韓国ゼネスト連帯・北島圧勝へ 沖縄全島ゼネスト情勢に呼応し4・28新橋―国会デモに立とう! 動労総連合建設へ全国総決起を

週刊『前進』06頁(2677号01面01)(2015/04/13)


韓国ゼネスト連帯・北島圧勝へ
 沖縄全島ゼネスト情勢に呼応し4・28新橋―国会デモに立とう!
 動労総連合建設へ全国総決起を


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(写真 北島氏、連日街頭で熱い訴え 4月5日夕方、JR高円寺駅南口=記事3面)


 第2の国鉄分割・民営化としての3・14ダイヤ改定=JR大再編攻撃と真っ向から激突し、1〜3月決戦は感動的に勝利した。この地平を発展させ、4・26杉並区議選で北島邦彦氏の圧勝をかちとるために総決起しよう。韓国・民主労総の4〜6月ゼネストと沖縄全島ゼネスト情勢に全力で連帯し、全国で動労総連合建設と労組拠点建設を進め、日本でもゼネストをかちとる準備の闘いに本格的に突入しよう。沖縄辺野古新基地建設と安保=戦争法案の強行、日本の核武装を狙う原発再稼働、治安弾圧と労働法制全面改悪に突き進む戦争・改憲の安倍政権を、階級的労働運動と国際連帯で絶対に打倒しよう。

安倍の戦争放火許すな

 世界大恐慌は、帝国主義間・大国間の争闘戦を地殻変動的に激化させ、世界戦争・核戦争の危機を現実化させている。この3月、ロシア大統領プーチンの核使用準備発言に続き、北極圏から千島列島でロシア軍8万人を動員した先制核攻撃をも想定した大規模軍事演習が行われ、他方では米帝が今現在も、北朝鮮・中国への侵略戦争発動のために米韓合同軍事演習を行っている。東アジアでの戦争・核戦争の危機が急速に高まっている。
 さらにこの核戦争危機と一体で、中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に米帝と日帝を除く50カ国が参加する動きが進行し(年内にも設立へ)、このことで、昨年G8からロシアが追放されたことに続き、G7も実質上分裂し、米帝を軸とした戦後世界体制は最後的崩壊へと突入した。広大なアジア地域の資源・市場・領土の争奪、特に鉄道・原発などインフラ建設の強盗的権益をめぐって、帝国主義国・大国が大激突、大争闘戦を激化させている。これに日帝・安倍は完全に立ち遅れ、はじき飛ばされている。
 だからこそ日帝・安倍は、中東参戦に続き、力ずくで資源・市場・領土を奪い取るために、「血を流して戦争する国」への飛躍をかけ、安保=戦争法制成立と改憲、辺野古新基地建設、原発再稼働・核武装へと絶望的に突き進んでいる。4月末の日米安保ガイドラインの改定では、「切れ目のない対応」や「世界規模の日米協力」をうたい、中東・ホルムズ海峡での自衛隊による機雷掃海や、南中国海での中国軍封じ込めのための日米共同の軍事行動などを可能にしようとしている。
 安倍の狙いは、日米同盟の強化を水路にしながら日帝独力で帝国主義戦争ができる体制をつくることだ。安倍の「戦後レジームからの脱却」「積極的平和主義」「戦後70年談話」こそ、米占領下でつくられた日帝の戦後的あり方と制約を打ち砕き、血を流して戦争する国になることを狙ったものだ。しかしそれは日米激突をいよいよ不可避とする。
 今や日帝・安倍こそが、東アジアと全世界を戦争・核戦争にたたき込む最大の戦争放火者となっている。
 「安倍や資本家のために戦争に行き血を流すのか、それともプロレタリア革命でこの社会を根本から変えるために闘うのか」。この歴史選択が問われている。

「戦争か革命か」を問う

 この東アジアでの戦争・核戦争の危機と真っ向から対決し、韓国・民主労総が4月からゼネストに立ち上がろうとしている。民主労総のゼネストは、超反動のパククネ政権との倒すか倒されるかの激突であり、プロレタリア革命をめぐる巨大な決戦だ。これは日本の戦後革命での1947年2・1ゼネストと同じ情勢の到来であり、世界の階級闘争の最先端の攻防だ。今や労働者権力を打ち立てることが問題になる時代に突入した。
 こうした労働者の革命への決起を圧殺するためにこそ、帝国主義と大国による戦争・核戦争の衝動がいよいよ高まっていくのだ。「戦争か革命か」を問う情勢が到来している。
 韓国階級闘争と日本階級闘争は一体だ。日本も「2・1ゼネスト」情勢に突入した。その最先端が沖縄だ。沖縄は完全に全島ゼネスト情勢である。4月5日の菅(すが)官房長官と翁長(おなが)沖縄県知事の会談は、辺野古新基地建設をめぐり決裂した。翁長知事の「辺野古の新基地は絶対に建設することができないという確信をもっている」という発言は、辺野古新基地建設と安倍への沖縄県民の怒りのすさまじさを示している。
 ところが安倍は8日、米国防長官カーターとの会談で辺野古新基地建設を「今後とも確固たる決意のもとで進めていく」とうそぶいた。この安倍の攻撃は沖縄県民の怒りを解き放ち、「島ぐるみ」のゼネスト決起を爆発させる。それは辺野古問題にとどまらない。沖縄米軍基地こそ日米安保の最大実体だ。沖縄闘争は米日帝の戦争・核戦争の攻撃と激突し、米軍基地撤去・日米安保粉砕、日帝打倒―プロレタリア世界革命として爆発する。
 鍵を握るのは、沖縄における階級的労働運動の前進、特に基地労働者を先頭にした労働組合の拠点建設、ゼネスト指導部の建設だ。全学連が呼びかける4・28沖縄デー闘争(要項5面)から5月沖縄現地闘争に総決起しよう!

国鉄を軸に労組拠点を

 安倍の戦争・改憲攻撃と対決し、プロレタリア革命の勝利を切り開く道は、韓国・民主労総ゼネストと連帯し、JR職場を軸に労働組合の拠点を建設することだ。帝国主義労働運動としての連合とその指導部を打倒し、日本でもゼネスト決起を絶対に闘いとろう。
 1〜3月決戦の爆発の最先端で、特に3・14JRダイ改阻止へ動労千葉、動労水戸を先頭にした動労総連合の波状的なストライキが闘われている。動労神奈川の雇い止め解雇粉砕の大勝利は、青年労働者の決起を先頭に、動労千葉や動労水戸が30年間も国鉄分割・民営化絶対反対を貫き、外注化阻止・非正規職撤廃、被曝労働拒否を闘い、国家や資本と絶対反対で闘ってきている力が生み出した。
 この力は、国鉄1047名解雇撤回をめぐって最高裁に14年度末に反動判決を出させない力関係をもつくりだし、安倍政権を根底的に追いつめている。今こそ動労総連合を全国につくり出し、ゼネスト実現に向け全産別で労組拠点を全面的に打ち立てよう。
 さらに安倍の戦争・改憲と一体の治安弾圧と労働法制大改悪を粉砕しよう。これらはすべてが労働組合解体の攻撃だ。安倍は4月3日、残業代ゼロ・過労死促進・8時間労働制解体の労働基準法改悪案を閣議決定し、国会に提出した。これと一体で「生涯派遣」の労働者派遣法改悪や、「解雇の金銭解決」制度など、解雇自由・総非正規職化をもやろうとしている。今こそ青年労働者を先頭に、安倍や資本のために死ぬことなど拒否し、プロレタリア革命で社会を変えるために闘おう。民主労総ゼネストと連帯し、5・1メーデーから6・7国鉄全国集会へ進撃しよう。

労働者の団結で勝てる

 杉並区議選で東京西部ユニオン副委員長・元杉並区議の北島邦彦氏の圧勝をかちとろう。杉並区議選は、安倍を打倒し、労働者が主人公の社会をつくる最先端の革命的選挙闘争だ。「労働者の団結にこそ社会を変える唯一の力がある」と訴えているのは北島氏のみだ。北島氏が副委員長をつとめる東京西部ユニオンは、鈴木コンクリート工業分会での解雇撤回・職場復帰に続き、アメリカン・アパレル分会でも解雇撤回と2年間の未払い賃金を支払えという都労委命令をかちとった。
 労働者が団結すれば勝てる。一人ひとりの労働者こそ社会を動かす決定的な存在であり、社会を変える力を持っている。この労働者の力を押しつぶすのが日本共産党スターリン主義であり、この労働者の力を信頼し、ともに闘うのが北島氏だ。労働者の団結した力が労働組合として組織され、爆発的に解き放たれた時にこそ、安倍を打倒して労働者が主人公の社会をつくることができる。
 杉並区議選は、自治体丸ごと民営化絶対反対の闘いであり、その最先端に児童館廃止絶対阻止の闘いがある。新自由主義による生活破壊・生存破壊への怒りを爆発させ、北島圧勝をかちとろう。杉並選挙闘争の大勝利から5〜6月安保国会決戦に攻め上ろう!
 ゼネストを準備する闘いは、革命を準備する闘いであり、非合法・非公然の指導体制建設の闘いと一体だ。杉並区議選カンパとともに、ゼネストを準備する闘争資金を革共同に寄せてください! 『前進』を職場や街頭で広げ、読書会・フラクションをつくり、革共同の党細胞を建設しよう。労働者・学生は革共同に結集しともに闘おう!

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