむけて勇躍前進しよう!

戦争と革命の時代の党の任務

 大原武史同志の提起する全国代表者会議の第1報告は、「戦争か革命かをかけた時代にいかに党が闘うべきか?」を基底にすえ、革共同の到達地平とその課題を、深みのある豊かな語り口で明らかにしている。戦争と革命の時代への根本的回答は、階級的労働運動の前進である。「歴史を動かす力が人間の激情にあるのならば、革命党の党員の規律ある態度と情熱こそが、すべてを切り開く土台」と党員の命がけの決起が必要だと提起。動労総連合の全国的建設をかちとり、『前進』1万人読者網建設をかちとろうと訴えている。

動労総連合を全国につくろう

 第2報告は、松丘静司同志の「革命的共産主義運動の歴史的挑戦」と題する提起だ。国鉄決戦における巨大な分岐・流動をとらえ、国鉄労働運動が到達した地平から、JR体制打倒への展望を明らかにする。「労働者がみずからの経験をとおして、みずからの主体的事業として革命に立ち上がる。党は全力を尽くしてそれを助ける。職場に分け入り、地域に分け入って労働組合をつくっていく。機関紙の読者網と細胞を全国に形成し、労働者の怒りと闘いを革命に向けて媒介するために闘う」と、党と労働組合の一体的建設を提起している。
 第3報告は、岩竹昌也同志の全国代表者会議での提起を7・1情勢を踏まえて大幅に加筆した。「7・1反革命と対決し、安倍打倒の階級決戦へ」と題し、7・1閣議決定の核心と日帝が狙う具体的な侵略戦争の展開を暴き出している。同時に、激しい階級戦争と一体の安倍政権の戦争衝動は、その脆弱性と危機性によるものであると解き明かしている。

改憲・戦争阻止の夏秋階級決戦へ

 安倍打倒の闘いは、全世界の労働者人民と団結し、革命へと転化するチャンスだ。第1次世界大戦当時におけるレーニンの闘いに学び、戦争に対する階級的立場を明確にさせて闘おう。8・17大集会への大結集をかちとるためにも必読だ。
 革共同の天田三紀夫書記長の第4回全国機関紙担当者会議の基調を掲載。『前進』1万人読者網建設へ本格的な挑戦を開始した実践と変革に向けた課題を明らかにする。1912年ロシア社会民主労働党のプラハ協議会での路線的内容を現代に復権させている。
 全国被爆者青年同盟の、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ闘争の歴史的な爆発に向けた決戦アピールを掲載。被爆者解放の道は被爆地に巨大な階級的労働運動の拠点をつくり出す先頭に立つことだという自己変革をかけた宣言だ。
 さらに、2014年『前進』春季特別号アピールを収録。全国代表者会議の提起と一体のものとして活用しよう。激動する内外情勢のもと、全党が一丸となって夏秋の決戦に躍り込もう。
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