団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2706号06面05)(2015/11/16)


団結ひろば 投稿コーナー

11月集会に戦争阻む展望があると実感!
 沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺知晃

 11・1労働者総決起集会に沖大から参加しました! 参加は今年で3回目でしたが、今までで一番「ここに戦争を止める展望がある」と感じる集会になりました!
 戦争情勢下で打ち抜かれた集会に駆けつけたトルコ・韓国・ドイツ・スイスなど世界の労働者の発言を聞いてひしひしと感じたことは、「戦争を止めたい」という強烈な思いと「そのための労働者階級の連帯をつくりたいんだ!」という強烈な欲求です。戦争を止める闘いは切迫した問題であり、今の自分の殻を打ち破って世界の仲間に負けないようなストライキを闘わなければならないと思いました。
 労働者のストライキと国際連帯で戦争を止めることを誓い合った11月集会に貫かれていた思想は、労働者を搾取してきた資本主義社会は終わりであり、労働者がこの社会の主人公にとって代わるために団結して闘おうということです。
 民主労総の同志は「帝国主義を打倒しよう!」と明言しました。トルコの労働者は「個別の闘いを一つの闘いにしなければならない」と訴えていました。動労千葉の田中委員長は「今求められているのは、労働者の闘いを国会に閉じ込めることですか? 違います。労働組合がストライキをやって社会に登場し、労働運動を復権することです」と訴えました。こういう思想を体現する運動に辺野古新基地建設を止める力もあります。
 僕と一緒に初めて11月集会に参加した沖大生は、世界の労働者の発言に感動していました。
 戦争を止める労働者の団結と路線がはっきりと示された11月集会に、もっと多くの沖大生と一緒に参加できなかったことが本当に悔しいです。直ちに沖大キャンパスに戻って、組織を拡大し、世界の仲間から差し伸べられる手に応える沖大反戦ストライキを絶対に打ち抜きたいと思います!

学生の怒りを束ねて反戦ストに向け闘う
 広島大学学生自治会委員長 森田寛隆

 11月労働者集会は、労働者階級の国境をも越えた団結で戦争を阻止し、私たち自らの力で、生きられない今の社会を根底から変革する出発点として、画歴史的に打ち抜かれました!
 私たちの広島大学は原発を、戦車をトルコに売っている日本最大の軍事企業・三菱重工を経営協議会に抱え続けています。「平和を希求する精神」を建学の理念に掲げながら、戦争協力反対の立場を示せという10月20日の私たちの申入書を受け取りさえしませんでした。これが「何のために学問するのか」という根本的な理念さえ失い、戦争情勢下にありながら研究費ほしさに防衛省の軍事研究公募に当たり前のように応じていく新自由主義大学の姿です。広島大学にも、この公募に応じようとしていた研究室があったことが明らかになっています。
 10・27京大バリケードストライキは、このような戦争拠点となっていく大学のあり方に対して、「戦争情勢の中で粛々と静かに行われている授業が1秒たりとも許せない!」という学生の根源的な怒りをたたきつけました。この怒りは京大生のみならず全学生の怒りです。
 学生自身が世界で闘う労働者とともにストライキで社会を変えることができる! この実力行動の端緒が京大から切り開かれました。広島大学からも、学生の怒りを一つに束ね、京大に続く反戦ストライキに向かって闘います! 世界で苦闘する99%の労働者・学生が仲間です。すべての学生は今こそ立ち上がろう!

障害者解放めざして『前進』を力に闘う
 九州 鳥飼音子

 『前進』の「知る・考える/用語解説」を読むのが好きだ。簡単に分かりやすく書かれているので、「なるほど」と思いながらいつも読んでいる。
 第2704号を開くと用語解説は「障害者解放闘争」。見るなり「私のことが書かれている」と感じ、思いがあふれた。ずっと前に、職場でのパワハラやいろんなことが重なり、何度も死のうとしたことを思い出した。
 現在も投薬治療を受ける私は「障害者」だ。いまは仕事を探しながら障害者の就労支援センターに通っている。化粧をし、スカートをはいて、ストッキングに身を包んだ姿でお辞儀の練習をしていたら気分が悪くなった。過去の辛い体験を思い出し、緊張で気持ちが高ぶったのかもしれない。
 「ストライキで闘おう!」と声を上げるが私には職場がない。もどかしい。それに言わなきゃ分からない(言っても分からない場合もある)障害を人に伝えることは、自分の弱みをさらけだすようで勇気がいる。相手を信じられなかったら言えない。
 だけど最近、見えない障害をオープンにし、闘う人が増えた気がする。私も仲間に自分の体調を話すようになった。大切なのは仲間との団結をしっかりしたものにすることだと気付く。
 今の社会の在り方を許せないと体で叫ぶ私。人間が人間らしく生きられる社会にしたい。いっしょに呼吸する仲間がいることが支えになっている。個別の問題や取り組むべき課題、あらゆる分断をのりこえて、ともに闘いたい。

京大の反戦バリストを支持し感謝します
 非正規労働者  M・T 

 11・1全国労働者総決起集会に参加した。集会前の、全学連へのスパイ―デッチあげ大学事件で4人の仲間を奪還したという報告に感動した。
 また京都大学での反戦バリストを絶賛する次第。10・27バリストのDVD(500円)を買いました。
 この中で大学当局は、「ストライキは犯罪だ」という珍説を述べている(笑)。不可解。バリケードは粛々とした学習環境を妨害したという理由らしいが、粛々とした学習環境だと主張できるのは、百歩ゆずっても義務教育に対してだろう。大学は学問をする場である。
 有名なベルトルト・ブレヒトは、本当に学問をする学生に次のように呼びかけている。「忘れるな、抵抗した仲間がいたことを。きみたちはここに座っているが、かれらはもういない。こんどこそひきこもらずに、ともにたたかえ。学ぶことの意味を学び、二度と手放すな」(『平和案内』より)。京大当局はブレヒトを学ぶべきだ。
 京都大学同学会委員長・作部羊平さんに一言。「われわれがやれなかったことをよくやってくれた。感謝します」

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