各地区で国鉄集会

週刊『前進』06頁(2700号02面04)(2015/10/05)


各地区で国鉄集会

動労総連合を東京に
 東京南部集会で戦闘宣言

 9月27日、品川区内での南部国鉄集会に41人が結集しました(写真上)。国鉄労働者が多数参加し、そのうち6人が発言しました。国労旭川闘争団の成田昭雄さん、JRの駅で闘う労働者、南部労組交流センター代表の国鉄労働者。圧巻は、職場での労災隠しを弾劾したことで雇い止め解雇されたJR関連職場の青年が解雇撤回まで闘うと宣言したことです。
 動労千葉の長田敏之執行委員が基調となる講演をし、「外注化撤回、非正規職化絶対反対の10・1ストは同時に戦争を止める労働組合の闘いとなる」と提起しました。
 教労の仲間は「既成労組の屈服を許さず『教え子を戦場に送るな』と闘おう」と訴えました。
 集会のまとめで国労の吉野元久さんは、「動労千葉労働運動と一体になって新たな労働組合を東京からつくる」と戦闘宣言を発しました。動労千葉を支援する会・東京南部の労働者は「動労総連合を東京に建設しよう」と呼びかけました。
 司会を始め全過程を青年が担いリードしました。
(東京南部・ON)

翌日の動労水戸ストへ決意固め
 事故弾劾し土浦集会

 9月27日、茨城県土浦市で国鉄闘争全国運動の「解雇撤回・非正規職撤廃・被曝労働拒否/たたかう労働者集会」が開催された。強制出向の延長と事故続出に対する動労水戸のストを翌日に控える中、50人が参加した。
 東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会の織田翔子書記長、動労水戸の石井真一委員長、動労水戸土浦支部の曲山安夫さんが提起を行った。織田さんは、被曝労働拒否の闘いと非正規職労働者自身の決起に未来を開く展望があると強調した。曲山さんは、土浦運輸区構内でJRとMTS(水戸鉄道サービス)が無資格者に運転させた前代未聞の大事件を暴露・弾劾した。
 市東さんの農地を守る会・茨城や労働組合などが次々と決意を表し、翌日の動労水戸ストへの決起を誓い合った。
(T)

連帯高崎がストの勝利熱く報告
 さいたま市の集会で

 9月27日、さいたま市で開かれた国鉄集会は40人が参加し大成功した。
 司会は会社の組合つぶしと闘うさいたまユニオン大石運輸分会の笠松書記長。鈴コン分会支援・連帯共闘代表呼びかけ人の花輪不二男さんが連帯あいさつを行った。
 9月12日にストライキを闘った動労連帯高崎から鈴木喜平、木村洋一両組合員が発言。「ストへの共感が広がっている。声を上げようという空気になっている」「生まれて初めてストをやったが支援に涙が出るほど感激した」と語った。
 さいたまユニオンの田畑典保委員長が集会の基調を提起。鈴木達夫弁護士が「国会闘争の総括と展望」と題して講演を行い、来年の参院選を闘う決意を語った。大石運輸分会、野崎工業分会の仲間が発言し、10・24大石運輸包囲闘争への結集を訴えた。
(小川徹)

戦争とめるのは職場での闘いだ
 相模原で団結集会

 9月25日、国鉄闘争全国運動・相模原が呼びかけ38人が結集しました。
 8月に爆発事故が起きた米軍相模補給廠(ほきゅうしょう)に隣接する病院の労組委員長・荒井素子さんが基調を提起。職場の闘いとストが戦争を止めると訴えました。
 動労水戸の高野安雄副委員長は、動労水戸結成以来の歩みを講演。仲間との強い団結があったからこそどんな反動にも闘ってこれたし、被曝労働絶対反対で闘う原点をつくったと語りました。
 湘北合同労組の仲間が職場の不当な人事への闘いを報告。婦人民主クラブ全国協相模原支部の仲間は障害者福祉の介護保険への統合強制との闘いを報告し、絶対反対の声を上げることの大切さを強調しました。湘北合同労組委員長がまとめと団結がんばろうで気合を入れました。
(相模原・鶴田ひさ子)

動労西日本新人迎え
 組織拡大に広島集会わく

 9月27日、広島国鉄集会が70人の結集で開催され大成功した。集会に先立ち広島連帯ユニオンの第28回定期大会が同会場で開かれた。
 開会あいさつに立った広島連帯ユニオンの鈴木委員長は「戦争か、労働者がストで資本家をつぶすのか、今が大きな分岐点だ」と訴えた。婦人民主クラブ全国協広島支部の安芸太田町の仲間、広島大学学生自治会が連帯あいさつを行った。
 動労西日本が特別報告を行った。大江照己委員長は新組合員を紹介し、会場がわき立った。岡崎組合員が「職場廃止攻撃に対し絶対反対で闘う」と決意を表した。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の伊藤晃さんが講演した。広島連帯ユニオン副委員長に就任した矢田三恵さん(高陽第一診療所労組書記長)の基調提起に続いて各職場からの決意表明が行われた。

岡山でこそ動労西日本拡大する
 山田書記長が提起

 9月27日、岡山市内で岡山国鉄集会を30人の結集で開催した。
 動労西日本の山田和広書記長が基調を提起し、広島支部での組織拡大を報告、吉備線民営化と岡山気動車区廃止に絶対反対で闘い、「非正規化・外注化を粉砕し動労西日本の組織拡大を岡山でもかちとろう」と訴えた。
 自治労倉敷の百本委員長が「自治体民営化に絶対反対で闘う」と述べ、岡大医学部職員組合の矢田さんは「医療法が改悪され『岡大病院の持ち株会社化』が解禁された。全員解雇・非正規化絶対反対で闘う」、岡山マスカットユニオンの清水委員長は「組合の組織拡大はUAゼンセンとの闘いだ」と語った。岡山マスカットユニオンの木村書記長が「職場の怒りを束ね、11・1集会へ大挙結集しよう」とまとめた。

動労西日本米子支部の躍進誓う
 共同の課題と確認

 9月23日、米子市文化ホールで国鉄集会が開かれ、「動労総連合を全国に!」を猛然と前進させる集会となった。
 動労西日本米子支部の鷲見貢支部長が「戦争か革命かを問う新たな情勢が始まった。すべては動労総連合の全国的建設にかかっている」と開会あいさつを行った。動労西日本の山田和広書記長が基調報告に立ち、「すべてを生産し、動かしている労働者階級にこそ力があり、決定権がある。私たちが歴史を動かす」と宣言し、9月9日に米子支社管内で起きた旅客列車の正面衝突寸前の事故や後藤総合車両所などで頻発する労災事故を暴き、外注化・非正規職化を弾劾した。
 討論を通して動労西日本建設を共同の課題として闘うことが確認され、動労千葉を支援する会・山陰が「11月1万人結集へ総決起しよう」と行動方針を提起した。

動労総連合建設へ金沢市で集会
 展望はあると確信

 9月27日、金沢市の石川県文教会館で北陸国鉄集会を開催し、20人が結集しました。
 動労水戸の辻川慎一副委員長が講演し、「解雇撤回の闘いは、成果の問題ではなく、人間的団結を取り戻す闘いだ。労働者が団結を守り抜いた時に敵が崩れる」「3・11と真っ向から闘う被曝労働拒否の闘いは、何のために国鉄労働運動をやってきたのかが問われた」と語り、「ゼネストと国際連帯の力で戦争を止めよう」と訴えました。
 全学連が国会闘争を報告し、動労西日本が「動労総連合を全国に組織していく時代に入った。やればできる時代だ」と、北陸での動労総連合建設の展望を熱くアピールしました。
(北陸・郵政労働者K)

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