世界革命へ大挑戦 2016年の決意 動労総連合東京を建設し革命の拠点を打ち立てる 革共同東京都委員会

週刊『前進』04頁(2713号03面02)(2016/01/11)


世界革命へ大挑戦 2016年の決意
 動労総連合東京を建設し革命の拠点を打ち立てる
 革共同東京都委員会


 東京都委員会は年頭にあたり、動労総連合東京建設を先端に、首都・東京に階級的労働運動の幾多の拠点をうち立て、その力で朝鮮侵略戦争を絶対に阻止するために闘うことを誓う。国鉄決戦と7月選挙決戦の勝利をもって日帝・安倍政権を徹底的に打倒しよう!
 安倍政権は昨年12月28日、日本軍「慰安婦」問題で10億円の基金拠出と引き換えに「二度と慰安婦問題を蒸し返さない」という卑劣極まりない日韓「合意」を取りつけた。これをマスコミはこぞって安倍外交の成果と絶賛し、日本共産党委員長の志位は「問題解決に向けた前進と評価」し、安倍を全面賛美している。しかしこれは、北朝鮮の体制崩壊を見すえた日米韓軍事同盟強化による朝鮮侵略戦争の政治以外のなにものでもない。日韓労働者人民の革命的決起への反革命攻撃にほかならない。
 戦争法に反対のポーズをとってきたやからが、いざ戦争が具体的に始まろうとするやいなや、戦争協力に率先して転向するという「第2インターナショナルの崩壊」情勢が起こっている。今こそ、宣伝・扇動の変革と飛躍、革命的大衆行動の組織化、闘う労働者党の建設という課題をすべて命がけで実現する闘いに決起するときだ。
 戦争は暴力的手段を使った、支配階級が現に行っている政治の延長である。安倍の「命より金」の腐敗しきった政治。外注化と総非正規職化で人間をモノ同然に扱い、人間的共同性を破壊して人と人とを分断・対立させ、未来を奪っている政治。排外主義をあおりたて、他民族を侮蔑(ぶべつ)し抑圧する政治。こうした政治を凶暴に行い、労働者同士を殺し合わせ、1%の資本家だけが生き延びようとする、これが帝国主義戦争の本質なのだ。だが戦争はゼネストと国際連帯で絶対に止めることができる。パククネ打倒のゼネストを闘う韓国・民主労総と徹底的に団結して闘えば、戦争を止め、この社会を根本から変革できる。労働者は無限の力をもっている。
 安倍と1%の資本家どもは昨年の安保国会決戦の爆発の中に革命の現実性を見て震え上がった。だからプロレタリア革命が決定的に成長する前に、戦争と治安弾圧で、ゼネストと国際連帯の主体である労働組合を圧殺することに一切をかけてきているのだ。この攻撃を打ち砕き、労働者の国際的団結を革命の勝利に向けて前進させよう。その最大の攻防こそ国鉄決戦であり、動労総連合を全国につくる闘いだ。
 今こそ首都・東京のど真ん中に真紅の動労総連合旗をうち立てよう。5・27国労臨大闘争弾圧粉砕の裁判闘争に勝ちぬいた国労共闘の労働者と、JR関連会社の非正規職労働者が一つになった労働組合が登場し、駅業務の全面外注化と鉄道輸出(侵略)で生き延びようとするJR資本と職場で非和解に闘いぬくならば、東京の労働運動は革命的に一変し、階級的労働運動は主流派へと必ず飛躍できる。この闘いを先端にして、国鉄・郵政・自治体・教育の4大産別を先頭に、東京のすべての地区に労働組合の拠点をうち立てるのだ。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利に続き、合同・一般労組を拡大しよう。
 鈴木たつお弁護士を押し立てた7月参院選決戦(衆参ダブル選)は、動労総連合・東京建設を先頭に、労働組合の拠点を決定的にうち立てた時、その勝利の展望をこじ開け、新しい労働者の革命的政党を全人民の前に鮮烈に登場させる闘いとなる。ついに週2回発行となった機関紙『前進』を駆使して東京23区と多摩地区に職場細胞と地域細胞を網の目のように建設するのだ。革命的共産主義運動50年の歴史を発展させ、新たな党(地区党)を建設する気概をもって、価値創造的に選挙闘争を闘いぬこう。
 「世界革命への大挑戦」(1・1政治局アピール)は首都・東京の拠点化にかかっている。日本共産党スターリン主義をはじめとした体制内との党派闘争の最も激しい戦場であり、国家権力中枢との激烈な攻防点である首都をめぐる階級決戦に勝たずして、プロレタリア革命の勝利はない。職場・生産点での資本との「絶対反対」「階級的団結」を貫く闘いが階級協調派を粉砕し、1千万と結合する道を切り開く。
 法政大学での学生自治会樹立、反戦ゼネストへ闘う全学連の同志と団結し、東京決戦でプロレタリア世界革命を切り開こう。大恐慌の全面的激化と世界戦争の時代に、首都に労働組合拠点と学生自治会を築くことは、国際連帯とゼネストの司令部をつくりだす闘いだ。
 国鉄決戦と7月選挙決戦の勝利を革命戦略の中軸にすえて、日帝打倒・労働者権力樹立への本格的挑戦にうって出よう。7月選挙決戦を東京都委員会を先頭に全党の力で勝利し、本物の労働者階級の政党をつくりだそう。この決戦の中で、都委員会の同志は階級の指導部として自らを飛躍させよう。すべての『前進』読者は革共同に結集し、ともに闘おう。
 東京から「世界革命への大挑戦」を断固として宣言する!
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