【速報版】1面 全面外注化・安全崩壊・ローカル線切り捨て 3・14ダイ改阻止でスト 動労千葉・動労水戸が渾身の決起

週刊『前進』08頁(2674号07面01)(2015/03/23)

【速報版】1面
全面外注化・安全崩壊・ローカル線切り捨て
 3・14ダイ改阻止でスト
 動労千葉・動労水戸が渾身の決起

(写真 動労千葉の決起集会で田中委員長が決意表明【3月13日 千葉市】)

(写真 3・11反原発福島行動に立つ【11日郡山】)


 3・14JRダイヤ改定阻止を掲げ、動労総連合は全国でストライキに立った。今回のダイ改はJRのあり方を大再編する攻撃の始まりだ。北陸新幹線開業に伴い、在来線は四つの第三セクターに移管され、徹底した地方の切り捨てが進む。千葉では特急が全廃ないし大幅削減された。上野東京ラインの開通は、一層の安全破壊をもたらす。JRはダイ改を機に第2の分割・民営化と言うべき労組破壊攻撃を狙っている。これへの全面反撃が始まった。動労千葉は3月13日から15日まで、本線運転士全員がストに入った。動労水戸は14、15日、全乗務員がストに立った。動労西日本は12日、五日市駅と広島印刷事業所でストを貫徹した。動労連帯高崎は13日朝、高崎車両センター籠原運輸区前での抗議・宣伝行動を行った。

動労千葉決起集会 スト突入組合員先頭に280人 「第2の分割・民営化粉砕」を宣言

全本線運転士がストに

 動労千葉は、3月13日から15日の春闘第1波ストに決起した。全本線運転士がストに入った。
 13日午後6時から千葉商工会議所で、「15春闘勝利!ダイ改・地方ローカル線切り捨て絶対反対!外注化粉砕・組織拡大!スト貫徹!」を掲げ総決起集会が行われた。スト突入の組合員を先頭に、支援の労働者・学生ら280人が続々と駆けつけた。
 繁沢敬一副委員長が集会の開始を宣言し、初めに田中康宏委員長が本部を代表して決意を表明した。
 「本日からのストは3・14ダイ改をもって始まる第2の分割・民営化に対する動労千葉の闘争宣言の出発点だ。この攻撃を粉砕して、闘う労働運動を絶対に取り戻す。もう一点は、貨物の賃下げ攻撃に腹の底から怒りの声を上げ、大幅賃上げをかちとることだ」
 ストに先立って2・26銚子、3・7館山でローカル線切り捨て反対の地域集会が大成功した。この闘いの意義を、「地域の怒りと結びついて分割・民営化以来つくり出されてきた社会のあり方をひっくり返す闘いだ」と確認した。
 そして、「今次ダイ改から始まったことは、JRが鉄道会社としての業務を全部放り出す究極の外注化だ」と、第2の分割・民営化との闘いの重大性を訴えた。
 「87年の時は国鉄に焦点を絞った攻撃だったが、今回は全産業の労働者に一斉に同様の攻撃がかけられ、それへの怒りが噴き出すなかで行われる。動労千葉はその先頭に立つ責任を負っている。こういう時代に立ち向かうために30年間の分割・民営化絶対反対の闘いを続けてきた」

貨物賃下げ粉砕へ闘う

 続けて委員長は今春闘の闘争方針を提起した。第2波の闘いは3月18〜20日の間に配置する。これはJR貨物の賃下げ攻撃粉砕を含め、大幅賃上げ獲得に向けた闘いだ。
 第3波ストは外注化粉砕の闘いとして構える。CTS(千葉鉄道サービス)のプロパー労働者との分断・対立を狙う攻撃に対し、ストで団結をつくり出す。また、画期的なのはCTSで3万円の賃上げを掲げ、初の春闘を闘うことだ。これはCTSの非正規職撤廃を掲げた新たな闘いの始まりだ。
 最後に委員長は「集団的自衛権関連の安保法制など戦争に突き進む現状は、労働運動の後退がもたらした。唯一の解決は闘う労働運動を取り戻すことだ」と力を込めた。
 銚子・館山集会の先頭に立って闘った銚子、佐倉、木更津、鴨川の各支部から、ローカル線切り捨てを許さず闘う決意が表明された。家族会から激布が手渡され、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長が熱烈な連帯アピールを行った。
 JR東日本、およびJR貨物との団体交渉報告を川崎昌浩執行委員、大竹哲治副委員長が行った。川崎執行委員は、14年度は賃金を低く抑えて過去最高利益を上げながら「新人事・賃金制度で賃金は改善されている」などと団交でうそぶくJR東日本を弾劾した。また、ダイ改によって運転士の労働時間が延長され、労働条件が大幅に悪化する現実を許さず、会社を徹底的に追及する構えを明らかにした。
 大竹副委員長は、JR貨物の諸手当廃止で1人1万円近く賃下げとなることを弾劾し、日貨労カクマルが裏切り妥結を行ったことに怒りをたたきつけた。「動労千葉は3万8千円の大幅賃上げを要求して闘い、現場から貨物労働者の反乱をつくり出す」と闘いの決意を述べた。
 貨物賃下げとの闘いについてはさらに、千葉機関区支部の梶ケ谷正副支部長と貨物協議会の佐藤正和議長がアピールを行った。
 外注化粉砕へ、幕張支部の山田護支部長が「組合員への新たな不当配転の動きがあればいつでもストに入る」と発言し、半田幸夫車両技術分科会長が「外注化された仕事と仲間を取り戻す」と決意を表した。

一丸となり組織拡大へ

 CTS清掃部門の労働者が休憩時間中に行った超過勤務分の未払い賃金問題について、関道利執行委員が闘争の経過を報告した。未払い賃金問題でCTSを追及しぬくとともに、CTSでの3万円の賃上げと定昇実施を要求して闘うことを明らかにした。それを受けてCTSの組合員3人が「人として生活できる賃金」すら保障しないCTSを弾劾し、CTSでの組織拡大に向け、春闘を闘う意気込みを語った。
 この日、ストに入った津田沼支部、千葉運転区支部、京葉支部がスト貫徹の決意を表した。組織拡大の最先頭で闘うという北嶋琢磨青年部長の力強い決意にひときわ大きな拍手が送られた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが3・29全国集会への総力結集を強く訴えた。
 最後に、長田敏之書記長が発言に立ち、「とくに訴えたいのは組織拡大だ。ここが最大の闘いであり、勝利の道だ」と強調した。「分割・民営化反対に決起して以来のわれわれの30年の闘いは、全然負けていない。一人ひとりの組合員が自信と確信を持てば必ず組織拡大の道は開ける」と訴えた。組合歌合唱、団結ガンバローで集会を締めくくった。
 翌14日、ストに立ち上がった組合員は館山駅前での宣伝行動を意気高く闘いぬいた。首都圏の駅頭では支援のビラまき・宣伝が行われた。
 動労千葉の第2波、第3波闘争と連帯して闘い、3・22首都圏春闘大行動、3・29三里塚闘争に総決起し、4月杉並区議選決戦へ進撃しよう。

動労西日本が第2波のスト

 動労西日本は12日、ダイ改阻止を掲げて春闘第2波のストに立った。2月27日の第1波ストに続き、今回は広島の五日市駅で大江照己委員長、広島印刷所で岡崎昭夫組合員がストを貫徹した。
 午後6時からJR西日本・広島支社前でスト貫徹総決起集会が開かれ、大江委員長は「合理化・安全破壊のダイ改を許さない」と述べ、14年4月にJR西日本が大江委員長に対して強行した職場内での組合ビラ配布に対する厳重注意処分を撤回しろと怒りを突きつけた。岡崎組合員は「印刷事業所の廃止に絶対反対で闘う」と宣言した。
 福知山駅の原田隆司組合員は青年を精神疾患に追い込むJRを弾劾し、四条畷駅の中西剛副委員長は「JRの解雇策動を粉砕し職場復帰を実現する」と決意を示した。
 さらに自治労倉敷の百本敏昭委員長、広島連帯ユニオン青年部、同草津病院支部、広大生協労組、婦民全国協広島支部、広大学生自治会が連帯アピールを行った。

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