労働者に打倒されて最悪のスパイに転落した岸・水谷・岩本を絶対許さぬ 革共同中央労働者組織委員会

週刊『前進』08頁(2685号03面01)(2015/06/15)


労働者に打倒されて最悪のスパイに転落した岸・水谷・岩本を絶対許さぬ
 革共同中央労働者組織委員会

革命党破壊狙う卑劣な攻撃に必ず勝利する!

 世界大恐慌の深まりと新自由主義の破綻が、搾取と戦争、大失業と非正規雇用化、原発と基地の強制、治安弾圧の強化に転化し、日帝ブルジョアジーと労働者階級人民の非和解的対立が日々激化している。
 革共同は、すべての労働者階級人民の怒りと利益を体現し、この死闘的攻防を動労総連合建設を基軸とする階級的労働運動路線を貫いて決定的に勝利し抜いている。戦争か革命かをかけた階級決戦を、東京・全国における党と労働組合の一体的建設の闘いとして進めている。
 安倍政権の「戦争と非正規雇用化による命と生活の破壊」に対し、労働者階級の闘いを軸とする全人民的反撃を訴え、ゼネストを提起し、プロレタリア革命の道を不退転に突き進んでいるのがわが革共同だ。
 労働者階級の怒りがひとつになることを恐れ、その団結の要である革命党破壊のために卑劣な攻撃をしかけているのが日帝国家権力であり、その支配から利益を得ている全政治勢力である。革共同は、動労総連合の闘いを基軸とする階級的労働組合建設を水路に、沖縄、福島、広島・長崎、三里塚、在日・滞日外国人、障害者、女性、兵士などすべての人びとの怒りと闘いを急速にひとつにしている。この党と労働者階級の闘いの前進と、史上最悪の原発事故と日帝経済破滅の危機という二つの「メルトダウン」にのたうち回り、ぶざまな延命のために「内と外の戦争」に打って出ているのが日帝・安倍だ。日帝にとって、革命党破壊は至上命令になっている。戦争法案の閣議決定と国会審議の過程は、日帝の治安政策の根本的転換を伴っているのである。
 革共同は不屈・非転向の星野文昭同志を先頭に、全同志が完全黙秘・非転向を貫くことで国家権力との死闘の最前線で勝利し抜いてきた。それこそが労働者大衆の、わが党に対する信頼の土台であり、国家権力を根底から打ち破る力なのだ。この党への信頼を傷つけ解体すること、今やそこに国家権力とすべての反動が集中している。
 日帝は戦前の日本共産党を壊滅させたように、革共同とその運動の中に「内通者」をつくることで内部から不信を生み出し、同時に「もっともらしい日和見主義」を忍び込ませることで変質・解体することを狙っている。絶対反対の闘争を通じて生み出される階級的団結に基づく完黙・非転向の闘いとその勝利こそ、革命党としての階級的到達地平の核心である。これに追い詰められた国家権力は、日和見主義的反動分子をスパイ化して党の解体を図ることを基本手段にしている。ここに、ゼネストとプロレタリア革命の時代の核心的攻防点があることをはっきりと見据えよう。

労働者指導部を憎悪し攻撃する小ブル反革命

 労働者党員を先頭とした「党の革命」に反対し自己批判できずに打倒された岸・水谷・岩本は、革命的労働者党の破壊のために、『革共同政治局の敗北』なる反革命本を出版した。彼らは、自分たちが労働者党員に打倒されたという階級的真実を見据え謙虚に自己批判することもできないプチブル(小ブルジョア)に過ぎない。ブルジョア的「権力闘争史観」で党の歴史を歪曲するこのような出版物が、現在の党と労働者階級に影響を与える余地は1ミリもない。
 問題は、彼らが労働者階級そのものとして打ち立つ革共同の解体を公然と呼びかけ、旧指導部時代の党内情報を公然と敵に売ったことにあるのだ。彼らは、国家権力と反動に情報を売り、労働者指導部を中心とする党中央の破壊を呼びかけているのである。その悪質さにおいてかつて類例のない、反革命スパイ行為に手を染めたのだ。この反革命分子を、革共同と中央労働者組織委員会は絶対に許さない。
 第一に、彼らは現在の革共同を「中央派」と勝手に規定し、彼らとともに打倒された「関西派」をも批判するふりをしながら自分たちを「左派」だと規定している。
 まさにこういう規定からして、漫画的で初めからずれている。体制内勢力は、左派であれ右派であれ、労働者階級に依拠できないならば反革命でしかない。だから、かつての歴史を物知り顔に語りながら、その歴史を踏まえて、自分たちが今どう闘い革命に向かうのかという提起は一切ない。プロレタリア革命から完全に脱落したところから「中央派」打倒を呼びかけているのである。
 第二に、彼らにとっては、革共同の歴史も、ブルジョア政党やスターリン主義政党同様の「権力闘争の歴史」としてしか描くことができない。労働者階級不在の「判断の誤り論」であり、革共同が日本労働者階級自身の歴史として「50年史」を総括し抜いたことに、根底から打撃を受けている。この没階級性のゆえに自分たちが労働者党員に打倒されたことが今もって分かっていない。
 だから彼らは、労働者指導部である中野洋同志をはじめ、大原同志、松岡同志に憎しみを集中している。中野同志が「分派活動」をしていたかのように歪曲し、それに対して「(関西派の)与田を抱えた左派」が路線闘争を構えられずに敗北したというのである。そして、階級的労働運動路線を「動労千葉特化論」の右翼的路線として攻撃しているのだ。
 中野同志は、彼らが描くような陳腐な権力主義者などではない。労働者階級と現場労働者をとことん信頼し、党と労働組合の一体的建設でプロレタリア革命の現実性を切り開き続けた希有(けう)な指導者である。まさにその点において、カクマル・松崎明を終生圧倒し、その支配の崩壊を生み出し続けたのである。
 革共同の大多数の労働者党員と指導部は、動労千葉と中野同志がいるからこそ革共同を選択してきた。清水議長、そして天田書記長も、中野同志を革共同が生み出した最高の労働者指導部として尊敬し、団結してきたのだ。岸・水谷・岩本には、それが自分たちへの「背信」だというのだ。これは岸・水谷・岩本自身が、金銭的にも対権力的にも腐敗した与田とともに分派闘争を展開していたことを自己暴露しているのである。
 そもそも、プロレタリア革命党が労働者とその党指導部を否定して、どのような路線闘争が成立するというのか。かつて彼らが書いてきた論文と同様、無内容の極みだ。労働者と党員に忌み嫌われ続け、みじめに破産した姿がここにある。

労働者階級に血債主義で敵対し完黙も解体へ

 第三に、自分たちが打倒された「党の革命」をテロと規定するために、革共同の歴史を「テロの歴史」として描き上げて解体を呼びかけている。
 しかし、最高指導部という責任ある地位にある者が、労働者党員には際限ない命がけの献身を要求し、その拠金で腐敗した生活をおくり、それを「血債主義」で正当化してきたことに労働者党員の怒りが爆発するのはあまりにも当然のことである。労働者の信頼と団結を裏切った者が、厳しい鉄拳(てっけん)制裁を受けるのは当たり前だ。ましてその最高の団結体である革命党を裏切ったことは万死に値する。
 こうした党と労働者階級の闘いを「テロ」と規定するのは、安倍とまったく同じ立場に立ったということである。
 第四に、労働者階級の団結した闘争に「血債主義」を対置することで、権力との完全黙秘の闘いの解体を狙っている。
 打倒された塩川一派の「完黙するかどうかはケースバイケース」論とまったく同根の主張であり、労働者階級の上に党と常任指導部を置き支配する思惑から来ている。〝労働者階級には戦争に加担し差別してきた「血債」があるから、被抑圧民族や被差別人民に完黙・非転向を求めてはならない〟というのだ。スターリン主義を免罪し、労働者階級の団結を破壊し絶対反対の闘いを根本からねじ曲げる考え方だ。
 その結論は、「革命党」を名乗る体制内改良主義であり、日和見主義と転向の正当化に他ならない。だから70年闘争を語りながら星野同志の不屈・非転向の闘いにまったく触れられない。
 彼らの主張と逆に、5月沖縄闘争で圧倒的に示された事実は、星野同志の闘いを軸とする労働者階級の絶対反対の闘いが生み出す団結こそが、沖縄の人びとの根底的信頼を深く獲得していくということである。すべての人民を労働者階級とともにひとつに団結させる根本的力が、完黙・非転向の闘いにあるのだ。彼らの小ブル日和見主義は現実において粉みじんに粉砕されている。労働者階級の絶対反対の闘いから生み出される階級的団結は、ブルジョア国家権力に対する完全黙秘・非転向の闘いにおいて究極の勝利を切り開いていく。その解体こそ、彼らの役割なのである。

非合法・非公然の党の解体をスパイ本は狙う

 第五に、そこから来る結論は非合法・非公然の党の解体であり、清水議長の売り渡しである。
 戦争か革命かをめぐる最先端の攻防は、革命党のガラス張り化であり一網打尽を狙う攻撃との闘いにある。非合法・非公然体制は、労働者階級と革命の防衛そのものである。だからこそ国家権力はその全容解明と解体に全力をかけるのだ。非合法・非公然体制を守り抜く同志たちは、最も厳しい前線で日々勝利を重ねている。その同志たちを一顧だにしないどころか「50年たっても革命ができない党はやめるべき」「清水議長は顔を出せ」などと言い、自分たちが情報を売ることを正当化している。まさに国家権力の最悪の先兵・スパイになり果てたのだ。
 第六に、彼らは「一人一人の中に革共同がある」と言う。まさに小ブル個人主義の極みだ。
 党は、ブルジョアジーによる人間的共同性の根本的破壊に対し、労働者階級の団結した闘争を通して現代社会を根本から打ち立て直そうとしている。したがって階級の団結に立たない個人の中に革共同は存在しない。個の実現とは、共同性の責任との矛盾的緊張関係の統一の過程としてある。
 人間的共同性から疎外され自分を特別な個としてしか認識できない傲慢(ごうまん)な存在に、人間としての真の輝きが訪れることはない。

青年労働者と学生は革共同に結集し闘おう

 岸・水谷・岩本らの対極に、『前進』2682号(5月25日付)に掲載された青年労働者の革共同加盟宣言がある。
 新自由主義によってすべての希望を奪われ、死の淵まで行き、さらに共産党にも失望した青年労働者が、ついに自分が求めていた党に巡り合い輝いている。その深い感動と決意が、万人の胸を打つ。しかも彼だけではない。あらゆる職場、地域、戦線ですさまじい苦闘を重ねてきた人びとが、革共同に巡り合い根底的決起を始めている。ここにゼネストとプロレタリア革命の現実性があり、革共同の存在を媒介にして、日々その情勢が主体的に生み出されている。この革共同に、岸・水谷・岩本のような転向スパイ分子がつけ入る余地は1ミリもない。
 わが革共同は、労働者階級そのものである。革共同は、労働者階級人民の信頼を絶対に裏切らない。とりわけ絶望の淵にある青年の生きかつ闘う希望となり、プロレタリア世界革命の巨大な勝利の展望を指し示す。それが動労総連合の全国的建設を基軸とする階級的労働運動路線である。その革命的貫徹によって、何よりも青年労働者と学生を革命の指導部として建設していく。
 日帝国家権力は震え上がり、破壊のために激しく暗躍し始めている。しかし、権力とその手先、岸・水谷・岩本の卑劣な願望とは逆に、革共同は不退転でその世界史的任務に邁進(まいしん)する! 革共同中央労働者組織委員会はその最先頭で闘う。すべての青年は、君たちの党=革共同に結集して闘おう!

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