闘いは進む 青年の職場から 合同労組 沖縄ゼネスト情勢の先頭で春闘ストに決起 沖縄 伊豆見建太

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週刊『前進』06頁(2679号03面04)(2015/04/27)


闘いは進む 青年の職場から
 合同労組 沖縄ゼネスト情勢の先頭で春闘ストに決起
 沖縄 伊豆見建太


●260日の闘いが生み出した奇跡!
 「大幅賃上げ、労働環境改善、解雇撤回、団交に応ぜよ!」の大義を掲げ、圧倒的迫力でストを貫徹しました。
 IJBS労組の兄弟組合として、クリーニング・リネンサプライの会社に労働組合を結成して260日、組合機関紙は15号に達しました。生まれたてほやほやの労働組合が職場の仲間との団結を土台に、明るく元気よく、合計3波・始業時1時間の春闘ストを実現することができました。
 第1波の3月10日には家族会が決起。第2波の3月29日には地区党の同志が総力で結集。第3波の4月7日にはついに新たな青年が応援に駆け付けてくれました。第3波では、親会社・子会社入り乱れて、取締役が「構内から出ろ」「3回警告したからな」とイチャモンを付けるなど、会社の焦りとイラ立ちが手に取るようにわかりました。
 僕たちがストで体ごとつかんだものは「職場の力関係に変動が起こっている」という確信です。もちろんこのままでは相当ピンチ。でも地殻変動の実態を探り当てれば大チャンス到来です。ピンチをチャンスに変えるために、もう1人を獲得する闘いに突入します。
●誇り高き労働者の存在
 僕は昨年10月に雇い止め=解雇され、現在、解雇撤回・原職復帰、拠点建設をかけて労働委員会闘争を闘っています。「汚い・きつい・危険」「きつい・帰れない・きりがない」の3K職場、時給677円の最低賃金ですが、みんな例外なく仕事に誇りを持ち、労働時間への絶妙なバランス感覚を発揮しています。
 これが、職場の団結を形成し、労働委員会闘争の底力になっています。
●ストは労働者の底力を解放する!
 僕はストライキを「職場に限定された」狭いものと思っていました。
 しかし、僕が現在勤めている大型量販店の青年労働者は、わがことのように共感し、スト応援にまで駆け付けてくれた。逆に、僕の方が彼から教えられた気分です。
 よく「怒ってばかりじゃ始まらない」と言う人がいます。僕たちは「この人、なんでこんなに怒ってんだろう」と注目することで「もっと怒って当然」という熱情に引き寄せられます。動労千葉の反合・運転保安闘争、動労水戸の被曝労働拒否の闘いも労働者の怒りが生み出した路線です。怒るべき時に全力で怒れ! そこに闘いの魅力も「義理と人情」もある。
●時代はゼネスト情勢
 韓国・民主労総ゼネストが革命の火ぶたを切っている。5月沖縄闘争は、「いつ、何が起こってもおかしくない」全島ゼネスト・暴動情勢下で闘われます。こういう時、時代を動かすのは僕たち青年です。社会を根本から変革するプロレタリア革命のリーダー、新たな労働者党の指導部の登場という生きたマルクス主義の出番なのです。
 杉並区議選・北島邦彦さん圧勝で、安倍の安保法制国会をブッ飛ばし、全国、全世界の学生、労働者の限りない希望を切り開きましょう!

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