革命を訴え前進する革共同にさらに圧倒的な冬期カンパを

週刊『前進』06頁(2661号03面02)(2014/12/15)


革命を訴え前進する革共同にさらに圧倒的な冬期カンパを


 『前進』読者の皆さん。すべての労働者、学生、市民のみなさん。私たちは東京8区(杉並)で鈴木たつお候補を押し立てて衆議院議員選挙決戦を全力で闘いぬき、安倍や石原伸晃を震え上がらせて、大きな勝利をこじ開けました。私たちには最高の戦闘精神があふれています。ここから直ちに2015年決戦へと突入します。その勝利を支える絶大なカンパを、革共同に寄せてください。

麻生発言は本音の露呈

 アベノミクスは最末期帝国主義の絶望的延命形態としての新自由主義そのものです。そのアベノミクスはすでに大破綻しています。消費増税と円安による物価上昇で労働者はもとより中小企業経営者も苦しめられている中で、麻生太郎財務相は「企業が利益を出していないのは、経営者に能力がないからだ」と言い放ちました。まさにごく少数、1%の大資本だけが生き延びればいいという本音をむき出しにしたのです。
 まして、「子どもを生まないのが問題だ」という暴言にいたっては、労働者を人間として見ていないということです。2千万人の労働者を非正規職に突き落とし、年収200万円以下のおよそ生活できない状態にたたき込んだのは誰なのか! 結婚したくてもできない、子どもを生みたくても生めない、そんな社会をつくり出したのは安倍を筆頭とする自民党です。麻生発言で、資本家階級は、もはや支配階級としての資格などまったくないことを、自ら証明してみせたのです。
 世界中の資本家階級が、アベノミクスがもたらす破局的事態によって自分のところに災いがもたらされるのではないかという危惧(きぐ)をあらわにしています。それは、帝国主義間・大国間の争闘戦をさらに激化させるものになっています。
 こうした中で安倍政権は、戦争への道に突き進もうとしているのです。12月10日には特定秘密保護法が施行され、来年の通常国会には集団的自衛権関連法案が一括して出されようとしています。2015年はまさに歴史の分岐点です。

この1年の偉大な前進

 この1年、鈴木弁護士を押し立てた都知事選から始まり、2月国鉄集会、3・11反原発郡山集会、6月国鉄集会と杉並区議補選、8・6広島、8・9長崎闘争を経て8・17日比谷集会をかちとり、9・11国鉄郡工闘争、全国34カ所の国鉄集会から11・2労働者集会へ、京大での公安刑事摘発・追放、さらに12月衆院選決戦へと息継ぐ間もなく闘いぬき、巨大な前進をかちとってきました。『現代革命への挑戦』上下巻刊行は、この中で、革共同の不屈の歩みが日本の労働者階級の闘いの歴史そのものであることを明らかにしました。2014年の諸闘争も、革共同と全国の労働者人民の勝利の地平です。
 衆院選決戦の中で、「労働者が主人公の社会を」「新しい労働者の政党をつくろう」という訴えは、圧倒的に浸透しました。新自由主義の破綻、恐慌の中の恐慌と言うべき資本主義の絶望的危機の中で、物事の本質をついて革命の道を説いているのは唯一革共同だけであることは、今回の衆院選を通していよいよ鮮明になりました。自民党から日本共産党にいたるまですべてが、現実を直視しない気休めを言って、資本主義にまだ展望があるかのように取りつくろっている政党ばかりです。
 衆院選を踏まえて、革命を切り開くわが革共同が、すべての労働者階級とつながることが待ったなしに求められています。『前進』印刷・発行体制を圧倒的に強化して、階級の隅々まで革命的宣伝を行き渡らせることが、当面の大きな課題です。
 この1年の闘いは、多くの労働者の力で切り開かれました。革共同の前進も、その力でかちとられました。さらに激動の2015年へ、一層の資金カンパを寄せてくださるよう、重ねて訴えます。
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