宮城盛光さん8選 北中城村議選基地・民営化と対決

週刊『前進』06頁(2648号01面02)(2014/09/15)


宮城盛光さん8選
 北中城村議選基地・民営化と対決

(写真 村議選への決起集会でこぶしを上げる宮城さん【右から2人目。8月23日 北中城村】)

 9月7日に投開票された北中城村議会議員選挙で、「保育所の民営化絶対反対、非正規職撤廃、改憲・戦争阻止」を掲げる宮城盛光さんが前回を上回る得票と順位(421票、13位)で8期目の当選をかちとりました。
 この選挙戦の勝利は、全国の力とともに、家族や親戚を始めとした多くの労働者の力によってかちとられました。ビラ配り、村内をくまなく走り回った宣伝カーのドライバー、ウグイスを担ってくれた仲間たち、選挙事務所の運営・維持など、すべてが一人ひとりの力の結集によるものです。この力こそ勝利の源泉です。

中部合同労組が選挙戦の先頭に

 〈民営化反対! 非正規職をなくせ!〉〈闘う労働組合をつくろう!〉の訴えは村内の労働者、とりわけ青年労働者の心を確実にとらえました。事務所開き以降、前回の選挙戦をはるかに超える激励と共感の声が寄せられたことは、そのことをはっきり示しています。
 中部合同労組は、独自の宣伝カーを出して〈保育所民営化反対・非正規職撤廃〉の街頭宣伝を行いました。そこにIJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組の仲間も駆けつけてくれました。IJBS労組の仲宗根書記長の解雇撤回の訴えは、保育所の民営化に疑問を持っている人びとに、「民営化は絶対に間違っている」という確信を与えていきました。ほとんどの人たちが、実は「民営化や非正規職化は何かおかしい」と感じています。この〈疑問〉を〈絶対に間違っている〉という確信へと深めていきました。
 このような思いが地域に広がっていく中で、保育所の民営化反対・非正規職撤廃を掲げる宮城盛光さんへの支持も拡大していきました。それは青年労働者や若い母親たちの中に浸透し大きな力になり始めています。雇い止め(解雇)にあった青年労働者が労働相談に訪れ、IJBS労組の闘いに触れて中部合同労組に加盟するなど、大きな前進を開始しています。

街頭を席巻した青年労働者の声

 今回の選挙戦で大きな力を発揮したのが、青年労働者による街頭でのスポット演説です。「ミヤギ盛光」ののぼりとハンドマイクを持って、1カ所で5分ぐらいの演説を場所を替えながら行いました。周辺の人びとからの差し入れ、アパートのベランダから手を振ってくれる人、車からの声援などの大きな反響を呼び起こしました。
 自分たちの職場で解雇攻撃や非正規職化と闘っている姿こそ、選挙戦においても最も広範な支持を得ることができるということです。そして〈闘う労働組合をつくろう〉という呼びかけが、非正規職の青年労働者たちの生きる希望と、非正規職撤廃の闘いへの共感をつくりだしたのです。
 ある労働者同志は「労働組合を前面に押し出して選挙戦を闘ったことが勝利だ」と総括しています。ここに今回の勝利の核心があります。この勝利をバネに、国鉄決戦の勝利と一体で11・2労働者集会1万人結集へ攻め上ろう。
(沖縄・I)
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