2同志の不当逮捕許さない デッチあげ弾圧必ず打ち破る

週刊『前進』04頁(2717号04面01)(2016/01/25)


2同志の不当逮捕許さない
 デッチあげ弾圧必ず打ち破る


 2016年の冒頭から意気高く決戦に躍り出た革共同に対し、日帝国家権力・警視庁公安部は焦りに駆られて卑劣な弾圧を仕掛けてきた。
 1月18日、警視庁は「有印私文書偽造・同行使」なる容疑で東京都北区のマンションの一室を家宅捜索し、その場に居合わせた2人の同志を「公務執行妨害」をデッチあげて不当逮捕した。さらに警視庁は、1971年の11・14渋谷暴動闘争で星野文昭同志と同じく「殺人罪」をデッチあげられ指名手配中の大坂正明同志が、このマンションに「数年前まで潜伏していた」などと、まったく事実無根の大ウソをマスコミに流した。
 「私文書偽造」「公務執行妨害」「大坂同志の潜伏」など、すべて公安がデッチあげた作り話である。朝鮮侵略戦争の切迫する中、革命党と階級的労働運動の圧殺を狙った国家権力による卑劣な政治弾圧であり、5月伊勢志摩サミットに向けた治安弾圧である。絶対に許すことはできない。不当逮捕された2同志をただちに奪還し、弾圧を断固粉砕しよう!
 だが、そもそもこんな弾圧は、「世界革命への大挑戦」を開始したわが革共同と労働者階級の進撃をいささかも阻めるものではなく、むしろその怒りと闘いの炎に油を注ぐものでしかない。
 国鉄解雇撤回闘争は、昨年の動労千葉鉄建公団訴訟6・30最高裁決定をもって、ついに「JR採用差別は不当労働行為」であったことを認めさせた。この地平を武器に、国鉄闘争は今年、いよいよ日帝の基軸資本であるJR本体に対して解雇撤回・原職復帰の要求を突きつける新段階に突入する。2・14国鉄集会はその歴史的な出発点だ。この闘いと一体で、JRの青年労働者を先頭に外注化阻止・非正規職撤廃を闘う動労総連合の建設が、今や全国のJR職場で着々と進んでいる。
 さらに、安倍の戦争政治と真っ向対決し、国家権力の弾圧を敢然と粉砕して昨年の安保国会決戦を牽引(けんいん)した全学連に対し、日本中の労働者人民から熱い注目と期待が寄せられ、マスコミの取材も殺到し、テレビや雑誌で何度も特集されるようになった。不屈に闘い勝利してきた法大闘争10年の地平が、1千万の怒りの声と結合する情勢が到来している。
 そして、こうした階級的労働運動・学生運動の地平を代表して、7月参院選に鈴木たつお弁護士が、さらに衆参ダブル選となった際には衆院選に斎藤郁真全学連委員長がそれぞれ出馬することを宣言した。日本共産党を始めとした一切の政党・党派が安倍の戦争政治に屈服し、その推進役へと転向していく中で、鈴木弁護士と斎藤委員長に代表される戦争絶対反対の革命勢力の鮮烈な登場が、早くも圧倒的な注目を集めている。
 そして本年冒頭から『星野新聞』が創刊され、星野同志奪還の闘いが歴史的な大前進を開始した。これが日帝国家権力に与える打撃は計り知れない。今回の弾圧は、星野同志奪還闘争の前進に対する敵の恐怖のあらわれにほかならない。
 こうした躍動する情勢のただ中で、わが革共同が非合法・非公然体制を堅持する不抜の革命党として存在していることが、日帝国家権力をギリギリと追いつめ、弾圧へと駆り立てているのだ。
 弾圧を粉砕し、完全黙秘で闘う2同志を奪還しよう。2・14国鉄集会、3・11福島行動、16春闘の爆発をかちとろう!
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