10・21国際反戦デー 〝ストライキで戦争とめよう〟 学生先頭に250人が渋谷デモ

発行日:

週刊『前進』06頁(2703号01面02)(2015/10/26)


10・21国際反戦デー
 〝ストライキで戦争とめよう〟
 学生先頭に250人が渋谷デモ

(写真 全学連や闘う労働組合を先頭に繁華街をデモ【10月21日 渋谷区】)

 10月21日、全学連と全国労組交流センターの呼びかける10・21国際反戦デーの一日行動が都内で行われた。逮捕・勾留されていた全学連の4学生を19、20日に全員不起訴で奪還し、その喜びと勝利感があふれる中で10・21闘争は大成功した。
 全国学生は昼に法政大学包囲デモを打ち抜き、夕方から渋谷・ハチ公前広場で大街宣を行った。その後、渋谷デモに先立つ代々木公園ケヤキ並木での集会には、首都圏を中心に250人の労働者・学生が結集した。

4学生が登壇

 代々木公園での集会は首都圏の学生の司会で始まった。冒頭、奪還された全学連の4学生が大きな拍手と歓声を受けて登壇した。
 「反戦運動・学生運動への破壊攻撃を完全に粉砕した。勝利感でいっぱいです」(石田真弓君)
 「『警察に介入されたら運動は終わり』と言う勢力がいるが、僕たちは団結の力で国家権力に勝てると証明した。この団結を拡大し反戦ストをやろう!」(安澤和芳君)
 「勝利の核心は完全黙秘です。完黙を貫くことで獄内外が一体となり、新たな仲間が次々と決起した。この力で安倍を倒そう!」(古郡陸君)
 「敵は公安警察だけではなく、戦争法を進める安倍、労働者の首を切る資本家、戦争に協力する大学人、そして安保も自衛隊も認めて『国民連合政府』をつくろうという共産党――これらすべてが戦争を推進する犯罪者だ! しかし戦争は必ず止めることができる。この秋、京大の反戦ストライキから11・1労働者集会へ全学連は突き進みます!」(深田力君)
 4人の熱烈なアピールに会場全体が再度大きな拍手で応えた。

スト突入を宣言

 続いて全学連の斎藤郁真委員長が「弾圧を粉砕した地平から京大、東北大ストライキへ! そして11・1集会に1万人の大結集を実現しよう!」と力強くアピールした。
 森川文人弁護士が4学生奪還の勝利を確認し、「あらゆる弾圧を粉砕してきた私たちが主流派に躍り出よう」と訴えた。
 動労千葉の繁沢敬一副委員長は、10・31〜11・1に千葉運転区廃止反対の指名ストに立つことを宣言、「国会前で爆発した戦争反対の怒りを日比谷に総結集し、1万人結集を!」と訴えた。
 法大文化連盟の武田雄飛丸委員長が昼の法大デモを報告し、京都大学同学会の作部羊平委員長が10・27京大反戦ストへの突入を宣言。さらに東北大で闘う学生が京大に続く東北大ストの実現へ決意表明を行った。
 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸書記長は、10月17日にストを打ち抜いたことを報告し、「11・1集会1万人結集と職場・大学のストライキで国家権力にわれわれの力を見せつけてやろう!」と鮮烈にアピールした。
 青年労働者からの発言や各地区での報告を受け、いよいよ渋谷デモに出発。デモ隊は「安倍を倒せ!」「ストライキで戦争とめよう!」のリズムコールとドラム音を響かせ、沿道から圧倒的な注目を集めながら、神宮通り公園まで行進した。
このエントリーをはてなブックマークに追加