団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』08頁(2702号06面05)(2015/10/19)


団結ひろば 投稿コーナー

権力に屈しない運動がここにあるんだ! 東北大学 今井治郎

 10月14日にかちとられた全学連の仲間4人の勾留理由開示公判と東京地裁包囲デモは、警察・検察・司法権力が一体となった国家の支配構造を満天下に明らかにする闘争となりました。
 今回のスパイ問題は、あらためて新自由主義下での資本家階級の労働者観、学生観を浮き彫りしました。それは、「カネさえ差し出せば、仲間も売り渡す」という本当に醜悪な人間観です。これを打ち破る団結をつくれるかどうかに、戦争を止める闘いの成否がかかっています。僕たちが9年半の法大闘争の中で、あるいは動労千葉の労働運動や三里塚闘争の中で培ってきたことを真に生かす時が来たのです。
 今回のデッチあげの「事件」、あるいは国会前での逮捕など、国家権力は闘う勢力に対してマスコミを使った「過激派キャンペーン」をさらに激しくかけてくるでしょう。しかし、それは大チャンスです。
 ある人はテレビを通して、ある人は街頭でビラを受け取って僕たちの闘いを知る中で、「国家権力に屈しない労働運動、学生運動がここにあるんだ」ということを知ります。僕たちと出会い、確信し、立ち上がる人の姿が見えるようです! 断固、この道を行こう!

シールズの犯罪性を暴く全学連のDVD 学生 N

 全学連が制作したDVD「安保国会闘争の記録」を受け取った。仲間とともに安保国会闘争に参加したかったが事情でそれがかなわなかった私は、悔しさと後ろめたさを感じながら闘争の記録を見た。すると、「リベラル勢力」に担ぎ上げられているシールズの犯罪性が暴露されている。
 彼らは、暴言と暴力によって全学連を国会前から排除しようと、警察権力ではなく全学連に「帰れコール」をするなど必死だった。暴力を行使しているのは彼らの方ではないか。
 彼らには、マルクス主義や労働といった人間の共同性によって立つ視点と路線が圧倒的に欠けている。それゆえに、資本主義体制の枠内で問題が解決できるかのようにうそぶき、中身のない空言である「過激派」キャンペーンしか張ることができない。
 全学連に対する攻撃に疑問を感じ、「シールズ、おかしいだろ」と言った人たちに対して、彼らは「中核なのか?」「(警察に)突き出すよ」などと、まったく許しがたい脅し文句を浴びせた。挙句の果てには、「警察でもなんでも使ってやる」「警察と仲良くする」などと居直った。彼らが主張する「自由と民主主義」とは一体何なのか。
 彼らのような明確な反革命の存在が、体制を左の側から支えている。断じて許しがたい。私の大学には彼らに好意的な学生もいるので、シールズを反革命として焦点化し、11月集会には仲間を連れて結集したい。

反戦・反基地フェスタで11・1集会結集訴え 相模原 T



 10月10日、小田急線・相鉄線の大和駅東口広場で、米軍の厚木基地、キャンプ座間、相模補給廠(しょう)などがある神奈川県央の反戦・反基地のピースフェスティバルが開催されました。百万人署名運動と婦人民主クラブ全国協・相模原支部、労組交流センターの仲間たちが出店し、宣伝戦に打って出ました。
 テントには「ストライキで戦争止めよう! 国鉄解雇撤回! 非正規職撤廃! 安倍倒せ!」と大きく書いた看板を出し、決起している世界の労働者の写真展、星野さんの絵画のレプリカなどを展示しました。子どもたち向けのゲーム、民主労総ゼネストと全学連国会闘争報告のビデオ上映会なども行いました。婦民の仲間がステージから11・1全国労働者集会への結集を訴えました。
 許すな改憲1000万署名と、星野署名、さらに三里塚緊急5万人署名を展開し、たくさん集まりました。
 11・1集会のビラまきとチケット売りも元気に展開し、大注目されました。被解雇者の元国鉄労働者や学生、あまりのひどい労働条件に辞表をたたきつけて辞めてしまったと語る介護労働者、星野さんの闘いに触れて感激したという人などがチケットを買い、集会参加を約束してくれたのは、ホントにうれしかった。残る数週間頑張ります!

星野さんの降格処分に11月集会で反撃を 徳島星野文昭さんを救う会 元木美起子

 星野文昭さんに「2類から3類」の降格処分がありました。許せません。徳島刑務所側は「9・6徳刑デモとは関係ない」と言っていますが、明らかに報復です。
 暁子さんが直後の刑務所への申し入れで9・6デモの話をすると、刑務所側は「町の人たちはどうでしたか?」と聞いてきました。
 暁子さんが「デモのビラをまき、あいさつに行きました。町の人たちも見守ってくれ、応援してくれる人もいました」と好意的に受け取られていることを話し、「苦情など来ていますか?」と聞くと、「それはない」との返事。刑務所にとっては明らかに打撃だったのです。
 9・6デモから戦争法案反対の幾万もの国会闘争に対し、4人の学生への報復弾圧がありました。このような危機的対応でしか体制を維持できないところに労働者民衆の側が「押している」ことを実感できます。
 9・6徳刑包囲デモを「なかったことにする」ために、差し入れの写真を墨塗りしたり、記事をはさみで切ったりしています。星野さんには暁子さんの言葉によってしかデモの様子が伝えられません。そこを狙って面会日を短くする刑務所は、本当に許せません。
 でも、私たちが、星野さんの「獄壁が薄くなった」と感じた思いを共有したことは、どんなことがあっても奪えません。
 国鉄闘争と一体で、絵画展を通して、創意工夫しながら全国各地に星野救援運動を広げてきた力で絶対に弾圧を跳ね返しましょう。必ず星野さんを取り戻しましょう。星野さんの降格処分に11月集会1万人結集で反撃しましょう。

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