国鉄労働者先頭に根源的怒り解き放ち福島圧殺を打ち破る 3・11反原発行動の総括と展望

週刊『前進』06頁(2675号04面01)(2015/03/30)


国鉄労働者先頭に根源的怒り解き放ち福島圧殺を打ち破る
 3・11反原発行動の総括と展望

(写真 多くの郡山市民が手を振って迎えた3・11反原発福島行動'15のデモ【3月11日 郡山市】)

 3・11反原発福島行動'15(郡山)は悪天候をものともせず全国から1100人が大結集し、福島の怒りを根底的に爆発させた。勝利を牽引(けんいん)したのは、警察権力の弾圧への怒りに燃え労働組合旗を誇らしげに掲げて駆けつけた青年労働者だ。そして何よりも第2の分割・民営化と言えるJRの外注化・非正規職化の大攻撃を「3・14ダイ改阻止」のストライキで迎え撃った動労千葉・動労水戸の渾身(こんしん)の決起である。

権力の治安弾圧に怒り爆発させ勝利を開いた

 世界大恐慌は「恐慌の中の恐慌」へと突入し、資本家どもは「虚構のバブル」がいつはじけるのかと戦々恐々だ。東アジア、ウクライナ、中東を震源地とする「新たな世界戦争の幕開け」に誰もが身構えている。ロシア大統領プーチンはウクライナでの核兵器使用を宣言した。危機に駆られた日帝・安倍政権の中東参戦と安保関連法制定の策動は、日本国内を一気に「戦時下」に変えている。
 労働者人民の怒りに追い詰められた安倍政権は何よりも沖縄とともに福島圧殺に躍起となった。3・11闘争を破壊しようとする策動が、警察権力・公安調査庁・マスコミ一体となったふくしま共同診療所に対する過激派キャンペーンや、2・3福島大学デッチあげ弾圧としてエスカレートした。
 だが党と労働者階級人民は青年・学生を先頭に、この攻撃に一歩も引くことなく攻勢的に闘いぬき、逮捕された仲間は完黙・非転向を貫いて釈放奪還をかちとった。ふくしま共同診療所が軸となって開催された3・8「被曝・医療/福島シンポジウム」は200人を超える参加者で大成功した。その上に、3・11反原発福島行動'15と3・15動労水戸支援共闘結成集会の感動的な大勝利が実現された。
 この1〜3月、全党と階級的拠点の団結した闘いは国家権力と資本の総力をあげた攻撃と真っ向からわたりあい、意気高く勝ちぬいている。労働組合がストライキで闘いぬいている限り戦争などできない。ここにまぎれもない希望と展望がある。被曝労働を拒否する動労水戸の闘いはその最先端の闘いだ。

「復興・帰還」―分断攻撃との闘いに熱い共感が

 原発事故から4年、今年の3・11は「復興」「帰還」攻撃との真っ向からの激突であった。国道6号線の再開、常磐道の全面開通、JR常磐線代行バス運行の開始と全線復旧宣言と、帰還が当たり前であるかのように矢継ぎ早に攻撃がかけられ、マスコミがそれを大宣伝した。
 だが、楢葉町で「今春帰町宣言があったらすぐに戻る」と答えた住民は1割にも満たないのが現実だ。動労水戸の渾身の決起が、仮設住宅の住民の根底的な支持を受けるのは当然なのだ。そもそもフクシマ全体が国家権力にとっては治安弾圧の対象なのであり、とりわけすさまじい怒りを日々再生産させている仮設住宅の住民と、ふくしま共同診療所の活動が結びつくことを国家権力は心底恐怖しているのだ。

「避難・保養・医療」原則貫き

 内部被曝と被曝労働を対象化し「避難・保養・医療」の原則を掲げるふくしま共同診療所は、日帝・国家権力と絶対非和解の存在であり、だからこそ、政府や県に不信を募らせる福島を始め全国の労働者人民の絶大な信頼を得ている。ふくしま共同診療所は労働者階級人民の拠点なのだ。
 労働者階級の根底的な怒りを信頼できない日共スターリン主義を始めとした体制内勢力が戦時下の弾圧に恐怖し、「自分たちを弾圧しないで」と権力に哀願し、「過激派キャンペーン」で福島の労働者人民に分断を持ち込んでいる。
 デモに感動した仮設住宅の住民が「素晴らしいデモ。本当なら私たち仮設の住民こそが声を上げなくてはならないのにね」と感想を述べる背景には、「『(毎月の補償額)10万円もらってるくせに』と言われるから声を上げられないのよ」という分断の現実もある。真の敵に向かわせない――この福島の怒りの分断と圧殺を絶対に粉砕しなくてはならない。

被曝労働拒否の闘いと動労総連合を全国に!

 バラバラにされている階級の怒りを一つに束ねることができるのが労働組合であり、階級的労働運動だ。3・11闘争は、主催者あいさつを始め、集会・デモを国鉄労働者が牽引した。昨年の9・11郡山闘争を打ちぬいた地平の上に、動労千葉・動労水戸の青年が自信を持って国鉄決戦と反原発決戦の一体的闘いの先頭に立っている。そして郡山総合車両センターの闘いが結合した。
 国鉄労働運動が軸になった時に福島の怒りが一つとなって勝利できるという闘いの方向性、明るい展望と広がりを示した闘争となった。全国での2・15、16国鉄集会の開催の決断と郡山集会の実現、そこに向かっての路線論議の積み重ねと地区党・地方委員会の団結が決定的だった。
 「絶対反対」を貫き団結にのみ依拠する動労千葉労働運動の路線が、動労水戸の被曝労働拒否闘争を労働組合の路線として貫くことを可能にした。そこに希望と展望を感じた青年労働者が次々と東労組と決別して動労水戸に結集し始め、ストの先頭に立っている。青年労働者の獲得をめぐる大党派闘争としての「動労総連合を全国に」の路線の勝利だ。「動労総連合を全国に」は新自由主義への怒り沸騰の青年労働者をマルクス主義で組織し、階級的労働運動と国際連帯で闘う拠点労組をつくる闘いだ。動労神奈川の結成に続こう。
 世界戦争が現実のものとなろうとしている。「イスラム国」は、全世界の労働者階級に絶望してテロリズムにのめり込み、階級の分断を促進する反革命だ。そこに青年の希望はみじんもない。資本と闘う中にしか分断をのりこえる道はない。
 今こそ「国鉄決戦でプロレタリア世界革命へ」と、全世界の労働者の階級性を国鉄決戦で呼び覚ます時だ。韓国民主労総のゼネスト決起との連帯の核心もそこにある。その決定的な武器が動労水戸支援共闘だ。原発再稼働に突き進む安倍政権打倒へ、福島を先頭に労働組合の被曝労働拒否の闘いを組織しぬいた時、原発労働者が立ち上がる条件をつくることができる。原発労働者が労働組合をつくりストライキで闘う時、この社会を根本的に変革することが可能になるのだ。
 核心は党と労働組合の一体的建設だ。革共同7回大会の到達地平で日本と世界の労働運動の地図を塗り替えよう。『共産主義者』183号(革共同7回大会報告)と『現代革命への挑戦/革命的共産主義運動の50年』上下巻、そして『前進』で圧倒的な組織化を開始しよう。この時代、党の力と意識性が決定的だ。すべての支持者、読者の皆さんの革共同への結集を呼びかけます。
 階級的労農連帯の発展をかけて闘われる3・29三里塚全国闘争と合わせ、われわれは2015年決戦の緒戦に断固勝利したと宣言できる。この力で4月杉並区議選に圧勝し、5〜6月安保国会決戦に攻め上ろう。安倍政権は絶対打倒できる。団結しともに闘おう。
〔革共同福島県委員会〕
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