団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2658号06面04)(2014/11/24)


団結ひろば 投稿コーナー

京大闘争報道号持ちついに金沢大に登場 北陸 T

 危機に立つ安倍政権は、衆院解散に踏み込みました。労働者階級の怒りとつながり、衆院選決戦に勝利しよう。この激動情勢の渦中で、京大生が公安警察を摘発し、キャンパスからたたき出した胸のすくような闘いは、全国の労働者と学生に闘いへの意欲を猛烈にかき立てています。
 北陸で10月の国鉄集会を金沢の地で成功させた私たちは、先日ついに金沢大学に京大闘争報道号の『前進』を持って登場し、金沢大生と合流を果たしました(写真)。金沢大学で中核派が登場するのは45年ぶりです。


 昼休みに生協などがある大学会館前で「京都大学の闘いが分かる『前進』を読みましょう」と声かけをして配布すると「熊野寮のことが載ってるの? もらいます」とか「京大のことですよね? あれマジ警察ヤバイよね」とうれしそうに受け取る人など認知度抜群です。ある留学生は訪韓報告の記事の面を熱心に読んでいました。
 長い間、金沢大学は国鉄分割・民営化に賛成・協力したカクマルの「拠点」とされてきました。闘うポーズをとりながら動労千葉や全学連に襲いかかってきた連中です。
 新自由主義攻撃は金沢大学でも例外なく学生を単位・奨学金・就活で締め上げています。原発推進のみならず、戦争協力に踏み込んだ大学に対する学生の怒りは沸点(ふってん)に達しています。この資本や当局の大学支配をともに支えているのがカクマルなのです。
 しかし、労働者や学生の立場で真に闘う者が誰なのかを、京都大学の学生の決起は鮮烈に全国に示しました。日帝権力と不屈に闘ってきた法大闘争と富大闘争は京大の闘いで新たなステージに押し上げられました。今こそ京大の闘いをはじめ、全学連の闘いを全国の大学に持ち込み、学生自治会を建設しよう。機関紙『前進』を武器に青年・学生と結合し衆院選に勝利しよう。

自身の変革に挑戦し「絶対反対」貫き闘う 東海 杉下高司

 11・2全国労働者総決起集会は、労働運動に取り組む私たちが従来の常識や会派にとらわれず自分自身の変革に挑戦していくことを呼びかけた集会でした。私たちがいかに労働者の信頼と展望を切り開ける運動をつくっていくべきなのか。
 それは、国労郡山工場支部の橋本光一さんが郡山総合車両センターの根幹業務の外注化阻止を掲げ9・11郡山行動を成功させた闘いを、全国の職場で組織することだと思います。
 橋本さんは「労働者が私たちの運動に注目している。労働者が失望しない運動をつくるには、私たち自身が変革する必要がある」と発言しました。
 国労本部の弾圧をはねのけて、9・11郡山行動を貫徹した橋本さんの力強い発言は非常に説得力があり、「絶対反対」を貫いて闘うことの重要さを肌身で感じました。
 労働者にとって、国労や動労といった組合の違いは関係ありません。
 私たちの運動は労働者に徹底的に依拠することで展望を切り開けるのではないでしょうか。
 動労総連合を全国につくり、自分の職場での階級的労働運動を展開していきましょう。

タクシー職場で労組執行部選に向け奮闘 千葉 N

 私は東京都内でタクシーの運転手をしています。タクシー職場は、今日社会問題化するはるか前からブラック企業の職場です。職場の労働組合は、会社・経営側と一体の労使協調組合です。
 就職した人の100人中4割弱の人が中小企業の経営者であったり、個人や家族で経営していた会社が倒産し、泣く泣く夜逃げ同然で就職してきた人たちです。職場をいくつも転々と変えて入社する人もかなりいます。短大教授や某大手商社の課長なども就職してきます。ほとんどの人がお金に困り翻弄(ほんろう)されています。そして、さまざまな事情と会社・経営側のバッシングなどで、突然何の前ぶれもなく退職して行きます。
 このような職場で労働組合運動をつくりだすには、団結を基軸にしなければ成り立ちません。
 来年、私の労働組合の2年に1度の役員選挙があります。これまでは単独で、あるいは職場の同僚とともに、「いかなる理由であろうと絶対反対で運転手の雇用・立場を守る」ことを据えて組合役員選挙に2回挑戦し、投票数で労使協調派組合の半数に迫るまでの団結をつくってきました。
 私が職場で仲間づくりとして意識していることは、組合員や非組合であろうと、職種が違う労働者であろうと話す場を根気強く探し、徹底的に聞き役になることです。
 新組合サークルもつくりました。タクシー職場では、必ず団結の輪がつくり出せると確信しました。もし組合サークルがあれば、サークルの責任者になる。もしなければ立ち上げることが必要だと思いました。
 これからも、どのような労働者であろうと団結を基調に、とことん労働者に信頼される団結体をつくっていきます。それは、闘わない執行部を組合役員選挙で徹底的に敗北感にいたる状態にすることが、次の状況を準備する基盤になると考えるからです。

日比谷公園で男性が安倍政権に焼身抗議 東京 新谷洋介

 11月11日夕、東京・日比谷公園内で男性が焼身抗議を行い、死亡した。報道によると、「集団的自衛権の行使容認や、沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する内容が記された抗議文」(読売新聞11・12付)が現場に残されていたという。
 6月29日に新宿駅南口の横断歩道橋の上で焼身抗議があったのに続き今年2人目の焼身抗議であり、7・1閣議決定と辺野古新基地建設の攻撃がどれほど多くの労働者人民の激しい怒りに迎えられているかということの一端を示している。大きな衝撃を感じる。
 ちょうど47年前のこの日(67年11月11日)、由比忠之進(ゆい・ちゅうのしん)という人が首相官邸前で政府のベトナム戦争加担に対して焼身抗議し、翌日逝去した。73歳だった。日比谷の行動は、由比氏の決起の日に意識して合わせたものと考えられる。由比氏の行動は、1カ月前の10・8羽田闘争を受けて、ベトナム反戦闘争に連帯して行われ、佐藤首相らに巨大な打撃を与えた。
 日比谷公園の男性がどこのどういう人か、何を書き残したかは、権力によって明らかにされていない。握りつぶされ、なかったことにされようとしている。だが、辺野古新基地建設強行の攻撃に対して、また集団的自衛権行使容認の閣議決定の暴挙に対して、文字通り命をかけて満身の抗議を表したことはあまりにも確かなことである。
 私はその命を惜しむ。われわれの門をたたいてほしかった。一緒に闘いの戦列に加わってもらい、戦争の元凶を打倒し革命の勝利の日までともに闘うことができなかったことは残念である。
 だが、現実に決起はなされた。帝国主義に対して、首都のど真ん中で、われとわが身を怒りの火柱と化して、沖縄の怒り、労働者階級の怒りを日帝支配階級にたたきつけたのだ。それは怒りの火の玉となって日帝を直撃している。この怒りの激しさをわがものとし、安倍に対する敵がい心を燃え立たせて、労働者の階級的な決起の力に変えて闘いたいと思う。

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