国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく 地方委員会から新年の決意(下) 国鉄決戦と3・11反原発闘い被曝許さぬ労組拠点つくる 革共同東北地方委員会

週刊『前進』06頁(2665号04面01)(2015/01/19)


国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく
 地方委員会から新年の決意(下)
 国鉄決戦と3・11反原発闘い被曝許さぬ労組拠点つくる
 革共同東北地方委員会

(写真 昨年9月11日、650人が参加しJR郡山工場を包囲したデモ)

 2015年は帝国主義打倒、スターリン主義打倒、プロレタリア世界革命の実現へ2010年代中期階級決戦を切り開く年だ。東北地方委員会は全国の同志と固く団結して15年決戦に総決起する。
 12月衆院選における鈴木たつお候補の「安倍政治を断ち切り、労働者が主人公の社会を」という訴え、青年、学生、動労千葉、動労水戸を先頭とする闘いは、杉並の労働者人民の怒りを解き放ち、新たな団結を生み出した。鈴木候補に寄せられた1万6981票は、労働者階級自らがプロレタリア革命を切り開く希望に満ちた決起だ。ロシア1917年革命のように「新しい労働者の政党をつくろう」の大運動を推し進めよう。
 大恐慌が戦争に転化し、アベノミクスの破綻が鮮明になる中で、新自由主義の破綻は戦後ブルジョア議会制度の崩壊、国鉄分割・民営化攻撃以来の労働者支配の崩壊であることも明らかとなった。動労千葉、動労水戸の外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否の闘いにこそ革命の現実性がある。
 「動労総連合を全国に」の闘いに全力を傾注し、国鉄決戦と公務員決戦を軸に党と労働組合の一体的建設で労働組合拠点を建設し、国鉄・反原発・安保決戦と国際連帯闘争の前進をかちとろう。
 3月ダイヤ改定・合理化攻撃粉砕の1―3月国鉄決戦と、4年目の3・11福島をめぐる福島圧殺との激突は一体だ。動労水戸の被曝労働拒否の闘いとストライキは、この攻撃を一刀両断して階級的労働運動を切り開く原動力だ。動労水戸の常磐線竜田延伸反対のストライキは、政府・資本と絶対反対で闘う労働組合の真の力をいかんなく発揮し、ふるさとを奪われた仮設住宅の人びととの熱い団結をつくり出した。その闘いが国労郡山工場支部の被曝労働拒否の闘いへ引き継がれ、9・11外注化阻止闘争が外注化と福島圧殺への根底的な反撃としてかちとられた。
 動労水戸とともに被曝労働拒否を闘う大運動をつくり出し、福島、被災地に闘う労働組合拠点をつくり上げよう。
 原発で働く労働者、自治体労働者、教育労働者、ライフラインを担う労働者が「帰還」「復興」の名のもとで被曝労働を強いられている。福島で生きるためには被曝しても「帰還」する以外に生きる道はないのか。そうではない。労働組合が職場生産点で被曝労働拒否を闘い、ストライキで闘う労働組合を軸とする農漁民、避難者、すべての人民の団結でいのちを守り、未来を開くのだ。さらに被曝労働拒否の労働運動の発展こそ川内、高浜、柏崎刈羽、大間、東通、女川などの原発再稼働策動を打ち砕くことができるのだ。
 4年目の3・11反原発福島行動 は、積もりに積もった怒りを解き放つ歴史的な日だ。「再稼働、戦争、首切り もうたくさんだ 怒りを力にたちあがろう つながろう」を合言葉に、全国の大学、労働組合の旗を林立させて大結集しよう。
 福島県内の小児甲状腺がんの発症は、疑いを含めて112人になり、〈避難・保養・医療〉の原則を打ち立てて政府、福島医大と対決するふくしま共同診療所の存在と闘いはますます死活的だ。全国の避難者と結びつき、全国、世界に被曝と闘う医師、医療のネットワークをつくろう。
 「新しい労働者の政党をつくろう」という訴えは新自由主義のもとで激化するあらゆる差別・分断を階級的団結で打ち砕き、〈党・労働組合・ソビエト〉を建設する大運動だ。3・8国際婦人デーを「パン・土地・平和」の現代的復権として闘いとろう。全国農民会議とともに安倍の農業破壊、市東さんへの農地強奪攻撃と闘おう。
 東北大自治会を不抜の拠点とし、福島大自治会を建設しよう。青年、学生は自らを解放する思想、マルクス主義を求めている。『前進』を武器に、『50年史』をきずなとして強大な革共同をつくろう。100万人署名の力で星野文昭同志を絶対に奪還しよう。
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