〝動労総連合を全国に〟の実践始まる 動労千葉定期大会 年配者も青年も先頭に 団結固め直しストライキへ

週刊『前進』08頁(2651号02面01)(2014/10/06)


〝動労総連合を全国に〟の実践始まる
 動労千葉定期大会
 年配者も青年も先頭に
 団結固め直しストライキへ

(写真 「10・1ストで新たな次元の闘いに入る」という田中委員長の訴えに代議員は真剣に耳を傾けた【9月28日 DC会館】)

外注化粉砕し定年延長を!

 動労千葉は9月28、29日、DC会館で第43回定期大会を開いた。10・1ストライキを前に行われた今大会は、新たな闘いに挑戦する動労千葉の団結を固め直す重大な大会になった。
 あいさつに立った田中康宏委員長は、「動労千葉35年の中でも今大会は歴史の分岐点における重大な大会だ」と切り出し、集団的自衛権行使の7・1閣議決定を弾劾して「戦争を止める力は労働者の団結の中にある」と強調した。そして、国鉄分割・民営化によって労働組合が後退を強いられたことにより、戦争に向けた攻撃や医療、年金、教育、福祉などを破壊する攻撃が激化していると指摘して、「闘う労働組合をよみがえらせ、戦争を絶対に止めなければならない」と訴えた。
 また、動労千葉のこの1年の闘いを総括し、1047名解雇撤回闘争で不採用基準が不当労働行為であると認めさせたこと、外注化と15年にわたり闘い抜き、今年5月2日のストライキを契機にCTS(千葉鉄道サービス)清掃部門の労働者の動労千葉への結集をかちとったことの勝利の大きさを確認した。
 さらに、10・1ストを決断した理由として、①幕張車両センターの車輪転削業務で指を切断する事故が発生し、銚子派出では電車の床下の機器点検中に電車が動き出そうとしたなど、命にかかわる事態が続発していること、②CTSが採用から1年半の労働者に構内運転業務を行わせようとしていること、③車輪転削業務に出向させられているベテランの労働者をJRに戻し、業務から排除するという形で、年配者から雇用を奪う攻撃が本格的に始まったこと――を挙げて、全力で反撃に立とうと力説した。
 そして、外注化攻撃は国鉄採用者の大量退職を逆手にとってさらに激化すると指摘して、「JRをめぐる情勢は激変した」と喝破し、「これと対決する新たな闘いに踏み出そう」と訴えた。結論として「すべての闘いを組織拡大に結びつけよう。動労千葉の闘いが全労働者を獲得する時代は来る。動労千葉35年の闘いは組合員一人ひとりにその力があることを示している」と強調した。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長が連帯のあいさつを行い、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を振り返って労農連帯の固いきずなを確認し、動労千葉の闘いへの国際的な共感の広がりをたたえた。
 動労千葉に新たに加入したCTS清掃部門の3人の組合員が紹介され、盛んな拍手を浴びた。
 繁沢敬一副委員長が経過報告を行い、川崎昌浩執行委員が情勢を、大竹哲治副委員長がJRをめぐる動きを提起。長田敏之書記長が①1047名解雇撤回、国鉄闘争全国運動のさらなる発展、②外注化粉砕、定年延長と65歳まで働き続けることのできる労働条件の確立、③ストライキの復権をかけた15春闘、④11・2労働者集会1万人結集実現を軸とした闘う労働組合の全国ネットワークの本格的発展、⑤組織拡大への全組合員の総決起――を柱にした運動方針を提案した。

青年の意見で討論は白熱化

 討論はかつてなく緊張感あるものになった。青年部組合員の「エルダーの再雇用先として検修・構内業務を安易な気持ちで希望しないでほしい。外注先の職場に来るなら、外注化と徹底的に闘う気構えで来てほしい」という鋭い意見を受け、白熱した議論が交わされた。その討論は、外注化に対し組織一丸となって闘い抜く団結を新たにつくり出すものとなった。
 また、各代議員から外注化後、安全が損なわれた職場の実態や、運転士に労働強化を強いるJRの施策が怒りを込めて報告された。貨物職場の代議員は、手当の廃止など賃金制度の大改悪をたくらむJR貨物と徹底対決する決意を語った。
 総括答弁に立った田中委員長は、「外注化された職場に組合員がいないと闘いにならないことは確かだ。しかし問題は、本気になって闘うために職場にいるかどうかだ。正規と非正規の分断、強制出向者とJRに残った者の分断、年配者と青年の分断は外注化されたから起きている。分断を打ち破るのは、年配者も青年もともに先頭に立って闘うことだ」と訴えた。
 そして「JRとCTSは、業務がどんなに破綻しようと動労千葉を排除してプロパー社員に置き換えようとしている。JRは、これから大量退職する国鉄採用者の再雇用先を確保する見通しは立っていないと公言している。ならば定年延長をしろということだ。大義はわれわれにある。本気になって闘えば勝てる」と述べ、「10・1ストは新たな次元の闘いに入る第一歩だ。CTSの検修部門の労働者を組織したら外注化は粉砕できる。本気になってオルグしよう」と提起して「年配者も青年も最先頭に立とう」と再度強調した。
 運動方針を採択し、スト権を100%の批准で確立して、動労千葉は直ちに10・1ストに立ち、11・2労働者集会を頂点とする今秋決戦に力強く突入した。
 大会第1日目の夕方には、千葉市内で動労千葉結成35周年を祝う会が盛大に開催され、参加者は35年の闘いの苦闘と勝利を確認するとともに新たな闘いへの決意を固めた(詳報次号)。

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動労総連合出向無効確認訴訟
 10月8日(水)午前11時30分
 東京地裁527号法廷

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