高槻市 植木団地労組を結成 追い出し許さず闘いぬく

週刊『前進』06頁(2653号06面01)(2014/10/20)


高槻市 植木団地労組を結成
 追い出し許さず闘いぬく

(写真 植木団地から11月30日までに出て行けという高槻市の攻撃に労組を結成し、闘う決意を固めた【10月11日 高槻市】)


 高槻市富田(とんだ)園芸協同組合の労働者が植木団地労働組合を結成しました。10月11日、高槻市内で開催された結成大会には、地域や関西の闘う労働組合・労働者約90人が結集し、高槻市による植木団地追い出し攻撃に絶対反対でともに闘う決意をうち固めました。
 「自分たちは労働者だ!」「毎日汗にまみれ土と格闘して植木を育てまっとうに生きてきた。その労働の場所を奪われたら生きていけない。死ねということか!」「労働者をぶじょくするな! 高槻市の不条理な追い出しに一致団結し闘いぬく!」「植木団地の闘いは全国の労働組合・労働者・学生の『すべてを奪い返す! 生きさせろ!』の闘いと一つだ」。こう訴え続けていた植木団地の労働者がついに労働組合を結成、全国の仲間と団結し、労働者階級として誇り高く闘う宣言を発しました。
 労組委員長のあいさつに続いて、5人の役員が紹介されました。
 労組結成にかかわってきた金属労働者がそのいきさつを語った上で訴えました。「労働組合だからこそ、労働者の団結があってこそ闘える。巨大に見える敵にも弱点があることを闘いの中で学んだ。初めはブイブイ言わせていた橋下を不当労働行為で謝罪させるまでにしたのは現場労働者の絶対反対の闘いがあったからだ」「絶対反対の団結を崩さず闘えば道が開ける。植木団地への追い出しは年間自殺者3万人というすべての労働者にかけられているのと同じ攻撃だ。闘いぬけば多くの労働者・労働組合が立ち上がる。ともに闘おう」
 地元からの発言で、高槻医療福祉労働組合が「執行委員会で植木団地労組とともに闘うことを決定した」と報告。大阪北部ユニオンは「ともに闘う」と宣言しました。北摂地域に闘いの火柱がうち立てられました。
 次に植木団地労組の組合員全員が決意を表明。「自分はやる気なのでよろしく」「若い力でがんばります」「そろそろリタイヤしようと思っていたが、生き返った気持ちでがんばります」などなど。参加者は割れんばかりの拍手で応えました。
 続いて、八尾北医療センター労組、関西合同労組、ユニオン自立京都、関合労大阪東部支部、国鉄労働者、教育労働者、自治体労働者などが労組結成のお祝いとともに闘う決意を述べました。
 最後に委員長があいさつに立ちました。「先日、高槻市が調査と称して大勢で植木団地にやってきた。役員をそれぞれ別の場所に連れて行って、事務員に『理事長の許可を取っているから』とうそをついて事務所の中まで入って写真を撮った。それを徹底的に追及したら、真っ青になって『写真は全部消させてもらいます』と言った。私たちは負けていません。この悔しさを高槻市にぶつけて必ず勝ちます」。そして、団結がんばろうで締めくくりました。
 高槻市富田園芸協同組合、10月5日に結成した全国水平同盟高槻支部、そして植木団地労働組合を植木団地追い出しと闘う3本の強固な団結の矢とし、全国の力で闘うための緊急300万円カンパを成功させましょう。高槻市に攻勢をかけましょう。10・17関西国鉄集会から11・2全国労働者集会へ、社会を根本的に変える闘いにうって出ましょう。(北摂労組交流センター・K)

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▼全国水平同盟 部落差別を労働者階級の分断・団結破壊ととらえ、部落差別撤廃・部落解放を労働者階級の基礎的団結形態である労働組合を軸に団結の拡大におく全国組織。人間解放へプロレタリア革命の達成をめざし13年7月14日結成。

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