第15期党学校で

週刊『前進』06頁(2677号06面04)(2015/04/13)


第15期党学校で

反帝・反スタの労働者党建設が課題だとつかむ
 三矢美江

 現在の世界大恐慌―戦争情勢をプロレタリア世界革命への実践的立場からマルクス主義・レーニン主義を基礎から、各国での労働運動の現状・歴史、そして反帝・反スターリン主義とは何かを学びました。
 とくに現在の世界戦争前夜情勢の中で、1930年代階級闘争の敗北、戦後革命の敗北を具体的に何が問題だったのかを総括していく中で、反帝・反スターリン主義の立場、労働者党建設が課題になっていったことをつかみました。
 30年代―戦中にかけて「ソ連防衛」の名のもとに国際階級闘争を「共産党」がつぶしていく。戦後の日本では、スターリン主義の「民主主義革命論」で労働者の闘いは敗北した。また、アメリカのAFL(アメリカ労働総同盟)、CIO(産業別組合会議)がGHQ(連合国総司令部)のメンバーとして来日し、帝国主義労働運動の思想を日本労働運動に持ち込む役割を果たした、など。反帝国主義の立場だけでなく反スターリン主義の立場をもった労働者党建設であり、党と労働組合を一体的につくっていく。この実践がどの国の労働者階級にとっても課題だとつかみました。
 90年代以降、新自由主義政策の中で、国際的に労働者階級が増え、「こんな労働条件、賃金では生きていけない!」との各国の労働争議が増えている。新自由主義=民営化・外注化と闘って勝利できるかどうか。課題は党と労働組合の一体的建設、絶対反対で団結を守り抜き闘い抜けるかにある。それは日本だけでなく他の国も同じだと感じました。

日帝の中東参戦下での国際連帯の重要性を痛感
 高村宏信

 われわれはどういう社会をめざし、そのために何をしなければならないのか学ぶのが党学校参加の契機でしたが、昨年の7・1集団的自衛権行使の閣議決定を突破口に軍事力による世界の再分割戦に公然とのりだす道を選んだ安倍政権との闘いの実践でもありました。
 都知事選決戦への党と階級の総決起で現代革命への新たな挑戦と実践が開始された中で学んできたこの1年間の党学校は、大恐慌の深まりと新自由主義の崩壊の始まりの中で、現代プロレタリア革命に向けた党の綱領的・路線的深化の闘いへの新たな挑戦を強く感じるものでした。
 全世界は大激動情勢という中で、日韓労働者階級の連帯に続いて、帝国主義の中東侵略戦争への突進と争闘戦の激化―中東における労働者革命の発展、というテーマが直近の党学校で取り上げられ、中東諸国の労働者階級によるプロレタリア革命を実現していくことの提起は、自分の中でも大変よく整理できました。
 しかも、その中東に日帝自身が参戦する態勢を整えようとしている今、階級的労働運動・階級的労働組合の再生・創成と労働者国際連帯の闘いの重要性を痛感しました。
 「資本主義に未来はない。新自由主義を打ち倒して真の人間的共同社会建設へ向かっていこう。共産主義社会の建設の諸条件は成熟してきている。労働者階級自身の事業としてやりとげよう」と訴えていきたい。

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