2014年日誌 8月26日~9月1日 防衛省の予算、5兆円超を要求/福島県知事が中間貯蔵受け入れ

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週刊『前進』06頁(2647号05面05)(2014/09/08)


2014年日誌 8月26日~9月1日
 防衛省の予算、5兆円超を要求/福島県知事が中間貯蔵受け入れ


●福島地裁、東電に賠償命令 東電福島第一原発の事故後、政府の指示で福島県川俣町から避難を強いられ、一時帰宅中に焼身自殺した女性の遺族が東電に約9100万円の賠償を求めた訴訟で、福島地裁は東電に約4900万円の支払いを命じる判決を言い渡した。原発事故と自殺の因果関係を認めた判決は初めて。(26日)
●厚労省の概算要求、過去最大に 厚生労働省は2015年度予算の概算要求を公表した。一般会計の要求額は31兆6688億円で過去最大。(26日)
●経団連、政治献金呼びかけへ 経団連は会員企業への政治献金の呼びかけを再開する検討に入った。(26日)
●JR東海、リニア着工へ認可申請 JR東海は27年開業を目指すリニア中央新幹線の工事実施計画の認可を太田昭宏国土交通相に申請した。(26日)
●ガザ停戦合意 イスラエル軍とハマスなど武装勢力との間で26日に停戦合意が成立し、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が停止した。7月8日以来、ガザでは2141人が死亡、1万1千人以上が負傷し、イスラエル側は68人が死亡した。(27日)
●「ロシア軍が侵入」ウクライナ大統領が緊急声明 ウクライナのポロシェンコ大統領は、同国東部で続く親ロシア派武装勢力との戦闘をめぐり、「ロシア軍がウクライナ領内に入った」との緊急声明を出した。北大西洋条約機構(NATO)は「1千人以上のロシア部隊の兵士がウクライナ国内で活動している」と指摘した。(28日)
●防衛省、過去最大の5兆円超要求 防衛省は15年度予算の概算要求を公表した。総額は過去最大の5兆545億円。自衛隊装備品の研究開発や購入を担当する「防衛装備庁」の新設を盛り込んだ。(29日)
●来年度概算要求、101兆円台 国の15年度予算編成で各省庁の概算要求が総額で101兆円台になり、初めて100兆円を超えた。(29日)
●石破幹事長が入閣受諾 安倍晋三首相と石破茂自民党幹事長が首相官邸で会談した。石破は会談後、安倍の入閣要請を受諾する考えを表明。(29日)
●国連、ヘイトスピーチ対処勧告 国連人種差別撤廃委員会は日本政府に対し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)問題に「毅然と対処」し、法律で規制するよう勧告する最終見解を公表した。「従軍慰安婦」問題についても被害者への調査や謝罪を求めた。(30日)
●福島県知事、中間貯蔵受け入れ表明 東電福島第一原発事故で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設を福島県の大熊、双葉2町に建設する政府の計画について、佐藤雄平県知事は安倍首相、石原伸晃環境相、根本匠復興相に建設を受け入れる考えを伝えた。(1日)
●インドに3・5兆円投融資、安保連携強化も 安倍首相は来日中のインドのモディ首相と会談し、今後5年間でインドに約3・5兆円の投融資を行う方針を表明した。海上自衛隊とインド海軍の共同訓練の定例化でも一致した。日本側が求めた外務・防衛次官級対話の閣僚級(2プラス2)への格上げは見送られた。(1日)

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