橋下による「D評価が2回で分限免職」を団結し打ち砕け

週刊『前進』06頁(2701号03面02)(2015/10/12)


橋下による「D評価が2回で分限免職」を団結し打ち砕け


 橋下による大阪市職労働者への分限免職と降格処分を絶対に許さない。
 「本人にも責任があるのでは」という意見が出ている。そういう分断に橋下の狙いがある。仕事が回らないから周りに怒りが向かう。しかし現場を顧みずに要員を減らし民営化・外注化・非正規職化を進めた橋下が職場を破綻させているのだ。
 この攻撃は全労働者に向かう解雇攻撃だ。(処分の口実とされた)「仕事が遅い」「ミスが多い」「報告をしない」は全部自分に当てはまる。みんな萎縮して毎日チクリにビビリながら働くことになる。非現業ばかりがターゲットにされたのも意図的だ。しかしこれは労働者の闘いで崖っぷちまで追い詰められた橋下の断末魔のあがきだ。労働組合が旗を立てれば分断を粉々に打ち砕くことができる。
 市労連も抗議すると言っているが、評価制度確立を方針にした労組のスキをついた解雇攻撃であり、原則を崩したらあかんということがあらためてはっきりした。評価制度撤廃、解雇撤回の闘いで労働組合を復権させよう。ミスの一切の責任は当局にある。ここでこそ組合の真価が問われる。
 職場への攻撃は激しくなっている。民営化は止まらず、保育士は大幅賃下げ、学校では30代で頭打ちの給料表が作られようとしている。市職本部は9月大会で(当局の進める)「総合区の活用」を打ち出し、保育士給料表の撤回を言わずに「民間保育所の処遇改善を」と言った。民営化推進に完全にかじを切ろうとしている。組合が裁判で勝っていても「分会会議を職場ではやるな」と言ってくる管理職。組合はこういう現場の攻防から逃げている。しかし労働者はけっしてあきらめていない。分会会議を呼びかければ皆参加してくれる。団結を取り戻したいという欲求はより一層強くなっている。
 労働者の未来は、労働組合がここでどうするかで決まる。現場労働者と真正面から向き合い、ストライキで闘う組合を奪い返していきたい。
(10・2関西集会での大阪市職労働者の発言)
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