国鉄決戦で拠点建設と革命勝利へ 地方委員会から新年の決意(上) 動労西日本の組織拡大進め公務員決戦勝利へ決起する 革共同中四国地方委員会

週刊『前進』06頁(2664号04面02)(2015/01/12)


国鉄決戦で拠点建設と革命勝利へ
 地方委員会から新年の決意(上)

 動労西日本の組織拡大進め公務員決戦勝利へ決起する
 革共同中四国地方委員会


 新自由主義的帝国主義は、労働者階級とブルジョアジーの対立を全世界で非和解的に激化させつつ、「恐慌の中の恐慌」―世界戦争への過程に突入した。この情勢の中で、全世界の労働者が「生きさせろ!」の共通の叫びを上げ、革命的行動を開始している。
 民営化・外注化による労組破壊、首切りと非正規職化攻撃に対し30年におよぶ死闘を貫き、動労千葉と動労水戸を拠点として階級的労働運動の前進と国際連帯闘争の発展をかちとってきた国鉄決戦こそ大恐慌・戦争をプロレタリア世界革命に転化する原動力である。中四国地方委員会は1・12革共同中四国政治集会を突破口に、1〜3月国鉄決戦に総決起する。
 第一に、「動労総連合を全国に」の闘いを動労西日本の組織拡大戦として推し進める。今こそJR資本と全体制内労組に対する猛然たる党派闘争にうって出るのだ。尼崎事故後も外注化・非正規職化を推し進めてきたJR西日本、北海道同様の「三島問題」を抱えるJR四国には激しい矛盾が蓄積している。超低賃金で重労働を強いられている関連会社の労働者、使い捨てにされる契約社員の青年労働者、賃下げが続く貨物労働者をはじめ全JR労働者の怒り、苦悩、要求と一体となった労働組合が本当に求められている。
 動労西日本が「西の動労千葉、動労水戸」として登場する時、必ず主流派となることができる。動労千葉、動労水戸と一体化した闘いを西日本・中四国から組織する。山田和広書記長の解雇撤回の闘いを1047名解雇撤回の闘いと一体で進め、JR青年労働者の獲得、「動労総連合青年部」建設を全力で推進する。その突破口として、2・15中四国国鉄闘争集会(岡山)の成功を地方委員会の総決起でかちとる。
 第二に、国鉄決戦と一体で公務員決戦を拠点建設の決戦として闘い抜く。愛媛県職、自治労倉敷市、さらに広島市など中四国各地に国鉄闘争を軸に民営化・外注化・非正規職化と闘う自治体労働運動の拠点をつくりだす。青年部建設はその核心をなす闘いだ。広教組や日教組香川における現場組合員の格闘、組合権力への挑戦と一体となって、細胞・拠点建設、教労委員会建設をかちとっていく。郵政では愛媛を先頭に、資本の手先・JP労組本部を打倒して階級的労働運動派の拠点を拡大する。
 第三に、職場丸ごと、地域・産別丸ごとの組織化に挑戦する広島の高陽第一診療所労組、広島連帯ユニオン草津病院支部、岡山大学医学部職員労組、徳島医療福祉労組などにおける医療福祉産別の拠点建設の戦略的前進をかちとる。
 第四に、解雇と非正規職化、超低賃金に対する労働者の怒り、青年の怒り、とりわけ4大産別の非正規労働者を圧倒的に組織していく。広島連帯ユニオンの同志はその先頭に立っている。
 広島は被爆70周年の8・6を迎える。安保国会決戦を闘い抜き、8・6ヒロシマ世界大会を、大恐慌の戦争・核戦争への転化を絶対に阻止する国際プロレタリアートの一大反戦闘争として闘いとろう。昨年の8・6で切り開いた日韓連帯をさらに発展させよう。このヒロシマの闘いは、3・11から4年となる福島の怒り、被曝労働拒否を貫く反原発の闘いとますます固く一体である。
 公安警察と結託する広島大学の戦争協力を粉砕し、広大を反戦の砦(とりで)とするマル学同中核派広大支部とともに闘う。
 「2015年を星野同志奪還の年に」の決意は、全同志の胸に熱く燃えあがっている。9・6星野同志解放の徳島刑務所デモへ、徳島県委員会を先頭に中四国地方委員会は総決起する。
 労組拠点と「新しい労働者の政党」こそ大恐慌と戦争を革命に転化する労働者階級の二つにして一つの武器である。『前進』読者網がこの武器を鍛える。国鉄決戦を基軸に全戦線の闘いを前進させる地区党建設を推し進め、21世紀の「1917年」の戦取へ全党の同志と固く団結し進撃する。

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