戦後70年 8・15労働者市民のつどいへ 民主労総がゼネスト報告

週刊『前進』06頁(2691号05面02)(2015/07/27)


戦後70年 8・15労働者市民のつどいへ
 民主労総がゼネスト報告


 日帝の敗戦から70年の8月15日、東京で「8・15労働者市民のつどい」が開かれます(要項別掲)。安倍政権の戦争法案との対決の渦中で開かれる今年の8・15集会はかつてなく重大です。ゼネストを闘う民主労総ソウル地域本部や動労千葉、動労水戸など闘う労働組合が参加します。実行委員会のアピールを紹介します。呼びかけにこたえ全国から結集しよう。(編集局)

 戦後70年目の8月15日、私たちは「戦争法案の成立阻止!安倍の70年談話粉砕!―国益と排外に憲法は屈するのか―」と題して第21回8・15労働者・市民のつどいをおこないます。多くの皆さんの集会への賛同と参加をお願いします。
 今年の8・15集会はかつてない緊迫した情勢のもとに開催されます。それは言うまでもなく、安倍政権が戦争法案を通すために国会会期を大幅に延長し、9月27日までの戦後最長となる通常国会の真っ只中の集会だということです。安倍政権は、戦争法案を7月中に衆院で強行採決し、参院が議決しなくてもいわゆる「60日ルール」を使って衆院で再可決して成立させようとしています。
 しかし、はっきりしていることは安倍政権による、与党の数を頼みにしたどのような「議決」も、労働者人民の怒りの決起を押しとどめることはできないということです。7月中〜下旬の戦争法案阻止の闘いの爆発は不可避であり、安倍政権が7月中に強行採決にうって出ようが出まいが、8月はさらに闘いが拡大・高揚することは間違いありません。また安倍は「戦後70年談話」を閣議決定できないところに追いつめられ、さらに「8・15」ではなく8月上旬に行うことにしました。「戦後70年談話」は事実上粉砕されたのです。
 安倍政権はいまやボロボロです。アベノミクスは崩壊し、6月の「ITバブル以来の株高」は日本経済の奈落への一里塚です。憲法審査会での3人の学者の「違憲」発言、元内閣法制局長官経験者4人の「違憲」の指摘などに続き、「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけの学者・研究者署名はわずか2週間で7901人になりました。共同通信の6月の世論調査では戦争法案の今国会成立に「反対」が63・1%、朝日新聞の世論調査では安倍の支持率は39%と過去最低になり、戦争法案の反対は53%と過半数に達しています。
 今年の8・15集会は、こうした激動の真っ只中の集会となります。私たちは動労千葉、動労水戸の「民営化と非正規化反対」「被ばく労働反対」の闘いを先頭に、原発再稼働絶対阻止のフクシマ、辺野古新基地建設に反対し全島ゼネストに向かう沖縄など、新自由主義攻撃に対するすべての怒りと闘いを結合して闘います。
 そしてゼネストで闘う韓国・民主労総からは3人の代表が来日します。連帯をさらに強め、闘う労働運動と国際連帯の力で改憲と戦争を絶対に阻止しましょう。

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戦争法案の成立阻止!安倍70年談話粉砕!
―国益と排外に憲法は屈するのか―
8・15労働者市民のつどい
 8月15日(土)正午開場 午後1時開会
 すみだ産業会館サンライズホール(東京都墨田区江東橋3―9―10、JR総武線「錦糸町」駅南口向かい側「丸井」8階)
●特別報告 「韓国のゼネスト情勢」/民主労総ソウル地域本部、安全破壊と闘う動労千葉
●講演   「国会傍聴16年」/西川重則さん(平和遺族会全国連絡会代表)
●福島から 布施幸彦さん(ふくしま共同診療所院長)
      被曝労働拒否のストライキを闘う動労水戸
●沖縄から ●発言/森川文人さん(弁護士)ほか
 (会場費500円)

 主催/戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会

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