紹介 共産主義者184号 4月杉並区議選の勝利から国鉄―安保国会決戦への檄

週刊『前進』06頁(2677号06面03)(2015/04/13)


紹介 共産主義者184号
 4月杉並区議選の勝利から国鉄―安保国会決戦への檄


 今号は、国鉄決戦を先頭とした1〜3月決戦の地平を明らかにし、4〜6月闘争を闘いぬくための熱い訴えとなっています。
 巻頭の畑田治論文は、4月杉並区議選を軸とする4月決戦に向けて総決起を呼びかける重要論文です。「レーニンの労働組合と党細胞の一体的建設論、非合法・非公然の党の建設論、非合法活動と合法活動の積極的展開とその活動の提起は、じつに豊かな実践的教訓にあふれている」と提起しています。1912年のプラハ協議会でかちとられた地平を中心に、レーニンとボルシェビキの革命的選挙闘争と議会闘争を現代的に復権し、昨年の衆院選決戦をはじめとする選挙闘争の地平を引き継ぎ闘おうと提起しています。激動に揺れる中東情勢・石油資源強奪の現段階にも積極的に論及しています。
 革共同中央学生組織委員会論文は、4・28―6・15闘争を頂点とした全国学生の反戦闘争への決起を訴えています。安倍の戦争法攻撃との激突の中で、大学の戦争協力と翼賛化が一層激しくなっています。
 これに対し、青年・学生の大反乱が始まろうとしています。このただ中で、日本共産党スターリン主義の反革命性を暴くことの重要性を鮮明に提起しています。新入生を圧倒的に獲得し、安保国会決戦―沖縄闘争に上りつめよう。

在日2同志追悼ゼネスト連帯へ

 革共同入管闘争組織委員会論文は、在日2同志の遺志を引き継ぎ、階級的団結の道を閉ざすスターリン主義をのりこえ世界単一の党を建設する闘い、韓国・民主労総ゼネスト連帯への熱い檄(げき)となっています。また、分断をうち破る立場から戦時下での在日・滞日外国人労働者への攻撃である外国人技能実習制度を暴いています。韓国・民主労総の4〜6月ゼネスト闘争と連帯して、在日・滞日外国人の労働者の組織化へ向けた実践的アピールです。
 社会保障問題研究会論文は、この領域が新自由主義攻撃の中で階級的激突点になっていることを鮮明にさせています。医療・介護・年金・生活保護・保育について全面的な解体、民営化攻撃がかけられていることを暴露し、体制内労働運動を食い破って労働者の「生きさせろ!」の怒りが爆発する情勢の到来を提起しています。

国鉄論文と「50年史」感想文を収録

 国鉄論文特集では、『前進』から6本の国鉄決戦論文を収録しています。全国のJR職場で一体何が起きているのか?――この視点から3・14ダイヤ改定攻撃の本質を具体的事実をもって暴露しています。この歴史的攻防を闘いぬいた動労総連合の闘いを鮮明にさせています。
 同じく「50年史と私」も『前進』からの収録です。革共同の歴戦の同志と人士、6人の投稿を一挙に掲載しています。「50年史」上下巻の刊行が同志と仲間の闘いを生き生きとよみがえらせています。

30年代階級闘争を全面的に総括

 巻末の川武信夫論文は、国際連帯闘争の今日的到達地平を明らかにしています。現在の世界大恐慌の深化と新自由主義の破産の現実をふまえ、1930年代階級闘争を国際連帯闘争の立場から全面的に総括しています。日韓米の3国連帯が果たしている地平をもとに、21世紀プロレタリア革命の展望をさし示しています。
 どの論文も1〜3月決戦の教訓と新たな情勢の進展をふまえた力作です。労働者階級とともにその先頭で2015年決戦勝利に向けて勇躍決起する革共同の政治・理論誌として、革共同「第7回大会報告・決定集」(本誌183号)とあわせて、活用されることを呼びかけます。
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