医療福祉職場への攻撃粉砕し労働組合の団結と地域拠点を 革共同医療福祉労働者委員会

週刊『前進』06頁(2678号04面03)(2015/04/20)


医療福祉職場への攻撃粉砕し労働組合の団結と地域拠点を
 革共同医療福祉労働者委員会


 1〜3月決戦の圧倒的前進は、安倍政権と新自由主義の破綻を暴き出した。「動労総連合を全国に!」の闘いこそ、労働者階級の展望であり勝利の道だ。この闘いと一体で、医療・福祉、介護の職場で階級的労働運動の大前進を切り開こう。医療・福祉の現場にかけられる新自由主義攻撃、民営化、外注化・非正規職化、労働強化、団結破壊と真っ向から対決し、労働者の団結と地域拠点をつくり出そう! 春闘を戦闘的に闘い、杉並区議選圧勝とメーデーの戦闘的爆発を!

1~3月の勝利は安倍政権を追い詰めた

 日帝・安倍政権は、福島県民に放射能に汚染された古里への帰還を強制し、沖縄県民に辺野古新基地建設への全面屈服を迫っている。日帝・安倍政権と大資本家は、労働者が闘いとった権利を「岩盤規制」などと言い、「工場法以前に戻せ」と攻撃している。
 しかし、怒れる福島県民、沖縄県民を始め、膝を屈した者たちがどこにいるか。誰もいない。JRの闘う労働者は2月に全国10カ所で国鉄集会を成功させ、3月ダイ改攻撃と真正面から対決して闘った。動労千葉、動労水戸、動労総連合、結成されたばかりの動労神奈川の大きな勝利がかちとられている。
 1〜3月、階級的労働運動とこれに共鳴する労働者人民の怒涛(どとう)の進撃は全国にゼネスト情勢をつくり出し、日帝・安倍政権を完全に追い詰めている。
 だからこそ、彼らは焦りに駆られ、UAゼンセンを手先とした帝国主義労働運動の育成・組織化を進め、日共スターリン主義=医労連指導部などを先兵にして労働者の団結破壊攻撃に打って出ている。しかし、この激しい攻撃の中に、実は敵の危機がある。1〜3月の勝利と前進にあらためて確信をもち、「動労総連合を全国に」の路線を貫く労働運動を徹底的に実践し、無数の地域拠点をつくり出そう。

労働者の団結体=労働組合の復権かちとれ

 安倍の発動する「再興戦略」=戦後社会保障解体・医療制度解体攻撃は民営化攻撃であり、外注化と非正規職化を突破口にして、闘う労働組合を解体し、「公的なもの」を一掃しようと狙うものである。
 だが、膨大な青年労働者の憤り・怒りと結びつきながら、この新自由主義攻撃を労働組合の団結と産別をこえた地区的一体性で迎え撃ち粉砕する勝利が、全国でいくつもかちとられている。医療・福祉拠点労組でも、たとえば関西のA病院では資本=経営による青年労働者への不当労働行為、解雇攻撃に対して、「生きさせろ」の怒りと決起が開始されている。労働組合は執行委員会を先頭として解雇攻撃を暴き出し、労働組合の団結とは何かを真正面から問い、団結を求め組織化に向かって勝利的に踏み込んでいる。青年労働者をめぐる資本=経営当局と労働組合の死闘戦の過程で決起した労働者自身が時代をつかみとり、階級的意義と誇りに燃えて決起している。
 このことは、労働組合こそ労働者の基礎的団結形態であり、「一人は万人のために、万人は一人のために」の中で、労働者は自己解放的に決起し、仲間を信頼し団結する喜びをつかむことができることをあらためてはっきりさせた。そして、この団結の中にこそ資本=経営を打ち倒す力が宿っていることを確信させてくれた。
 労働組合の復権とは、個々ばらばらに差別・分断支配されてきた労働者を階級的団結によって労働組合のもとに獲得する闘いである。さらにA病院労組の闘いは、当該の労組に新たな団結を生み出したのみならず、文字どおり産別を横断し、地区党の指導性と階級的団結を高次のものへと発展させ、私たちにいくつもの教訓を与えてくれた。

協働性奪還へ職場で「生きさせろ」の闘いを

 戦後革命期において、敗戦後の激しいインフレと飢餓に苦しむ人民大衆の日本帝国主義に対する根源的な怒りが、労働組合に団結した労働者階級を先頭に、ゼネストとして爆発する情勢にまで上りつめた。戦前から労働者階級に強制されてきた「職員・工員」の身分差別を始め、あらゆる職場を覆っていた無数の差別・分断支配は、階級的団結の回復とともに一夜にして打ち破られた。そして、賃金の即時引き上げ、8時間労働制の確立とともに「すべての賃金差別の撤廃」が、全職場の共通の要求となった。
 労働組合に団結した労働者が、自らの業務を自主的に管理する闘いが各所で生まれた。それは労働者の職場支配権を圧倒的に打ち立てるものとなり、全職場・地域で資本=経営者と労働者の力関係を根本的に塗り替えていった。「社会の主人公はおれたちだ」「団結すればなんでもできる」という自信と確信が急速に形成された。
 今日、2千万人を超える労働者、とりわけ青年労働者が非正規職・派遣労働を強制され、生きていくことさえ困難な状況にたたき込まれている。8時間労働制の解体と長時間労働による自死、過労死にまで追い込む新自由主義資本の攻撃、労働者間の差別・分断支配が進行している。資本=経営側は評価制度で労働者の仲間意識や団結を奪い取り、競争と不信を植え付け、労働者から協働性と団結を引きはがすことに躍起になっている。だが、「生きさせろ」の膨大な怒りが労働者階級の深部から噴き上がってきている。
 そして今、「社会の主人公はおれたちだ」「団結すればなんでもできる」という確信と誇りを探し続けてきた青年労働者が、動労千葉を先頭とする階級的労働運動と出会い、大合流して進撃していく過程が始まったのである。民営化・外注化・非正規職化とその核心である労働組合解体攻撃を打ち破り、労働者の協働性を奪還する闘いが全国にいくつも生まれ、労働組合の復権をかけた拠点建設が進んでいる。

春闘、区議選、ゼネスト連帯のメーデーを

 動労千葉・動労水戸・動労総連合の闘いが、全労働者の希望の光、展望として映し出されている。だからこそ、それが労働者階級の中に共振し広がりをつくり出している。日帝・安倍政権は、この広がりがけっして小さくはないこと、逆に大恐慌・戦争情勢の中で大きく発展して行く可能性に恐怖しているからこそ、必死に階級的労働運動派への圧殺・解体策動を強めているのである。
 安倍政権は、3月の経済財政諮問会議で「公的分野の産業化に向けて/公共サービス成長戦略」を打ち出した。ここにおいて、「国・地方の公共サービス分野での民間との連携を進め……新たな民間産業の創造や民間雇用拡大を通じた経済成長を実現し、税収拡大を図るべき」とした。
 詳しくはあらためて論じたいが、公共施設(公立病院など)の民間資金を活用した整備(PFI方式)を提唱するなど、このすべてが徹底した民営化・外注化攻撃であり、そのために規制緩和をさらに大胆に行うと宣言したのである。労働者に矛盾と犠牲を集中するこうした攻撃を絶対に許すことはできない。
 日帝・安倍政権は、「外に向かっての侵略戦争、内に向かっての階級戦争」にのめり込み、闘う労働組合の解体に必死になっている。断固、対決し粉砕しよう。
 私たちは安倍政権を絶対に打倒する。そのために「一人は万人のために、万人は一人のために」という労働組合の大原則、絶対非和解で闘う労働組合の復権をかけ、プロレタリア革命の勝利へ、無数の地域拠点を全国に生み出すために全力で闘おう。
 「官製春闘」を粉砕し、15春闘を階級的団結の復権をかけて闘おう。杉並区議選に絶対勝利し、5・1メーデーを韓国・民主労総のゼネストと連帯する大運動として戦闘的にかちとろう!
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