11・29星野全国集会・デモへ② 星野同志への降格処分弾劾 全社会的な反撃をつくり出そう 9・6デモへの卑劣な報復弾圧

週刊『前進』08頁(2705号06面02)(2015/11/09)


11・29星野全国集会・デモへ②
 星野同志への降格処分弾劾 全社会的な反撃をつくり出そう
 9・6デモへの卑劣な報復弾圧

(写真 9・6徳島刑務所包囲デモ。星野同志の顔写真の巨大パネルが正門でデモ隊を迎えた)


 この10月、徳島刑務所は、星野文昭同志の獄中処遇に関する区分を2類から3類に下げるという許しがたい攻撃をかけてきた。これは、9・6徳島刑務所包囲デモの爆発に対する、一片の正義もない卑劣な報復弾圧である。満身の怒りで弾劾する。
 星野同志解放を真っ向から掲げた9・6徳島刑務所包囲デモは、星野救援会を始め、闘う労働組合、全学連など720人が結集して、星野同志との団結を深め、文字通り「獄壁を薄くする」闘いとして打ちぬかれた。
 獄中41年にわたり無実を訴え、反戦を非転向で貫く星野同志は、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現を訴えてやまない。人間解放を求め、国家権力への絶対反対を貫く星野同志の闘い、星野解放闘争は、今年50カ所を超えて開催された絵画展を通して総計1万人の人びとを獲得し、100万人民との結合を具体的に開始した。
 9・6デモは、安倍政権の戦争攻撃に怒る国会前12万人、全国100万人民の決起と一体のものとして、その最先端で闘いぬかれた。朝鮮侵略戦争切迫下で、星野同志の存在と闘いは、決起を開始した100万労働者人民のエネルギーを根底から解き放つ力として存在しているのだ。

戦争法と一体で闘争圧殺を狙う

 9月16日、東京高裁・奥田正昭裁判長は、星野同志の面会・手紙国賠訴訟の控訴審で極反動判決を下した。徳島刑務所による友人面会不許可を容認したばかりか、一審判決を覆し、弁護人接見を面会回数に数え、妻・暁子さんの面会を回数オーバーとして不許可にしたことまでも違法性はないとした。
 この反動判決に続く今回の降格攻撃は、星野同志の闘いが階級の怒りと結合することへの日帝・安倍政権の恐怖に駆られた闘争圧殺攻撃だ。
 安倍政権は、世界大恐慌の本格的な爆発の中で、絶望的な危機を深め朝鮮侵略戦争に突入しようとしている。9月19日の戦争法案強行採決も、沖縄県民の総意を無視した辺野古新基地建設への突進もそのためだ。また、10月20日、日韓防衛相会談で中谷元・防衛相は、「韓国の有効支配が及んでいる範囲は軍事境界線の南側だけだ。自衛隊の北朝鮮上陸に韓国政府の承認は必要ない」と、露骨に朝鮮侵略戦争への意図を語った。

分断を打ち破り星野同志奪還を

 徳島刑務所が処分の口実とした事実は、いずれも8月に起きている。徳島刑務所は9・6デモに恐怖し、あらかじめ星野同志を監視して、口実をつくったのだ。
 工場で作業を統括している星野同志には作業上のことで仲間から何かと声をかけられる。それに返事したことを、看守の許可を取らなかったと、マイナス評価のEをつけた。食事の配膳時に新聞を片付けていたことに対して「新聞を読んだ」と言いがかりをつけて、Dをつけた。半年のうちにD、E評価が2回あれば降格だというのだ。
 今回の処分で面会が月5回から3回に、手紙の発信も月7通から5通に減らされた。また、差し入れの新聞、パンフレット、手紙などは、9・6デモに関する一切の記述が墨塗りされた。獄中と獄外との団結に恐怖し分断を狙う攻撃だ。絶対に許さない。
 全国の救援会と労働者人民は怒りに震え、猛然と反撃を開始している。徳島刑務所に抗議の文書や申し入れ、はがき、ファクスが次々と送られている。
 降格処分の不当性と徳島刑務所の非人間性を徹底的に暴き、全社会的な反撃をつくり出そう。獄中処遇を改善させよう。新自由主義への渦巻く怒りと一体で、労働者人民の総決起を実現しよう。その怒りと闘いで、2010年代中期階級決戦の渦中で絶対に星野同志を奪還しよう。
 11・1労働者集会を成功させた地平で11・29星野全国集会を大成功させ、星野文昭同志解放へ進撃しよう。
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抗議先 〒779―3133/徳島市入田町大久200―1/徳島刑務所長 竹中晃平

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今こそ星野文昭さんを取り戻そう
11・29全国集会
 11月29日(日)正午開場、午後1時開会
 星陵会館 (東京都千代田区永田町2―16―2/電話03―3581―5650/地下鉄・永田町駅6番出口から3分、赤坂見附駅11番出口から7分)
 ◎デモ 午後3時40分出発
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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