辺野古 怒りの県民集会 刑特法逮捕を弾劾する

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週刊『前進』06頁(2671号04面02)(2015/03/02)


辺野古 怒りの県民集会
 刑特法逮捕を弾劾する

(写真 基地全面撤去! IJBS労組の旗掲げシュプレヒコール【2月22日 沖縄キャンプ・シュワブ】)

 2月22日、キャンプ・シュワブゲート前で「止めよう辺野古新基地建設! 国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」が開かれ、沖縄全県・全国から2800人が集まった。
 集会開始前、米軍は山城博治沖縄平和運動センター議長ら2人を刑事特別法で不当逮捕した(翌日に釈放)。この不当逮捕への怒りが充満する中、地元の高校生が「撤去されるべきはテントではなく米軍基地」「勝利と、静かで平和な沖縄を取り戻すためにこれからもがんばっていきましょう」と訴えると、大きな拍手が起こった。
 この間の米軍による暴言への怒りも加わり、沖縄労働者階級の「基地全面撤去」の闘いが「オール沖縄」をのりこえて新たな段階へと進み始めた。その闘いの軸に沖縄の労働組合が登場し始めている。昨年8月と9月の辺野古現地集会に比べても圧倒的に労組の旗が目立っている。集会実行委員会がチャーターバスを手配しない中、労組が大型バスを仕立てて辺野古現地に駆けつけた。
 沖縄労組交流センターと国鉄闘争全国運動・沖縄、日本IBM・ビジネスサービス(IJBS)労組の旗がゲート前にひるがえった。仲宗根書記長解雇撤回の支援を呼びかけるニュース、星野絵画展実行委員会のビラがまたたく間に参加者の手に渡った。全学連のビラも配布され、「まだがんばっているのね」と国鉄10万筆署名にも次々と応じてくれる。

逮捕は米軍の「指示」だった

 22日の刑特法による逮捕が「上官の指示」によるものだと地元紙が報道。1月6日に大浦湾海上やキャンプ・シュワブゲート前の抗議活動を視察した米国防総省高官らが、抗議活動を排除する必要性を主張していた事実も明らかになった。
 ついに米帝・米軍が前面に引き出された。沖縄をめぐる日米争闘戦が激化している。140万県民の怒りと結び安保・沖縄闘争勝利! 職場から闘いを巻き起こし、労組拠点を建設しよう!
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