沖大で赤嶺君信任 京大でも同学会選始まる

週刊『前進』06頁(2683号05面02)(2015/06/01)


沖大で赤嶺君信任
 京大でも同学会選始まる

 沖縄大学学生自治会の再建2年目の執行部選挙は、5・17県民大会の3万5千人の怒りが示した全島ゼネスト情勢、5・18沖大キャンパス集会とデモの圧倒的高揚と勝利を引き継いで闘われ、昨年を倍する209票の投票、156票の信任で赤嶺知晃委員長―盛島琢允副委員長のゼネスト執行部(写真)を打ち立てました。信任率74・6%の大勝利です。
 「沖大生の力で辺野古新基地建設止めよう!」「沖縄大学を戦争反対の砦(とりで)に!」をスローガンに掲げ、「団結して大学ストライキを闘おう、全島ゼネストと国際連帯の力で戦争を止め、沖縄から基地をなくそう!」と訴えた赤嶺統一候補に圧倒的な共感が寄せられました。県民大会に参加したという学生が何人も投票し、「頑張ってください」とエールをくれました。監視する職員の前では表情の硬かった学生が、教室ではニコニコしながら「私も集団的自衛権は反対」と投票。選挙自身が沖大生の団結形成、大衆的議論と決起の場となりました。
 一方、沖大当局は、学生がどんどん投票する状況に青ざめ、学生支援課を先頭に職員が正門付近に6〜8人出てきて妨害・監視態勢をとりました。選挙後半には全館放送で「学外者が侵入」などと叫びたて、支援に来てくれた全国の学生を排除しました。しかし、候補にはほとんど手出しができませんでした。
 沖縄全島ゼネスト情勢と1年間の自治会運動を通じて、自治会と沖大当局との力関係は一変し、昨年を倍する投票と信任がかちとられました。
 安保推進勢力としての姿をあらわにしつつある「オール沖縄」勢力の対極で、沖大生は安倍政権の戦争と基地建設の攻撃に絶対反対で立ち上がっています。沖大生の団結を打ち固め、新基地建設阻止、戦争阻止の大学ストライキへ突き進みます。6・15国会包囲大闘争への大結集をつくり出す決意です!
(M)

作部君を先頭に京大で闘い進む

(写真 多くの京大生が作部候補者団と活発に議論)

 沖大自治会選挙の高揚を引き継ぎ、京都大学でも25日から同学会中央執行委員会予備選挙が始まりました。
 2012年の同学会再建から4年目となる今年の執行部選挙は、大学・社会をとりもどすゼネスト指導部をつくりあげる闘いです。「6・15国会包囲闘争で安倍政権の戦争をとめよう! 大学の民営化を進める山極総長―杉万副学長体制を打倒しよう! ストライキのできる学生自治会建設を」と訴える作部羊平候補者団に京大生が注目し、討論が行われています。
 京大当局は同学会旧役員と結託し、選挙直前に「『予備選挙』は、(当局の公認する)京都大学全学自治会同学会とは一切関係のないもの」という妨害文書(告示第4号)を発表しました。しかし、学生自治会は学生のものです。自らの執行部をつくり出すため、毎日100票を超える票が集まっています。全国の学生の力で京大選挙を成功させ、6・15国会包囲闘争への総決起をつくり出そう!
(H)

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