再稼働・輸出許すな 3・27 反原発金曜行動 戦争経験者が怒りの発言

週刊『前進』08頁(2676号05面03)(2015/04/06)


再稼働・輸出許すな
 3・27 反原発金曜行動
 戦争経験者が怒りの発言

(写真 多様な人びとが原発再稼働と輸出策動への怒りの声を上げた【3月27日 首相官邸前】)

 3月27日夜、首相官邸前と国会前で第142回目の反原発金曜行動が闘われ多くの労働者民衆が原発反対の声を上げた。
 発言に立った男性は、「福島の事故から4年がたった。ということは、4年間家にもふるさとにも帰れず、仮設住宅に住んでいる人がいるということだ。仮設に4年ってどういうことなんだ。カビだらけで、夏は暑く、冬は寒く、とても暮らすにはつらいところだと聞いています。そんなところにあと何年暮らさせるつもりなのだ」と事故から4年たっても避難を余儀なくされている人びとが12万人もいる現実を怒りを込めて弾劾した。
 戦争を体験した年輩の女性は、「負け戦(いくさ)なのに私たちを勝った勝ったとだまして、またしても原発再稼働と言っているが、もうだまされない。真実を見つめてなんとしても原発のない、放射能のない明日を取り戻すために命をかけて必死で世界の人とともに声を合わせています」と再稼働阻止を訴えた。
 国会前ではインド人男性が安倍政権が進める原発輸出策動を暴露した。「インドは世界中で一番大きな計画をつくって原発をたくさんつくっています。原発をインドに売るな、どこにも売るなという声を聞いてほんとうにありがたいと思います」と述べて、「原発反対、再稼働反対、インドに売るな、トルコに売るな、ヨルダンに売るな、どこにも売るな、世界のどこにも原発反対」と熱烈なコールを行い、参加者もともに声を上げた。
 原発再稼働と輸出策動を強行する安倍政権を打倒しよう。
(K)
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