国際連帯アピール 資本主義を終わらせよう

週刊『前進』08頁(2705号02面02)(2015/11/09)


国際連帯アピール
 資本主義を終わらせよう

 11・1全国労働者集会には韓国・民主労総、ドイツ機関士労組、トルコで階級的労働運動を闘う国際労働者連帯協会(UID―DER)の労働者を迎え、新自由主義と闘う国際連帯の発展を切り開いた。さらに、クルド人を始めとした在日・滞日労働者が発言した。(編集局)

労働市場構造改悪粉砕する
 民主労総ソウル地域本部事務処長 ソンホジュンさん

 安倍政権の軍国主義再武装に対抗した労働者人民の抵抗闘争は、日本全域を揺り動かしています。過去、日本の軍国主義支配勢力が起こした戦争で、日本だけでなく周辺国民衆まで骨肉争う惨禍(さんか)の中に死んでいったことを記憶するならば、同志たちの闘争はアジアはもちろん全世界の平和と人類の真の民主主義を守る闘争になると確信しています。
 今、韓国の労働者と民衆もパククネ政権の労働法改悪に対決し苛烈(かれつ)な闘争に立ち上がっています。パククネ政権は労働法改悪を通じて賃金と労働条件をより一層悪化させ、労働者をより一層安易に解雇できるようにし、非正規職と間接雇用労働者を拡大しようとしています。
 民主労総は11月14日、全国20万労働者と農民がソウルに集結する総決起闘争を予定しています。これを始めとして11月と12月につながるゼネストで勝利の瞬間までけっしてしりぞかず闘うことを決意しています。
 同志のみなさん。最後まで闘い、勝利する自信がありますか? もし不足するなら、ともに闘おうではありませんか。それでも不足するならば全世界の労働者が団結してともに闘おうではありませんか。
 安倍政権の労働者への攻撃をともに防ぎきろう。パククネ政権の労働市場構造改悪を粉砕しよう。新自由主義・資本主義を終わらせよう。
 万国の労働者、団結せよ! 資本主義の抑圧の鎖を断ち切ろう!

世界戦争準備見抜き闘おう
 ドイツ機関士労組ベルリン都市鉄道支部長 クルト・シュナイダーさん

 資本家どもと彼らの政府は労働者の職場における労働組合としての権利、人間としての権利に対し、大がかりな攻撃をかけてきています。私たちは新たな世界戦争への準備が行われていることを見抜かなければなりません。今、私たちが戦争への明らかな策動に闘いを開始しなければ戦争を阻止することは後になればなるほど困難になるでしょう。
 ドイツ機関士労組はこの1年間にわたって合計400時間にのぼるストライキを行い鉄道当局の攻撃と闘ってきました。若者たちの未来の基礎を築くために、ともに断固とした闘いをやっていかなければなりません。
 闘わない者はすでに敗北している。なぜなら抵抗のないところで初めて資本家どもは彼らの犯罪的な政治を貫徹できるからです。闘う者はすでに勝利している。というのは一つひとつの闘いの経験を通じてその後の闘いをより豊富な、より広範な、より大衆的なものに強化することができるからです。国際連帯万歳、団結してがんばろう!

心をひとつに資本家にノー
 トルコ・国際労働者連帯協会(UID―DER) ジェミル・カライジュさん

 われわれは何千㌔も離れたところからやって来ました。われわれの声をみなさんの声と重ねるために、みなさんとスクラムを組むために、そして労働者階級の国際的な団結を強化するために!
 2、3週間前、トルコでの平和集会に野蛮な攻撃が加えられました。100人を超えるわれわれの兄弟姉妹が命を奪われ、数百人がけがを負いました。この虐殺は、AKP政府の攻撃的政策の結果、引き起こされたものです。彼らは権力の座に居座り、中東での帝国主義政策を続けるためにこのような事件を起こしたのです。
 われわれは深い悲しみに沈み、また激怒している! この虐殺を忘れないし、忘れさせてはいけない。われわれは組織し団結し彼らに対して立ち上がる。そのことでこの事件の責任者に罪を償わせる。
 集まって声をひとつにし、心をひとつにし、こぶしをひとつにして資本家階級、資本主義体制に対して立ち上がりましょう。そして彼らにこう叫びましょう。「お前らはノーだ、お前らの腐った制度もノーだ、お前らの戦争もノーだ、お前らの経済危機もノーだ、原発も核兵器もノーだ」と。われわれに必要なのはわれわれ自身の力を信じ、次なる闘いのステージに前進することです。

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