国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく 地方委員会から新年の決意(下) 国鉄・公務員決戦の前進へ2015年を躍動的に闘う 革共同東海地方委員会

週刊『前進』06頁(2665号04面02)(2015/01/19)


国鉄・反原発・安保決戦を闘いぬく
 地方委員会から新年の決意(下)
 国鉄・公務員決戦の前進へ2015年を躍動的に闘う
 革共同東海地方委員会


 大恐慌の重圧が戦争に転化しつつある中で、2015年は安倍政権の戦争と改憲、原発再稼働と非正規職化、階級的な労働運動の解体攻撃との大激突となっている。東海地方委員会は、「大恐慌・戦争を世界革命へ」の革共同政治局の1・1アピールの大方針に奮い立って「組織し、組織し、組織せよ!」へ総決起する。
 東海地方委員会は2014年、『現代革命への挑戦』=革共同50年史を武器に、党と労働組合の一体的建設を粘り強く闘いぬいてきた。
 国鉄分割・民営化攻撃は、改憲と侵略戦争に労働者を動員する攻撃の出発点だった。「7・1閣議決定」のもとで労働組合を「産業報国会」に変質させる攻撃を打ち破る最大の戦場もまた国鉄決戦だ。このことをすべての労働者・労働組合の中に持ち込み、青年労働者から見放されつつある帝国主義労働運動のあらゆる潮流に恥をかかせ、労働運動から追放していかなければならない。
 その決意のもとに東海地方委員会は昨年、不当解雇撤回・JR復帰の最高裁署名に全力で決起した。教育労働者、自治体現業、医療・福祉の現場、郵政職場、タクシーを始めとする交通運輸など労働組合を訪ね、『前進』を広げながら討論を重ねた。
 「労働者が戦争に反対していては、政府は戦争をできない」「国鉄闘争を破壊できなかったことによって、戦争翼賛体制づくりには大きな風穴が開いたままだ」「青年労働者のほとんどが非正規雇用であり、外注化攻撃と一体で超低賃金と長時間労働を強制され、職場には競争原理が吹き荒れている」「ついに学校の正門で自衛隊が勧誘のビラを配り始めた。教育委員会も協賛している」。こうした現場労働者や組合執行部の怒り、危機感とつながる中で、三重、愛知のど真ん中で国鉄集会を打ちぬき、非正規職労働者、青年労働者、JR職場から元国労役員などの結集もかちとっていった。
 戦争情勢は公務員決戦でもある。2010年代中期階級決戦の柱として国鉄決戦とともに公務員決戦を飛躍的に前進させることを決意したい。
 改憲賛成のUAゼンセンを賛美した桜井よしこは原発推進・戦争翼賛に向かって「連合を分裂させよ」とあおっている。これは、「戦争をする国」に向かって公務員労働運動、何よりも国鉄労働運動をいまだに解体できないことへの危機感にほかならない。非正規労働者への解雇を打ち破った鈴コン分会の闘いを先頭に合同・一般労組全国協議会に結集する全国の合同労組は、非正規雇用と引き換えに労働者に滅私奉公を強制する帝国主義労働運動の見せかけの影響力をずたずたに切り裂いて進むであろう!
 東海地方委員会は、職場生産点の資本や当局との日々の攻防、労働組合運動の白熱的な展開を非正規労働者や現場労働者と一体で闘う中で、機関紙拡大とともに青年労働者の新たな結集をかちとってきた。それら一つひとつの苦闘と自己変革・相互変革をとおして11・2全国労働者集会へ総決起した。そこで「労働者は団結して闘えば勝てる」「国際的な団結があれば戦争も阻止できる」ことをつかみとってきた。
 1917年ロシア革命の2月革命から10月革命へのように躍動と希望が渦巻く2010年代中期階級決戦の実践こそが求められている。恐慌と世界戦争という情勢に奮い立ち、「戦争ではなく、革命を」の訴えが全労働者、全兵士の魂と結びつく時にしなくてはならない。
 4大産別での組織建設へと大きな一歩を踏み出す年とすると同時に、労働者階級と人民が自らを資本の鉄鎖から解放するために必要な反軍闘争を始めとする全戦線の組織化に、地区党が団結して挑戦する年にしたい。
 地方委員会建設における自己変革と相互変革を通した団結形成、機関紙1万人読者網建設、党と労働組合の一体的建設など、飛躍は待ったなしである。それを喜びとし、2015年を躍動的に闘うことを年頭の決意とします。
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