植木団地闘争 使用不許可を取り消せ 高槻市を提訴し固く団結

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週刊『前進』06頁(2671号06面03)(2015/03/02)


植木団地闘争
 使用不許可を取り消せ
 高槻市を提訴し固く団結

(写真 卑劣な追い出し攻撃を許さず裁判闘争に打って出た植木団地労組を先頭に総決起集会【2月20日 高槻市】)

 2月20日、大阪府高槻市の植木団地事務所で、「植木団地追い出し絶対反対! 高槻市弾劾!」を掲げた決起集会が開催された。
 植木団地労働組合に結集する労働者は、高槻市が団地からの追い出し期限としていた昨年11月30日を、全国の労働者と労働組合、全国水平同盟の団結の力で迎え撃った。2月6日には植木団地の使用を不許可にした市を「決定を取り消せ」と攻勢的に提訴した。この裁判闘争に向けた2・20集会は90人が参加し、感動と熱気があふれる総決起の場となった。
 まず植木団地労組員が発言に立ち、「高槻市と部落解放同盟富田(とんだ)支部とが結託した追い出しの不正義性を満天下に暴き出し、全国の労働者とひとつになった『生きさせろ!』の闘いとして頑張る」と決意を語った。「部落解放をめざした植木団地闘争の原点を引き継ぎ、誇り高く闘い続けることは、富田の村だけでなく全国の部落大衆の怒りを解き放ち、新たな部落解放運動・全国水平同盟への大合流の弁を開く」と闘いの意義を明らかにした。
 続けて「だから」と、卑劣な切り崩し攻撃を弾劾した。「高槻市、解同富田支部、悪徳弁護士、親類縁者、警察権力が一体となり植木団地闘争をつぶすために襲いかかった。『不法占拠の犯罪者。逮捕される』『賠償金で自宅も全財産も取られる』とうそとだましで脅迫した。耐えられなくなった家族が『闘争やめろ』と泣きわめく事態を引き起こし、組合員を自殺寸前まで追い詰めた。団結をつぶすために人間性を踏みにじり、生業を奪い、家族関係をズタズタにする卑劣な攻撃を絶対に許さない」
 そして、「闘争破壊の『最後の切り札』を打ち破って団結を守り、より強くうち固めた。全国の労働者と労働組合、全国水平同盟の皆さんとの熱い団結に依拠して闘いぬく」と勝利感と誇りに満ちて戦闘宣言を発した。感動と共感、ともに闘う決意を込めた割れるような拍手が続いた。
 2人の弁護士が裁判の経緯と内容を説明し、「この裁判は『生きさせろ!』の闘い。依拠するのは団結のみ。力を合わせて最後まで闘う」と熱く語った。
 続いて組合員と家族が次々と決意を述べた。その中で、攻撃の激しさに不安を口にした組合員に西郡支部の仲間が即座に「西郡も200人が8人になったけど、団結を守りぬいて闘ったから今の勝利がある。頑張ろう」と励まし、「頑張ります」と応える胸の熱くなる場面もあった。
 全国水平同盟本部・西郡支部・杉並支部、全国金属機械港合同、関西合同労組、大阪北部ユニオンが連帯のあいさつを行い、団結ガンバローで集会を締めくくった。
 解同本部派に抑え込まれていた村の労働者の怒りを解き放ち、全国水平同盟への合流をつくり出す確固たる拠点が生まれた。大恐慌が深まり世界戦争の過程に入った時代に、戦争と失業に怒り陸続と決起する全国・全世界の労働者階級の最先頭で、国鉄闘争とともに植木団地闘争を闘おう!
 第1回裁判は4月15日(水)午後3時。大阪地裁大法廷(202)へ!
(北摂労組交流センター・上園耕作)
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