10・11三里塚総決起を 市東さん農地の強奪阻止こそ安倍の戦争止める大攻防点

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週刊『前進』06頁(2699号05面01)(2015/09/28)


10・11三里塚総決起を
 市東さん農地の強奪阻止こそ安倍の戦争止める大攻防点


 三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける10・11三里塚全国総決起集会に全力で決起しよう。戦争絶対反対、安倍打倒の闘いに立ち上がる巨万の青年労働者・学生に三里塚闘争の正義性・勝利性を真正面から訴え、三里塚現地を労働組合・学生自治会の旗で埋め尽くす大結集をかちとろう。最高裁決戦勝利・緊急5万人署名、賛同署名を集め、市東孝雄さんの農地を守りぬこう。

労農連帯と国際連帯の三里塚から安倍打倒を

 三里塚闘争の正義性・勝利性とは何か。日帝にとって不可欠な巨大軍事空港の建設、国際争闘戦の焦点である航空宇宙産業の発展、国家・資本による人民からの強権的な農地強奪を50年にわたって阻んできた、反戦・反権力の砦(とりで)であり、労農学人民の革命的な共闘と結集の砦だということだ。動労千葉と反対同盟を軸とする労農連帯を築き、現代のパリコミューンとも言うべき「解放区」を実現してきた日本革命・アジア革命の根拠地である。
 三里塚を訪れた韓国・民主労総の仲間は「資本主義と闘う模範だ」と称え、全国公務員労組の仲間は「三里塚の闘いを見て原則的に闘うことが生存権を守ると確信した」と述べた。02年に結成され06年に民主労総に加盟した全国公務員労組は今なお「法外労組」としてパククネ政権打倒のゼネストの最先頭に立って闘っている。09年の交流会で、反対同盟事務局次長の故萩原進さんは、「闘う労農連帯こそが三里塚闘争43年間を貫く核心的な力だった」「私たちは労働者階級の同盟軍として資本主義と闘っている」「勝利は国際連帯にある」と訴え、日韓農民の革命的出会いを実現させる夢を語った。
 社会の生産を担う労働者と農民が、真に社会の主人公としての誇りを奪還し、階級的共同性を打ち立てる中にこそ未来がある。
 70〜80年代の動労千葉ジェット燃料貨車輸送阻止闘争は、土地を武器に闘う農民と鉄路を武器に闘う労働者が、労農連帯を打ち固め、地域住民の決起をもかちとった、新たな社会に向けたソビエト形成の萌芽とも言うべき闘いだった。これを引き継ぎ発展させる闘いとして、空港内労働者・周辺住民の獲得に向けた反対同盟の一斉行動は29回を数え、新たな地平を切り開いている。戦争と外注化・非正規職化と闘う労働組合の建設を地区党と一体でかちとる闘いを今こそ推し進めよう。
 さらに、被曝労働拒否のストを闘う動労水戸を中心とした「市東さんの農地を守る会・茨城」の結成という形で、労農連帯が発展している。
 国鉄闘争と三里塚闘争は一体だ。動労総連合の全国的建設を軸とする階級的労働運動の拠点建設と国際連帯を発展させよう。動労総連合を先頭に10・11に大結集し、安倍打倒の火柱をあげよう!

日共スターリン主義を追放し「絶対反対」貫く

 三里塚闘争はまた、あらゆる反革命・ファシスト勢力をなぎ倒して闘われてきた。スターリン主義反革命を打ち破ることなしに、帝国主義打倒の闘いに勝利することはなく、また三里塚の勝利もない。国家権力中枢は、革共同や三里塚闘争からの脱落分子をも利用して、この革命的地平の解体に躍起となっている。
 問答無用の暴力的な空港建設と命がけで闘う農民を前に、いかなる立場をとるのかで、あらゆる政治勢力がふるいにかけられてきた。帝国主義戦争と棄民政策に対する根底的怒りを爆発させて立ち上がる農民の怒りを一層解き放つのか、押しとどめるのか。農民を、資本主義を打倒し新たな社会を労働者とともに担う主体として位置付けるのか、救済の対象として見るのかが、そこで決定的に問われた。
 日本共産党・スターリン主義は、外郭測量阻止で実力で座り込みを続ける農民を前に敵前逃亡し、離れたところで歌を歌いながら「法律を守りましょう」などと武装解除を説き、反対同盟に絶縁状を突きつけられた。
 ファシスト・カクマルは、「三里塚は自分の土地が守れればよいという小ブルの運動だ」として一貫して敵対し、悪質なデマを流し続け、代執行闘争時には野戦病院車を襲撃し、77年岩山鉄塔決戦においては京葉道路に釘をまくなどして集会結集を妨害した。反対同盟はあらゆる戦線からカクマルの追放・一掃を訴える弾劾声明を出した。
 第4インターは、カクマル弾劾声明に対し党派としての署名を拒み、自ら行った管制塔占拠闘争への弾圧に耐えきれず、転向を合理化するために反対同盟の総条件派化を狙って一坪再共有化運動を推進し、83年3・8分裂の先兵となった。
 こうした反革命や体制内勢力との激突を経ながら、反対同盟は、国家権力を倒すまで闘いをやめない「絶対反対同盟」として確立してきた。権力との一切の話し合いを拒否し、「法律・暴力・金」などの攻撃を実力で打ち破れることを証明してきたからこそ、三里塚闘争は全人民の希望の星となっている。

第3滑走路計画粉砕! 緊急5万人署名推進を

 安保国会決戦の中で、安倍が準備している戦争は朝鮮半島を想定したものであることが明らかになった。それは、パククネ打倒のゼネストを闘っている韓国労働者階級の闘いをつぶすための反革命戦争にほかならない。
 「作戦計画5015」は、北朝鮮への先制核攻撃を「抑止」と言いなし、その実戦訓練としての日米韓軍事演習がこの間立て続けに行われている。韓国軍5万、米軍3万、さらに公務員48万人を動員した世界最大規模の米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」や、自衛隊と米軍による朝鮮半島上陸訓練や実弾射撃訓練が実施されている。
 三里塚農地強奪攻撃や空港機能強化は、朝鮮侵略戦争の準備である。
 この戦争阻止の最大の攻防点の一つである市東さん農地強奪阻止決戦になんとしても勝利しよう。農地法裁判控訴審の6・12反動判決に対し「農民である私への死刑判決だと受けとめている。私は絶対に認めない。最高裁でくつがえす」と宣言した市東さんの怒りと決意をわがものとし、「農地強奪は殺人だ。市東さんとともに生きよう!」という青年・学生の決起を作り出そう。動労総連合青年部建設、反戦ストを打ち抜く学生自治会の建設と一体で闘おう。

成田をゼネストの拠点にしよう

 9月17日、成田空港の第3滑走路整備やB'滑走路延長、深夜離着陸制限の緩和などについて国交省と成田空港会社(NAA)、千葉県知事、地元9市町村の首長らがともに議論する「4者協議会」が開催され、国はNAAに事前調査を要請した。4者協議会で第3滑走路の建設計画をテーマとしたのは初めてであり、反対同盟は徹底弾劾をたたきつけた。
 国が空港機能強化の必要性の口実としている「発着枠需要増大の予測」はまったくのインチキにすぎない。成田の年間発着枠30万回に対し、昨年の発着回数は約23万回と全く埋まっていないのだ。機能強化は朝鮮侵略戦争に向けた体制づくりにほかならない。
 4月27日の日米安保ガイドライン改定で「民間空港、港湾の軍事動員」が明記された。公務員と並び空港労働者であるパイロット、乗務員、整備士などへの戦争動員との闘いが決定的になる。空港労働者を組織し、戦争動員と外注化・非正規化と闘う労働組合を獲得・結成し、成田をゼネストの拠点にすべく地区党建設と一体で闘おう。
 裁判所による農地の強制収用阻止の緊急5万人署名を集めよう。あらゆる職場・キャンパス・地域で賛同署名を集めよう。
 10・11全国集会に大結集しよう!
〔土屋栄作〕

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